新生日産に期待!
新型プリメーラを見て、「お、ちょっといいな」と感じた。
正直言って、最近の日産車でこんな気持ちになれるクルマは、本当に久々だった。

昨年のエクストレイル、今年のシーマあたりからその前兆は感じられたが、少しずつ新生日産が見えてきたような気がする。
それまでの日産といったらトヨタやホンダのヒット車を横目で見ながら、何とかして売らなくてはというプレッシャーで、どことなく物まねグルマが多かったけど、ここに来て何か吹っ切れてきたような気がする。

エクストレイルなんかは、「ライトクロカンというジャンルを日産で料理したらこんなクルマになりました。」なんて個性と主張が見られるし、シーマの内装からは今までの日本の高級車にありがちなオヤヂっぽさは見られない。

そして、今回なによりも面白いと感じたことは、カルロス・ゴーン氏や中村史郎氏などの人物がクローズアップされていることである。これまでの日本の自動車メーカーには無かった現象である。
かつての名車には、必ずと言っていいほど、優秀なエンジニアやデザイナーが存在していて、「このクルマにかの人物ありき」と言った、人物が前面に押し出されて来たのだ。
Miniにはアレック・イシゴニス、Fiat500にはダンテ・ジアコーザ、そしてビートルにはフェルディナンド・ポルシェ博士がいたのである。
日本で私の知る限りでは、スカイラインの生みの親、桜井真一郎氏といったところぐらいだろうか。あのヴィッツやオデッセイなどのスーパーヒット車でさえ、誰がデザインしたのかは一般人には不明なのである。
シーマのCMで登場した中村史郎氏をこれら名車のイメージと重ね合わせてみたくなってしまうのは、私だけだろうか。

昨年、大リストラをかけて黒字転換し自信を持ち始めた日産に、待ち望まれるものはヒット車であることは間違い無い。
プリメーラでその答えが出せればすごくいいなと感じた。



5 Feb 2001