WorldofWar.Netが「プレイヤー同士の戦闘」についての取材レポートを公開しました。発表当初からPvPを主要な要素としてきたWoWだけに、このゲームの実体が見えてくるほど重要な内容となっています。- Player vs Player
Blizzardはいつも私達にこのゲームがWorld of WARcraftなのだということを意識させるように苦心してきました。WoWにはCraftingや昔からのオンラインゲームでも主要であった他のプレイヤーとの交流という要素も含まれていますが、Blizzardはアクションとヒーロー性が中心となる世界を作り上げようとしています。
正直なところ、BlizzardがPvPについて語ろうとしてくれた時にはかなり驚きました。何といってもこれまで頑なに口を閉ざしてきた話題だったのですから。BlizzardはこのAzerothの世界でのPvPセクションに、自分達がこれまで作ってきたゲームのプレイヤー間の争いの要素と、彼らが尊敬するゲームの中の争いの要素とを混ぜ合わせて、導入していきました。それではAzerothでのPvP Instanceをどう表現するかですって?そうですね、私達のガイドは「WarCraft IIIとBattlefield 1942の融合」だと表現していました。
Instance Areaの両端にそれぞれ町があって、どちらからもPeonやPeasanが木の採集と金の採掘に従事している音が静かに聞こえてきているのを想像してみてください。Great Hallに目を移すと、丘の頂上にあるBarrackから一体のGruntが現れて行軍を開始するのが目に入ってきます。Gruntは待機していた他の2体のGruntと3体のTroll Headhunterと合流し、丘を下っての進軍を開始しました。彼らは前哨基地の周囲をパトロールしているあなたのキャラクター、TaurenのShamanに急いで追いつこうとしています。今のところ周囲にHumanは見当たりません。あなたはそのまま前進を続けたところ、Dwarf Riflemanの集団を率いるNight ElfのDruidに遭遇しました。
そして戦闘の火蓋が切って落とされます。Riflemanを守ろうとDruildが無駄なあがきを見せる前線を、OrcのGrunt達が突き破っていきます。あなたは先頭のGruntをHealing Waveで援護し、Druildに向かってLightning Boltを放ちます。戦闘が開始してから数分後には、Humanのスカウト部隊は跡形もなくなっていました。しかし、あなたの小部隊も相当な被害を受けることとなりました。2体のGruntは地に伏せ、Headhunterの1体は深刻な傷を負っています。もちろんあなたにManaなど残っているはずもありません。この遭遇戦を乗り切ったことに対する軽いため息があなたの口をついて出てきたその時、戦の音に導かれたGnomeのWarrior、HumanのMage、DwarfのHunterが丘を駆け上がってきました。あなたの小部隊は傷付いた状態ながらも、休憩を取らずにすぐさま彼らに戦いを挑んでいきます。
さて、このちょっとした作り話の例からも見て取れるように、WoWにおけるPvPゾーンは、Battlefield1942のような緊張感を保ちながら、まるでWarCraft IIIの世界にいるかのように感じさせるよう設計されています。どちらのチームにも達成すべき目標が与えられるため、マップの中心でただひたすらに殺し合い続けるだけというわけではありません。敵のユニットが生産されていくのを防ぐために、あなたは何としてでも敵陣営の施設を破壊したいと思うことでしょう。
このゲームは戦術的な感覚を与えてくれるのと同時に、ヒーローになって冒険しているかのような実感も得ることになります。まるでランボーであるかのようにです。Jeffery Kaplanはこれをこう表現していました。「死んだ時などは、戻ってくるために30分もかけて走ってきたくはありません。ディスプレイの前で"死んでばかりでつまらない"とは声に出したくないのです。それよりも"凄かった!死んでしまったから、早く戻らせてくれ!"といきたいのです。」
これを容易にするために、BlizzardはPvPゾーンをInstance Areaとしました。あなたがPvPゾーンに入ろうとしていることは、Portalの外縁に渦巻く赤い霧の存在でわかります。(Portalという言葉で表すのが精一杯です。実際に見たものは、まるで生きているかのような見た目をしていました。) そしてPortalを抜けると、あなたと同じ程度のレベルや能力を持ったキャラクターと一緒のInstance Areaに入っていることになります。圧倒的な力の差のあるキャラクターに、何度も何度も捻りつぶされるという心配はないのです。
これらのゾーンでは、それぞれの陣営からの様々なグループが戦いを繰り広げていく中で、戦線が移動していくように作られています。ユニットの中にはコンピューターに操作されているものも、プレイヤーが操作しているものも存在します。CGWは昨年の秋の記事で、これを「NPCと協力して共に戦うということもある」として示唆していました。死ぬことは望ましいことではありませんが、すぐに復活したいという気がなくなるほど酷いペナルティがあるわけではありません。Battlefield 1942やHaloのTeam Gameと同じようなものを想像してください。
「このPvPならば、WarCraft IIIが完成される前に発表されたHordeが丘の頂上から叫びながら突き進んでくるムービーを概ね再現することができますね」とコメントしたところ、Blizzard社員はただ笑顔で返してくれました。
Siege Weaponもこの戦いの1つの要素となるのでしょう。これについてのヒントとなっていたのは、WarlockのInfernalの召喚は、PvPではSiege Spellとして活躍すると聞かされた時でした。Blizzardはまた、相手の基地を破壊するためにプレイヤーが使うことのできるCatapultやSteam TankといったSiege Weaponも実装となることを望んでいます。TFTでHumanのShopから購入することが出来た「Portable Tower」(持ち運び可能なタワー。ユニットによる建設の手間がなく、希望する場所に素早くTowerを立てることができる)がWoWでも購入可能かどうかについてはまだわかっていません。
- アリーナ
アリーナがゲームから無くなったというわけではありません。アリーナは事前に対戦相手が決まっている、チームとチームでの戦い向けに作られています。これは例えば、ギルド同士の戦いなどです。ここでの目的はよりシンプルなものとなっています。つまり「相手を倒す」という単純明快なものです。アリーナで繰り広げられている戦いを他のプレイヤーが観戦できるように、Blizzardはチケットのイベントを導入していこうとしています。
- クラス間バランス
この訪問の間にJefferyが言及してくれたことによると、彼らは時折アルファプレイヤーから、ある特定のクラスは他のあるクラスよりDuelで優れているとの不満を受け取るということでした。例を挙げると、Mageが常にDuelでWarriorに勝つことができるなどです。しかし、Jefferyはこの件に関して心配はしていませんでした。BlizzardはそもそもMageやWarriorがPvP Duelにおいて常に対等な立場になるようにバランスを取ってはいないのだそうです。これは、Mageは常にWarriorに勝つことができるけれど、Hunterには常に負けてしまうといったような、ジャンケン的な解決法を作り出していくことが目的です。彼らがまさにWarCraft IIIで行ったのと同じように、同じタイプのユニットを大量に動員して突撃することが理想的な戦術とはならないようにするためです。StarCraftのZergling Rushのような攻め方ではなく、ちょっとした戦術を持ったバランスの取れたユニット構成のグループが勝利をもたらすことになります。
- Duel
1対1でのクラスバランスを重視していないのだとしたら、Duelは何のために存在しているのでしょう?Duelはプレイヤー達にお互いに挑戦して楽しんでもらうために設計されています。そのため、負けることで実質的な被害を受けるということはありません。プレイヤー同士で戦うことができ、勝者は自慢する権利を得られる。ただこのためだけにあるのです。
- では、PvPの意義は?
積年の恨みを晴らすこと、名を上げること、そして相手陣営の施設を破壊することです。それでは、PvPゾーンで目的を達成して勝利したらどうなるのでしょうか?これに対する答えは、Blizzardはまだはっきりと決定させていません。新しい商人を利用可能としたり、新しいクエストを開放していくなどのいくつかのアイディアはあります。問題は、これらの報酬は他のサイドでプレイするのが嫌にならない程度に調整されていなければならないというところです。このバランス調整は、これからも実際のプレイを通じてテストされていくことになります。
他のゲームがプレイヤーを完全にPKerから守っている世界か、完全に1つの大きな戦場である世界を作ろうとしている中、Blizzardは両者の良いところだけを取り合わせようと試みています。PvPゾーンを明確に配置し、死亡時のペナルティを引き下げるなどPvPゾーンは特別なシステムとすることで、ライトプレイヤーをヘビープレイヤーから守ろうとしています。PvPゾーンを目的付きのチーム戦とし、同じような強さを持ったプレイヤーが集まるようにすることで、プレイヤー達にPvPゾーンに入りたくなるようにしています。これらのアイディアは素晴らしいものに思えます。あとは、彼らがうまく実現させることができるかどうかです。
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