ジョン・ゾーン[その他(非TZADIK)]

ジョン・ゾーンのかかわったCDの中で、
TZADIKレーベルでない(みたいな)CDを便宜上強引にまとめて紹介。


1.SPILLANE 2-3 TWO-LANE HIGHWAY 4.FORBIDDEN FRUIT

ジャケット特徴:
銃を構える後ろ向きの男。マイク・ハマーのイメージか。このジャケットは後の"BRIBE"に受け継がれる。
写真が3枚あり、最初は小説家ミッキー・スピレーン。次がアルバート・コリンズ。
最後は日活映画「狂った果実」より故・石原裕次郎、北原三枝、津川雅彦の御三方。若いねぇ。



適当に寄せ集めた感があるが・・・。

1曲目はスピレーンの代表作「マイク・ハマー」のイメージ。
最初は絶叫から始まってスリリングな音楽が・・・といったところで語り。めまぐるしくイメージが変わる。"GODARD"のような無国籍ぽいところは無い。
途中にロックのコンサートみたいな物を挟んでいるが何をシャウトしてるんだろうか(9分くらいのところ)。ちゃんとした音楽が聞こえたかと思うとすぐにグチャッとしてしまう。
ロシア語も挟まれ(16分頃)女の絶叫と口笛(19〜20分頃)など波瀾万丈あって長々とした雨音混じりのギターで締められる。


3曲目はギターの弾き語り。

4曲目は太田裕美のナレーション付きの弦楽四重奏曲。
この朗読、はっきり言って意味が分からない。ターンテーブルも加わってもうグチャグチャ。
朗読の中身は日本語で載ってます。


(「狂った果実」はクロノス・クァルテットの「冬は厳しく」にも収録。)

1999年に"SPILLANE"に"GODARD"、"BLUES NOEL"の2曲を加えたCDがTZADIKより発売された。
→ こちらを参照。

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ジャケット特徴:
一見ユーモラスなイラスト。しかしそこにあるのは拷問、拳銃自殺、爆撃、葬儀など。
"RODAN"と同じ人物によるイラスト。


MJQなどのカバーらしいがとにかくうるさい。タイトルは・・・余り関係無いんでしょうな。
"MORE NEWS FOR LULU"に比べると、同じカバーものでも全く異質。こっちはやたら忙しい感じがする。

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1. (1)Two weeks on a Morphine Drip (2)New dirt and New flies (3)Lorne Greene
2. (1)If the Gun has a mind (2)Redbye (3)Worms and shit 3.Totally Poobied
4.Weird Little Boy 5.Lungfull Water 6.Seance 7.When Blood fills a cylinder
8.Waiting 9.Blindness


(全9曲)

ジャケット特徴:
CDブック。靴を履いている人物の絵。だが注意してみるとなんか変なものが描いてある。
中のイラストは写真を織り交ぜている。殴り書きのようであったり、わざと汚してあったりしてかなりぶっ飛んでいる。


付録として22部からなるパルプものの小説(CDの背には「ゲイ・パンク」等と書かれていた)がイラスト付きでくっついている。これを読みながら曲を聴くようになっているんだと思う。だがどの曲がどのページに対応しているのかよく分からない。
英語・スラングの類が理解できない私のような人間には、本CDは音楽を聴くだけの価値しかない。


全体的にはギター中心の曲が多い。最初の曲はパーカッションで始まるが、すぐにテープの早回しやノイズ、サックス、奇声が混ざったまとまりの無い音楽になる。1・2曲は共に3つの部分からなるようだが、明確な区別がよくわからない。そして、1曲目と2曲目の間には何故か1分近い空白がある。
表題曲は鼻をすする音や口笛・鼻息・ため息が混ざる、肉感的な曲。デスな5曲目は最初ギターとパーカッションが合ってないな。永遠に繰り返しそうな暗ーい曲。
6曲目で待ってましたジョン・ゾーンのサックス。打って変わって甘い雰囲気が醸し出される。本CDの中で唯一の救い。
7曲目は完全にノイズ。ヘッドホンで聴くと鼓膜がバタバタする感じがあってきつい。NAKED CITYの
"Absinthe"の最後の曲みたい。時々強弱がつき、誰かが口を使って変な音を入れている。間髪入れず8曲目、この曲も悪くない。
最後の曲は水の流れの音の後、焚き火になる。
FILMWORKSYの最後と似ている。

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FRED FRITH Guitar
JOHN ZORN Alto Sax


1.The Combiner 2.The Ladder 3.The Chain 4.The Field 5.The Table
6.The Interpreter 7.The Tree 8.The FOUNTAIN and the MIRROR


ジャケット特徴:
光沢の無い紙を使ったジャケット。城壁にチェス盤のようなタイル。
魔法陣のようなもの、頭部の図解のような絵・・・・全てが謎めいている。
"アライ・ヤスノリ"という日本人がデザインしたんだそうな。


イギリス製のCD。はゾーンとフリスのデュオ。"For Derek and Evan"とあるが、これはサックス奏者のエヴァン・パーカーとギタリストのデレク・ベイリーを指す。"INCUS"はデレク・ベイリーのレーベル。(瀧澤さんから情報を教えていただきました。感謝!)

そもそも"はしご"とか"テーブル"とか"木"なんて曲名からして謎めいている。何を意味するのか?(ゲーム用語か何かだろうか)
音楽そのものはユダヤ系になったりせず、かといって
"厳流島"のようなこともないまま演奏される。
明確なメロディがなく互いの音の塊がぶつかり合っている、そんなところか。
サックス・ギターのみならず、6ではラジオのような音声が混じる。
かなり上級者向けですね。演奏時間は50分程度。滅多に出回らないCD。

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(演奏家大多数につき略)

1.THE BIG GUNDOWN 2.PEUR SUR LA VILLE
3.POVERTY(ONCE UPON A TIME IN AMERICA) 4.MILANO ODEA
5.EROTICO(THE BURGLARS) 6.BATTLE OF ALGIERS
7.GIU LA TESTA(DUCK, YOU SUCKER!)
8.METAMORFOSI(LA CLASSE OPERAIA VA IN PARADISO) 9.TRE NEL 5000
10.ONCE UPON A TIME IN THE WEST


ジャケット特徴:
バックがエンニオ・モリコーネの写真。右隅にジョン・ゾーン。


映画音楽の大家、エンニオ・モリコーネのカバー。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や「ニュー・シネマ・パラダイス」などは余りにも有名。
この人の名前も知らないで映画通ぶってるとホントに恥ずかしいですよ。


ジョン・ゾーンが演奏に加わるとあって、タダでは済まない。主な面子としてビル・フリセル、フレッド・フリス、シロ・バプティスタ、ウェイン・ホーヴィッツ、アンソニー・コールマン・・・・・

7曲目では津軽三味線の佐藤通弘が登場。掛け声も入る。ネッド・ローゼンバーグが尺八と口琴を吹き鳴らし・・・・・これだけでも大変な事になっていると想像できよう。モリコーネ聴くつもりで聞いてたら三味線が出てくるんだから。
最初の曲では犬が吠えてたりロシア語が聞こえたりするし、殆どの曲は原曲から相当離れちゃってるんじゃないかと思う。但し、有名な3曲目はかなり忠実な部類に入る。


ジョン・ゾーンのCDの中では割と初期の方だと思う。
モリコーネ好きの怒りを買うかどうか・・・・




2000年にTZADIKより再発売。未収録曲を何曲か追加している。

THE BIG GUNDOWN John Zorn plays the music of Ennio Morricone
(15th ANNIVERSARY)

(2000,TZADIK)
TZ7328

The big gundown 15th

(演奏家大多数につき略)

1.THE BIG GUNDOWN 2.PEUR SUR LA VILLE
3.POVERTY(ONCE UPON A TIME IN AMERICA) 4.MILANO ODEA
5.EROTICO(THE BURGLARS) 6.BATTLE OF ALGIERS
7.GIU LA TESTA(DUCK, YOU SUCKER!)
8.METAMORFOSI(LA CLASSE OPERAIA VA IN PARADISO) 9.TRE NEL 5000
10.ONCE UPON A TIME IN THE WEST


(新たに収録された曲)
11.THE SICILIAN CLAN 12.MACCHIE SOLARI
13.THE BALLAD OF HANK McCAIN (vocal) 14.SVEGLIATTI & UCCIDI
15.CHI MAI 16.THE BALLAD OF HANK McCAIN (instrumental)


ジャケット特徴:
開くといきなりチャールズ・ブロンソン!!



TZADIKから出た再販もの。10曲目までは昔のCDと一緒だが買って損は無い。11曲目はNAKED CITYでも取り上げられた曲。12曲目は絶叫が入り混じって凄いことになっている。13曲目のマイク・パットンのヴォーカルが渋い。この13曲目が白眉。

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(PARIS)
1.BLUE MINOR T(Clark) 2.HANK'S OTHER TUNE(Mobley) 3.NEWS FOR LULU(Clark)
4.GARE GUILLEMINS(Mengelberg) 5.MINOR SWING(Patton)
6.KD'S MOTION/WINDMILL(Dorham) 7.FUNK IN DEEP FREEZE(Mobley)

(BASEL)
8.EASTERN INCIDENT(Clark) 9.LOTUS BLOSSOM(Dorham) 10.MEKANIE(Redd)
11.OLE(Redd) 12.BLUE MINOR U(Clark) 13.PECKIN' TIME(Mobley)
14.BLUES, BLUES, BLUES(Redd) 15.MELODY FOR C(Clark)


ジャケット特徴:
何処を見ても、おかっぱ頭の女性に出くわす。銃を手にしていたり、瓶を小脇に挟んだり・・・
この方はルイーズ・ブルックスという女優で、全て「パンドラの箱」という作品のスチール写真から取られている。


60年代にブルーノート・レーベルで活躍した6人のジャズ奏者の曲をアレンジしたもの。ギター、トロンボーン、アルトサックスの3つという変わった編成である(クラリネット奏者、ジミー・ジュフリーの影響による)。ライブ録音。
"MORE"とあるからには、もちろんこのCDは続編にあたる。


"LULU(写真で言えばおかっぱ頭の女性)"と言えば、私の場合オーストリアの作曲家アルバン・ベルクのオペラを思い出す。原作はヴェーデキントの戯曲「地霊」及び「パンドラの箱」
主人公はルルという娘。男を次々に変えていく中で殺人を繰り返す・・・・という話である。ジャケットの写真「パンドラの箱」はおそらくこの話に基づいて作られた作品なのだろう。
但し、これはあくまでもジャケットの写真の引用の話。"ルル"は"NEWS FOR LULU"の作曲者・ソニー・クラークの飼い猫の名前に由来する。(瀧澤さんから情報を教えていただきました。感謝!)


ジョン・ゾーンは本CDではあくまでもアルトサックス演奏者である。だから"NANI NANI"とか"Mystic Fugu Orchestra"などとは切り離して聴いた方がいい。

普通にジャズとして楽しめます。演奏者・ゾーンを意識して聴きたい人や、ゾーンの音楽を大っぴらに聴きたいのだけれど"Leng T'che"とか"Kristallnacht"を流したために偏見を持たれてしまった人には福音となるでしょう。

滅多に店頭に置いてないので、見つけたら買いましょう。

(本文作成に当たっては、はやさかさんに情報を提供して頂きました。感謝。)

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1.MORNING HARRAS 2.NOON HARRAS 3.EVENING HARRAS

ジャケット特徴:
黒と緑が基調。8匹のカエルが輪になっている。中は服を着たカエル。裏は虫だらけの門。


3人のミュージシャンによる即興演奏。
3曲からなり、1・2曲は10分前後、最後は36分にもなる。まあ、どれを聴いても各々が適当に鳴らしているようにしか思えないのだが・・・・三者三様、互いに干渉することなく、誰かがリードすることもなく、忙しく演奏している・・・・という感じだ。スローテンポになることなく淡々と進む。
最後の曲は突然終わったかな・・・と思ったら、まだカウンターが動いている。おかしいなと思いつつ暫くほっておいたら約4分後、ギターが鳴り出す。ただポツポツとつま弾いている感じだ。


滅多に店頭に置いていないCD。絶対に素人向けではない、と思う。
それにしてもなんで朝・昼・晩なんだろう?そもそもハラスって何だろう?

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Euclid's Nightmare
(1997, DEPTH OF FIELD) DOF 1-2

euclids nightmare
(全27曲)

ジャケット特徴:
通常の透明なプラケースとは異なる。中には演奏者二人(?)のじゃれた写真が。



2人のミュージシャンによる即興演奏。
27曲あるが、そのうちの3曲は同じ曲。1曲あたりの演奏時間は殆どが1分強といった程度。
演奏はあまり激しくはならず、全体的にゆったりした感じ。音楽的には"ハラス"なんかに比べたらまとまりがあって聴きやすい。刺激は乏しいかな。

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Yankees
(1983?, CHARLY) CDGR221

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1.City City City 2.The Legend of Enos Slaughter 3.Who's On First 4.On Golden Pond 5.The Warning Track

ジャケット特徴:
へぇー。ジョン・ゾーンてヤンキースの名選手だったんだね(嘘)



3人のミュージシャンによる即興演奏、だろう。
5曲あるがいずれも同じような曲、としか言いようが無いよ、これ。演奏が古いからおそらく"パラシュート・イヤーズ"などと共通項があるのかもしれない。いずれにしてもこれは、音の断片が交じり合った音楽と呼ぶにはいささか苦しいCD。あまり一般向けではないかも。"Yankees"というタイトルだけで野球場を連想してはダメ。
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Buck Jam Tonic
(2003,BJT) WDD-004/005

BuckJamTonic
(DISC ONE)
1.old dragon 2.lobo 3.matagi 4.toccata for coyote 5.nu


(DISC TWO)
1.tzu 2.second sight 3.panepha


ジャケット特徴:
トナカイ(Buck)の絵。



3人のミュージシャンによる即興演奏。
小野島大氏の日本語解説があるので説明は省く。2002.12.6に収録された音源で、1枚目は中村達也が東京で、2枚目はビル・ラズウェルがニューヨークでそれぞれミックスしたヴァージョンである。1枚目の収録時間は33分と短い。ゾーンとラズウェルというとペインキラーが思い出されるが、あそこまでデスではない。サックスの音が幾分抑えで、ベースが強調されているように感じられた。荒れ狂うよりも洗練さを求めた、と言ったところか(自分でも良く分からないが)。1枚目5曲目は押し寄せる感じが好き。短い時間にパワーを凝縮している。2枚目の方が1枚目よりも音がクリア。ゾーンのプレイを楽しむなら2枚目かもしれない。

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PRAXIS:SACRIFIST
(1993,TOY'S FACTORY) TFCK-88648

sacrifist
1.STRONGHOLD 2.COLD ROLLED/IRON DUB 3.SUSPENSION 4.RIVET 5.DEATHSTAR 6.THE HOOK
7.NINE SECRETS 8.CROSSING


ジャケット特徴:
これはなんなんだ。怪物の絵か。



ビル・ラズウェルのプロデュース。メンバーが豪華。ゾーンの他にペイン・キラーの2人、山塚アイ、ブーツィー・コリンズ、後に"ガンズ・アンド・ローゼズ"のメンバーになるバケットヘッドなどすごい顔ぶれ。音楽的にはペイン・キラーぽい曲もあるものの、トータルで言えばメタルなのかな。ゾーンの音楽性よりも、プロデューサーのラズウェルの音楽性のほうがはるかに勝っている。ゾーンはもちろんサックスを吹いているし、6曲目の作曲にも携わっているようだが、彼自身はあくまでパーツの一部といった印象である。この曲では男とぶりっ子ぽい女の声が「もしもし」「もひもひ」とささやき合う。何なんだ。…ゾーンの印象は薄いが、それを上回るパワーで押し切る。廃盤のようなので、ネットオークションなどで見かけたら即GETすべし。
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FRICTION:Replicant Walk
(2007(再発らしい),徳間ジャパン) SSAP-011

Replicant Walk
1.CUSHION 2.BAD LUCK 3.GAPPING 4.ANTENNA & MOON 5.SKIP DEEP 6.BURN DON
7.REPLICANT WALK 8.KAGAYAKI



"フリクション"というバンドの、1988年に発売されていた3rdアルバムの再発。タイトルはもちろんリドリー・スコット監督の映画"ブレードランナー"から拝借。あの映画の公開当時は不評だったから、彼らには先見の明があったんだね。フリクションはよく知らないが、TZADIKからCDを出している("ZONE TRIPPER"、1999)。ヴォーカルは日本語。そんなに意味のある言葉は歌ってないね。ジョン・ゾーンはこの"Replicant Walk"ではゲストとして参加している。もちろんアルトサックス。2曲目の2分過ぎ頃に初登場。結構かっこいい。6曲目の演奏も表立って聞こえないけど相当イってる。
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Lost in the Stars:The Music of Kurt Weill
(1985,A&M Records)
32XB-50
Lost in the Stars
9.DER KLEINE LEUTNANT DES LIEBEN GOTTES
(THE LITTLE LIEUTENANT OF THE LOVING GOD) FROM "HAPPY END"


(全20曲)


クルト・ヴァイルのカヴァー集。様々な音楽家が参加しているが、私が知っているのは映画"砂の惑星"に俳優として出演したことのあるスティングくらいなもの。"The Doors"が歌ったことでも知られる"アラバマソング"や"マック・ザ・ナイフ"、"スラバヤ・ジョニー"など有名どころは抑えてある。それらのカヴァーは比較的真っ当なものだが(特に"兵士の妻のバラード"が素晴らしい)、ゾーンの手がけた9曲目だけは異質。"なんでそんなこと歌ってるの、ダメでしょ"といういきなり日本語。これも一応ベルトルト・ブレヒトの訳らしいが…明確なメロディーが無く、日本語が宙を舞い、どこから拾ってきたのか分からないドイツ語が飛び交い、アコーディオンが軽やかに流れ、脱線気味に音楽が進行する。このあたり、時期的に"Spillane"や"GODARD"などと非常に共通項があるように思う。尚、現在このCDは廃盤。仮に中古CD屋などで見かけたら何が何でも入手すべし。ネットオークションでもある程度の出費は覚悟のこと。

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