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2002/Jan./02 ●VISOR用拡張ボード●の〜がきこれは、VISOR特有のSpring Boardコネクタに挿入することで、Spring Boardのバスを外部に引き出すものです。基本的にはSpringBoard開発のための試作用ボードへ接続するためのものですが、実はそれだけに留まりません。 HandSpring社のサイトでSpringBoardに関する技術的な資料をダウンロードして読むとわかりますが、実はあのコネクタにはVISORのCPUであるDragonBall....つまり、コアである68000のバスがホボそのまま出力されています。そして、汎用のチップセレクトのラインもあり、それはHandSpringのSDKを使用することで自由に使えます。また、割り込み線も存在します。 つまり、VISORは非常にコンパクトで柔軟性の高いマイクロコントローラの可能性を秘めていると言うことになります。しかも、OS/GUI/入力機能付きです。おいしいと思いませんか? というわけで、自分でもVISORを使ってちょっとした制御をしてみたくなったのですが、いかんせんコネクタがPC Cardと同じものであるために、信号の引き出しに問題があります。しかし、そういう製品は世の中に存在しません。 ならば、自分で作ってしまおうと思ったわけですね(^_^;)。 ●すぺっく仕様といってもそうたいしたもんではありません。回路図はコレです。単にバスを外部へ引きずり出すだけのものです。
J2〜J4は、基板上では2.54mmピッチのランドになっています。つまり、ココにヘッダピンを取り付けても、なんらかのコネクタを取り付けても構わないようになっています。 J4は、あまり使うことがないと思われるラインをまとめています。ですから、もしJ4のラインを使いたい場合には、J4にも1列のコネクタを取り付けることになります。が、基板上でJ3のNC端子へジャンパを飛ばしてから、J2とJ3だけで外部に信号を取り出すという使い方の方が便利でしょうね。 基板そのものの作成ですが、基板加工的に高度になるので、基板の製作は外注に出しました。これのイニシャルが結構かかってます(^_^;)。 ケースはATLから購入したものをちょっと加工して使います。要するに外部にコネクタを出したいので、本来ラベルを貼るスペースを穴あけしてしまうわけですね。
●組み立て方★ ご購入くださった宮本さんが、わかりやすいレポート 一番の難関は恐らくJ1のハンダ付けだと思います。でも、これは高密度用の細いハンダを使う限り、手ハンダでも問題がない事が確認できました。 コツとしては、紙テープかなにかでコネクタと基板を仮止めしておき、両隅の数本をハンダ付けしてしまうのが最良というのもわかりました。先に位置合わせを正確にしておいてテープで固定し、両隅の数本(GND)をハンダ付けし、正しい位置にある事が確認できたらテープを外して全部ハンダ付けすればOKですね。 コネクタの向きにはくれぐれも御注意下さい。まぁ逆向きはほとんどハンダ付けが不可能だとは思いますが。J1に使用するコネクタは、その足がコネクタの中心から微妙にオフセットしています。オフセットした方向に基板が付きます。
この時必ずチェックしてもらいたいのがコネクタと基板の隙間です。コネクタのプラスチックボディと基板の間に0.8mm程度の隙間がないと、基板が正しくケースに納まってくれませんのでご注意下さい。GNDの仮止めの段階で一度ケースに入れてみるというのが確実な方法だと思います。 ケースへ基板を入れる向きは、基板に部品番号の「ZV-0001-00」が浮き彫りになっている面がケースのラベル面側になるようにしてください。つまり、J1コネクタは部品面にハンダづけされています。ですから上記4枚の写真のうち、左上を除く3枚は裏返しの状態で撮影している事にご注意ください。 ここを間違えるとVISOR側のデータを消失したり、ハード的に破壊したりする可能性がありますので、くれぐれもご注意下さい。SpringBoardでは、このケースによって逆挿入防止をしています。コネクタをケースに納める部分では逆挿入防止機構はありません。 あとは適当にヘッダをJ2〜J4に取り付けるなり配線なりをし、ケースの穴加工をそれにそった形で行えばOKですね。ヘッダ等をハンダ付けする場合は、必ず足の余りの長さに注意してください。長過ぎるとケースに納まりませんので。 最後にケースを接着しますが、どうも瞬間接着剤が最もうまく接着できるようです。でも、これもいずれ剥がれますし、プラボンドでは意外とくっつきませんでした。本当は高周波圧着なんでしょうけどね。 Copyright 2000 - 2002 All Rights Reserved by Kazutaka 'Zak' Sawa . |