THE ITALIAN JOB

『ミニミニ大作戦』(原題:THE ITALIAN JOB)、Miniに乗っている方なら一度は耳にされた人も多いはず。
『ミニミニ大作戦』は、この邦題名通りMini(しかも3台!)が繰り広げるカーチェイスが見ものの泥棒&アクション映画なのです。『ミニミニ...』なんて言うので、何やらカーマニア向けの映画のように思われがちですが、単純にアクション娯楽映画として楽しめる作品です。
オリジナルは1969年に公開され、Miniファンには絶大な支持を得ていましたが、その34年後の2003年にリメイク版が公開。作中のキーワードとなるMiniもニュー・ミニに一新されました。
オリジナル版は以前よりDVD化の要望がありましたがお蔵入り。しかし、昨年のリメイク版のDVD化に伴い、新旧共にDVD化と相成りレンタル屋さんなどでもお手軽に見ることが可能になりました。
今回は、その新旧『ミニミニ...』をご紹介〜

オリジナル版

【製作年】1969年
【製作国】イギリス,アメリカ
【監督】ピーター・コリンソン
【主演】マイケル・ケイン

映画のワンシーンより

ストーリーは400万ドルの金塊を強奪して3台のMiniに積み込み渋滞のトリノ市街を逃走するという単純明快なもの。
作品後半部のほとんどをカーチェイスシーンに費やし、手の込んだトリックや人間劇はあえて簡略化している。頭を空っぽにして、ただひたすらにカーチェイスを楽しむ娯楽映画としてはうってつけです。

クルマ好きの目から見ると、作品冒頭で破壊されるランボルギーニ・ミウラに始まり、アストン・マーチン、ジャガー・Eタイプ、またトリノ市街を働きアリのごとく走り回るチンクェチェント(フィアット500)がエンスーの目を和ませてくれます。
3台のMiniがあんなところやこんなところに逃げ込む、そのアイデアと逃走シーンはなかなか楽しく見どころでもあり、追いかけるパトカー(なんと国防色に身を包んだアルファ・ロメオなのです!)がばったばったと壊れるシーンは、宮崎駿のルパン三世でルパンのチンクェチェントと銭形警部のパトカーの対決?シーンを彷彿させてくれます。
3台のMiniも英国旗ユニオン・ジャックの3色(赤、青、白)にコーディネイトされている手の入りようで、イギリスVSイタリアの熱血対決が楽しめます。

リメイク版

【製作年】2003年
【製作国】アメリカ
【監督】F・ゲイリー・グレイ
【主演】マーク・ウォールバーグ

映画のワンシーンより

リメイク版も原題:THE ITALIAN JOBとなっていますが、冒頭の金塊強奪シーンでイタリア・ベネチアが登場するくらいで、その後の舞台はアメリカへと移ります。
金塊を強奪して3台のMiniで渋滞の市街地を逃走するというストーリーはオリジナル版と全く同じだけど、こちらはカーチェイスというよりヘリコプターVSMiniや地下鉄街のアクションシーンなど現代版らしくド派手なつくり。
マーク・ウォールバーグ演じる天才窃盗犯チャーリーを始め、天才ハッカーや爆弾の専門家、マシンマニアに伝説の金庫破り(ジョンの娘ステラ)まで登場し、個性的なキャラが大活躍といったところが、また楽しませてくれます。

赤のミニ・クラッシックでかっこよくスピンターンで登場するステラや、下水道の中を逃走するシーンなど、オリジナル版を見た方へのマニアックなお楽しみも満載。
コンピュータやトリックを駆使して軽快に繰り広げられるアクションはリズミカルで時間をあっと言う間に忘れさせてくれます。

オリジナル版とリメイク版どちらが良いかは賛否両論ですが、どちらも一流のアクション&泥棒映画として楽しめること請け合いです。
ぜひご覧あれ〜

    22 Feb 2005