ジョン・ゾーン[その他]
ジョン・ゾーンのかかわったCDの中で、学生時代の音源等の
アジア系の音楽と一線を画してそうなCDを便宜上強引にまとめて紹介。
実験的な音楽(というより音の塊)ばかり。呪術的なものもここに置いてます。
John Zorn LOCUS SOLUS (1991, TZADIK/evva) evva33003 TZ7303![]()
PETER BLEGVAD Vocals 1-8 ANTON FIER Drums 9-15 WAYNE HORVITZ Organ, Electronics 23-30 WHIZ KID Turntable 31-38 ARTO LINDSAY Guitar, Vocals 9-15,16-22 CRISTIAN MARCLAY Phonograph and Recycled records 1-8 M.E.MILLER Drums, Vocals, Linn drums, Congas 16-22,31-38 IKUE MORI Drums 23-30 JOHN ZORN Alto sax, Soprano sax, Clarinets, Game calls, Whistling 1-38
1.Bass and the Treble 2.The Acquistion & Control of Fire 3.Honey Cab 4.Swtich
5.Juan Talks It Out of His System 6.The Wish 7.A Case Arose 8.The Elf (1983.2)
9.Getting Curly 10.Don't Switch 11.Smooth Cheeks of a Big Ego 12.Add Water 13.Cold 14.Friar T. 15.Too Me (1983.4)
16.You Rang 17.Self-Satisfied 18.Agora 19.Dot Dot, Dot 20.Moi Non Plus 21.Liver
22."The Footman's Eyes Get Crossed" (1983.4)
23.Heike Cipher Mystery 24.Jedi Mind Trick 25.Mysterious Island
<James Bond Trilogy>
26.You Only Live Twice, Mr.Bond 27.When Arrows Meet 28.Never say Never Again
29.Sign of the Four 30.Locus Solus(Parts 1&2) (1983.5)
31.Where Are My Victims? 32.Disco Volante 33.Kaiser in Borneo 34.The Saint
35.The Violent Death of Dutch Schultz 36.Thunderball 37.White Zonbie
38.The Slaves of Vesuvius (1983.10)
( )内・・・録音の日付
ジャケット特徴:
円。下に"JOHN ZORN LOCUS SOLUS"。 実に分かり易い。何を言いたいのかさっぱりなイラスト群。
● 全て1983年に録音された実験音楽(としか言いようのない音の塊)。いずれも3分を越えない。上記の通り録音時期・メンバーが異なるが、全曲ゾーン自身が演奏に加わる。
1-8 はゾーンのサックス等に加え、詩の朗読(?)と様々な音源を組み合わせたもの。
バックに色んな音が流れ、相当に混沌としている。"GODARD""SPILLANE"の系統と言えようか。
9-15はギター・ヴォーカル、ドラムス、サックス他による。音楽の体を成してない。好き勝手な演奏をバックに、適当なことをしゃべっている、そういう印象。ゾーンの虫の鳴き声のような演奏が特徴。
ちなみに15曲目"Too Me"は深夜番組「タモリ倶楽部」の"空耳アワー"でも紹介。
確かに変な日本語に聞える。具体的に知りたい方は私までお問い合わせを。
日本人で他にこんなのを聞いてた奴がいたなんて・・・
16-22は9-15の延長線のようなもので、客の前でやったらしい。よく聴きに来る人がいたものだ。10人もいないような聴衆、皆呆気に取られているのだろうか。
23-30はジェームス・ボンド云々を含むが、どう聞いても"なんでやねん"てな感想。
ただ、よくわからんしゃべりが無くなった分音楽としてはっきり方向性が見えてきたような・・・ジョン・ゾーンは相変わらず。
31-38ではターンテーブルが登場。初めて全部のパートが一体となったような気がする。
ジョン・ゾーンの演奏もここではしっくりときている。個人的には31・37曲がおすすめ。
最後にきてようやく"音楽"と呼べるものに出会ったようだ。
後に全部聞き返したジョン・ゾーン、なんてもの作ったんだ・・・・という気分になったらしい。
やっぱり上級者向けですね。
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John Zorn: THE BOOK OF HEADS featuring Marc Ribot
35 etudes for solo guitar
(1995, TZADIK) TZ7009
(全35曲)
ジャケット特徴:
。カバーのデザインはイクエ・モリによる。様々な人物と動物の顔写真を組み合わせたもの。
● 演奏時間は1分弱から3分まで様々。ゾーンの指示にしたがってリボーが弾いているといえばいいだろうか。まともなメロディーらしい曲は少なく(前半は特に)、どれも音の細切れによって構成されている。かなり上級者向き。
BGMとして聴いていると区切りが分からないままにいつの間にやら10曲目になっていたりする、そんなCD。
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John Zorn First Recordings 1973 (1995, TZADIK) TZ7304![]()
1-3 "Mikhail Zoetrope" 4-6 "Conquest of Mexico" 7. Wind Ko/La
8.Automata of Al-Jazari 9.Variations on a Theme by Albert Ayler/Requiem for Albert
ジャケット特徴:
ジャケットに写っている少年は多分ジョン・ゾーン。後は学生時代と思われる写真数点。
ジャケットの中身は曲の説明に費やされている。
● 作曲年代は1973〜1974年。
作曲者自らが"Antique Show"と称していろいろな劇を創作し、その音楽を作っていたようだ、とジャケットから推察される。このCDの演奏者は全てジョン・ゾーン。
"Mikhail Zoetrope"はサックス、TVか何かの音声、シャウト、鐘の音が混ざり合ったもの。
4曲目以降は電子楽器か何かを使った、けたたましい音が耳をつんざく。
5曲目、"any ex・・・"ナントカと繰り返し言っているが何のことだか。
部屋のBGMとしてはあまりお奨めしない。ジョン・ゾーンを完璧に極めたい人にだけ奨めます。うるさいんだもん。
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LACROSSE
(1997, TZADIK) TZ7316-1(2枚組)
MARK ABBOTT Electronics 1
BRUCE ACKLEY Soprano saxophone 2
POLLY BRADFIELD Viola, Violin, Electric violin 1
EUGENE CHADBOURNE Acoustic and Electric 6-strings, 12-strings, Dobro, and tiple,
Electric Guitar 1.2
HENRY KAISER Electric Guitar 2
LADONNA SMITH Viola, Violin 1
DAVEY WILLIAMS Banjo, Hollow-body electric Guitar 1
JOHN ZORN Alto・Soprano saxophone, Bb clarinet 1.2
(番号は何枚目に参加したのかを表す)
(DISC ONE)
1.TAKE 3 2.TAKE 4 3.TAKE 6 4.TAKE 1 5.TAKE 2 6.TAKE 5
(DISC TWO)
1.TWINS VERSION
(全7曲)
(下線・・・"previously unreleased")
ジャケット特徴:
二人の人間が二本の支柱に支えられた台の上に座っている絵が、真ん中に小さくある。
中身はモノクロ写真の数々。
● このCDは元々大作"PARACHUTE YEARS"の中に収録されていたものである。2000年に単独で発売されたというわけだ。(私は"PARACHUTE YEARS"は持ってない。)
前のものと今回出たものとで差があるのかどうかと言われると・・・自信無い。ただ、今回のCDの曲目のところに"previously unreleased"という注意書きがあり、もしかしたら新たにお蔵から出てきたのかもしれない。(あさのさんから頂いた情報により、"PARACHUTE YEARS"に収録されている曲とバラ売りされた方とでは曲目に差がないこと、Lacrossにはブックレットがついていて、それによると例外はあるが発売当時のアナログ版は1000枚限定だったこと、前の作品の売り上げで次の作品を作る自転車操業だったことが判明。情報感謝!)
Lacrossと言えば10人でやる球技で、最近では日本の大学でも随分盛んになってきたようだがこのCDと何の関係があるのかさっぱり見当が付かない。おそらくは後のコブラのような理論に基づく音楽の一種だと思う。
本CDは2枚組。1と2では演奏者の顔ぶれが異なる。が、聴いててこんなにも違うんだ・・・・というような事はない。音楽の断片でも音の塊でもない、もはや音の細切れである。一部の曲に演奏者の肉声が入っている。
(ちなみに2枚目は1曲だけ収録されており、30分近くある)
1枚目は1978年、2枚目は1977年に収録。"John Zorn First Recordings 1973" とも年代が近い。
これを聴く第三者が"音を楽しむ"ことはできそうにない。やってる人達は面白いんだろうけど。
我々はこれらのCDを、"昔の資料"として捉えるべきなんだろう。
聴いて怒るような(特に"金返せ"みたいな事を平気で言うような)人はジョン・ゾーンとの距離を置いた方がいいかもね。
超上級者、それもとことんゾーンを追い求める人向け。素人は手を出すなかれ。
(フォローになってない。すいませんね)
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POOL(1979)
(1997, TZADIK) TZ7316-3
POLLY BRADFIELD Viola, Violin LESLI DALABA Prompter MARK E.MILLER Percussion, Contact Microphone, Vibraphone CHARLES K.NOVES Percussion, Saw, Knene BOB OSTERTAG Electronics (Serge) JOHN ZORN Alto, Soprano Saxophone, Bb Clarinets, Game Calls
(全4曲)
ジャケット特徴:
一人の人間が台の上で水を注いでいる絵が、真ん中に小さくある。
中身はモノクロ写真の数々(ビリヤード)。
● このCDも元々大作"PARACHUTE YEARS"の中に収録されていたものである。2000年に単独で発売されたというわけだ。
前のものと今回出たものとで差があるのかどうかと言われると・・・自信無い。
これも"Lacrosse"同様におそらくは後のコブラのような理論に基づく音楽の一種だと思う。"プロンプター"と呼ばれる人間が登場するあたりよく似ている。音楽の断片でも音の塊でもない、もはや音の細切れである。最後の曲に演奏者の肉声が入っている。
1979-80年に収録。言わば青春の一ページだろう。
これを聴く第三者が"音を楽しむ"ことはできそうにない。やってる人達は面白いんだろうけど。
我々はこれらのCDを、"昔の資料"として捉えるべきなんだろう。
聴いて怒るような(特に"金返せ"みたいな事を平気で言うような)人はジョン・ゾーンとの距離を置いた方がいいかもね。Lacrosseと比べればCDが1枚になった分だけ聴き易い。
BGMとしては得られるものは無い。
超上級者、それもとことんゾーンを追い求める人向け。素人は手を出すなかれ。
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ARCHERY(1979)
(1997, TZADIK) TZ7316-4
POLLY BRADFIELD Violin
EUGENE CHADBOURNE Epiphone and George Burns Electric Guitars,
Gibson Acoustic, Champ and Traynors Amps, Personal Effects
ANTHONY COLEMAN Yamaha Organ, Electric Piano, Obsolete Mutron, Big Muff
TOM CORA Cello
ROBERT DICK Flute, Bass Flute, Piccolo, Game Calls
BILL HORVITZ Electric Guitar
WAYNE HORVITZ Farfisa Organ, Harmonica, Tape, Electronics
MARK KRAMER Cheap Organ, Tapes, Synthesizer, Radio, Devices,
BeeGees Rhythm Machine
BILL LASWELL 4 and 6 String Fender Basses
GEORGE LEWIS Tenor Trombone
DAVID MOSS Drums, Voice, Wood, Water, Cymbals, Metal Pieces, Pods,
Steel Drum, Zither, Hammered Dulcimer, Toys, Mylar,
Bertoia Sound Sculptures
MARK SMITH Prompter
JOHN ZORN Alto/Soprano Saxophone, Bb/Eb Clarinets, Game Calls
(DISC ONE)ARCHERY REHEARSAL
1.PART 1 2.PART 2 3.PART 3
(DISC TWO)ARCHERY
1.A1-D2 2.D3-G1
(DISC THREE)ARCHERY
1.G2-L4 2.L5-O14
(全7曲)
(下線・・・"previously unreleased")
● このCDも元々大作"PARACHUTE YEARS"の中に収録されていたものである。2001年に単独で発売されたというわけだ。全3枚組にもなる。
これも"Lacrosse"や"Pool"同様におそらくは後のコブラのような理論に基づく音楽の一種だと思う。これにも"プロンプター"と呼ばれる人間が登場する。音楽の断片でも音の塊でもない、もはや音の細切れである。リハーサルの最後に演奏者の肉声が入っている。
又、中にイラストが多数収録されている。これらが全部解明できればこの音楽(?)の謎も解るというものだが。
1979年収録。言わば青春の一ページだろう。ただ、メンバーはそうそうたる顔ぶれ。
超上級者向け。
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Songs from the Hermetic Theater
(2001, TZADIK) TZ7066
JENNIFER CHOI Violin 4
JOHN ZORN 1-4
1.AMERICAN MAGUS 2.IN THE VERY EYE OF NIGHT 3.THE NERVE KEY
4.BEUYSBLOCK
ジャケット特徴:
これは鉱石か何かだろうか。ジャケットにした理由がわからない。
中身は2人の写真、前衛映像作家(だと思う)のマヤ・デレンとハリー・スミス。
● ジョン・ゾーン初めて(らしい)の電子音楽を収めたCD。しかし、ウェンディ・カーロスみたいな音楽を期待してはいけない。尚、殆どの演奏をゾーンがこなしているんだそうな。
1曲目は"electronic music"となっている。14分少々の曲。鼓膜をバタバタ打ち震わすような曲で、高音域と低音域が行ったり来たりする。慣れるまではヘッドホンで聴かないこと。
2曲目は冒頭でマヤ・デレンの声が聞こえてくる。彼女の語りが終わった後は延々と低音のズンズンという音が鳴り響く。
3曲目は"computer music"となっている。ノイズや高音がいつ果てることも無く続く。騒々しいのに頭に染み渡っていくような感じ。1曲目とちょっと感じが似ている。
4曲目はピアノと弦楽に加え、それになんと59種類の様々な道具を使って演奏する。ピアノと弦楽の寂しげなメロディーの横で新聞紙やらバケツやらティッシュペーパーやらメガホンやらポラロイドカメラやらを使って、ゾーンがせわしなく音を立てつづける。途中から土建屋のような雰囲気になるのが笑えてしまう。
中級者向けかもしれない。
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IAO music in sacred light
(2002, TZADIK) TZ7338
CYRO BAPTISTA
JENIFER CHARLES
GREG COHEN
BETH HATTON
BILL LASWELL
REBECCA MOORE
MIKE PATTON
JIM PUGLIESE
JAMIE SAFT
JOHN ZORN
1.Invocation 2.Sex Magick 3.Sacred Rites Of The Left Hand Path
4.The Clavicle Of Solomon 5.Lucifer Rising 6.Leviathan 7.Mysteries
ジャケット特徴:
真っ白。まるでビートルズの"ホワイト・アルバム"みたい。中には4枚の秘術めいたカードが入っている。年々ジャケットの文字が見づらくなっているが、気のせいだろうか。
● 収録は7曲だが様々な方向性の音楽が聴ける。以前出ていた"music romance"シリーズの続編みたいに考えればいいだろう。トータル50分強。
最初の曲はミステリアスなオルガン(ジェイミー・サフトだと思うが)と鐘の音に始まる。この後のパーカッションの異様な高まりとあいまって神秘的な雰囲気になる。さすがはシロ・バプティスタ、様々な打楽器が登場する。2曲目も淡々と続く打楽器。シロ、ますます気合が入る。3曲目も永遠に続きそうな旋律。その中でピアノが光る。
4曲目はSongs from the Hermetic Theaterに出てくるような高い音のノイズが中心(あれよりはおとなしいが)。5曲目は打って変わって女性合唱。展開が読めませんねぇ。途中に混ざる囁き声が耳をくすぐり、聴く者をあらぬ方向へ導く。このアルバムの中で最も美しい曲。6曲目はまたも打って変わったデスメタル。この落差はなんなんだ…
最後の曲はしんみりしたギターの音色が美しい。ここでも打楽器のシロ、頑張る。
…ところでゾーンは作曲以外にどこで演奏しているんだろう。4曲目あたりか(本文は一部管理人の推測で書かれています。特にシロ・バプティスタについては…)。
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Hemophiliac
(2002, TZADIK) TZ0001![]()
(左)紙カバー表 (右)紙カバー裏(パットン、イクエ、ゾーンの直筆サイン)
(上)中身
MIKE PATTON Voice, Electronics
IKUE MORI Drum Machines, Electronics
JOHN ZORN Saxophone, Voice
(DISC ONE)
1.skin eruptions 2.edema 3.atrech marks 4.the stitch 5.malabsorption
6.high anxiety 7.dizzy spells 8.mood swing
(DISC TWO)
1.gotu kola 2.black kohosh 3.the squaw vine 4.blessed thistle 5.silymarin
6.red clover 7.chlorophyll enemas 8.the black radish 9.essence of primrose
10.dong quai
(全18曲)
ジャケット特徴:
紙のケース入り。桝目に不揃いな赤い点がびっしりと打ってある。「血」の意味なんだろうか。裏にはマイク・パットン、イクエ・モリ、ジョン・ゾーンのサイン入り。パッケージを開くと、御三方のモノクロ写真が。
● 2002年に枚数限定で発売された2枚組CD。アメリカでしか発売していないものと思って諦めていたら、新宿のディスクユニオンで手に入ってしまった…
3人の奏者による、即興演奏集だと思えばいいかもしれない。10分以上の曲もあれば1分少々で終わる曲もある。2枚とも収録時間は1時間以上。
マイク・パットンは"THE BIG GUNDOWN"でかなり渋いヴォーカルを歌っているが、今回はそちら方面は影を潜めている。イクエ・モリは今回も相変わらずドラム・マシーンを操っている。"GARDEN"みたいな彼女の音が目立つ曲もいくつかある。ジョン・ゾーンは伸び伸びとサックスを吹いていて無我の境地に立っているようだ。1枚目のCDの4曲目はラップ調の音楽に、多分ゾーンがシャウトしている。"Mike Patton!!""Ikue Mori!!"などと名前を連呼しているのは笑える。7曲目では突然ハモりながら歌い出すのはビックリ。2枚目のCDの1曲目では途中からお子様に聴かせるのにためらってしまう音声になる。
…このCDを聴けるあなた、ラッキーですよ。
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Mike Patton:Pranzo Oltranzista (1997,TZADIK) TZ7022
ERIK FRIEDLANDER Cello MIKE PATTON Voice, Sound effects MARC RIBOT Guitar WILLIAM WINANT Percussion JOHN ZORN Alto Saxophone
1.ELETTRICITA ATMOSPHERICHE CANDITE 2.CARNE CRUDA SQUARCIATA DAL SUONO DI SASSOFONO
3.VIVANDA IN SCODELLA 4.GUERRA IN LETTO 5.CONTORNO TATTILE(PER RUSSOLO)
6.I RUMORI NUTRIENTI 7.GAROFANI ALLO SPIEDO 8.AEROVIVANDA 9.SCOPPIONINGOLA
10.LATTE ALLA LUCE VERDE 11.BOMBE A MANO
● 元・"faith no more"のヴォーカルで、THE BIG GUNDOWNでは渋い歌声を披露してくれたマイク・パットン。その美声とは正反対(?)にとんでもない前衛音楽を作っている。これもその一つで、約32分の収録時間にサックスのゾーンをはじめマーク・リボーやエリック・フリードランダーといった豪華な顔ぶれが揃っている。曲名が何やらイタリア語っぽいが、ジャケットの文章をよく読むと食べ物の名が書かれている。ゾーンのサックスは時に甘い調べを奏で、時にスリリング(特に8曲目はガラスの割れる音と共に進行し、最後は爆音に飲み込まれる)に展開する。チェロの奥行きのある音とギターの単調だが心に響いてくる音をベースに、様々な聴くにはしんどい雑音が混然一体となっていて、もはや変態系な音響空間が構築されている。全く知らない人にBGMとして聴かせるにはかなりの勇気がいる。
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The Stone:issue one (2006,TZADIK) TZ0002
ROB BURGER Organ, Electric Piano DAVE DOUGLAS Trumpet BILL LASWELL Bass BEN PEROWSKY Drums MIKE PATTON Voice JOHN ZORN Saxophone
1. Introduction 2. Interlude 1 (Patton) 3. Part One 4. Interlude 2 (Douglas/Zorn) 5. Part Two
6. Interlude 3 (Laswell) 7. Postlude 8. Coda
● "The Stone"というのは、ジョン・ゾーンが運営するニューヨークのライヴハウス。彼のお仲間たちが日々ライブを繰り広げている。その運営のために出来たのがこのCDらしい。アマゾン、TOWERなどでは手に入らない。私は新宿のディスク・ユニオンという店で7000円も払って買った(涙)。ジョンのサインとナンバー入りである(限定1000)。中身は彼らが日常演奏しているごく普通のモダンジャズで、最初の辺だけマサダが入ったり、マイク・パットンが叫んだりするが、トータルで言えば攻撃的な音楽ではない。ゾーンの仲間たちを支えたいと言う方、何が何でもGETすべし。
(追加情報)TOWER RECORDS渋谷店などの大型店の店頭でも廉価版が入手可能です。私が買ったのはサイン入りということで高くなったようです。
Marc Ribot:SHOE STRING SYMPHONETTES
(1997,TZADIK) TZ7504
GREG COHEN Bass 1,14 JILL JAFFE Violin, Viola 1,5,7,8,10,11,14 MARC RIBOT Guitar, Sampler, Trumpet, Banjo, Eflat Horn 1-6,9,12-14 BRAD JONES Bass 2,4,13 BILL WARE Vibes 2,4,13 CURTIS FOWLKES Trombone 2,4,13 JIM NOLET Violin 2,4,13 ROY NATHANSON Saxophone 2,4,13 E.J.RODRIGUEZ Drums, Percussion 2,4,13 GREGORY RIBOT Flute 2,4,13 PAUL CLARVIS Drums, Percussion 3,6,12 DAVE MERIC Keyboards 3,6,12 PHIL BOYDEN Violine 3,6,12 HELEN THOMAS Cello 3,6,12 MIKE KEARSEY Trombone 3,6,12 DAVE DOUGLAS Trumpet 7,8,10,11 VICKI BODNER Oboe 7,8,10,11 CHARLIE GIORDANO Piano, Keyboards 7,8,10,11 MAURO REFOSCO Percussion 7,8,10,11 MAXINE NEUMAN Cello 7,8,10,11 TONY GARNIER Bass 7,8,10,11 JOHN ZORN Saxophone 9 ANDY HAAS Saxophone 9 CYRO BAPTISTA Drums 3,6,12
1. Looks LIke Hell 2. Hitman 3. Aelita Suite I 4. Montuno 5. Bells 6. Aelita Suite II
7. Before The Prison Riot 8. You Kill Him 9. Surf's Down 10. Paul's There 11. Did You?
12. Aelita Suite III 13. End Credits 14. End Credits
1,5,9…"DEATH BY UNNATURAL CAUSES"(1991) DIRECTOR KAREN BELLONE AND LISA RINZLER
2,4,13…"LANDLORD BLUES"(1987) DIRECTOR JACOB BURKHARDT
3,6,12…"AELITA QUEEN OF MARS"(1928) DIRECTOR YAKOV PROTAZANOV
7,8,10,11…"PIECES FROM AN INCOMPLETE PROJECT"(1995-6) DIRECTOR JOE BREWSTER
9…"SUMMER SALT"(1993) DIRECTOR CHARLIE LEVI
● マーク・リボーによる映像音楽集。どれも短編映画か。中には古いものも含まれる。12曲目が行進曲風で一番まとまっていて面白い。ゾーンが出てくるのは9曲目。リボーのギターの後、唐突にサックスとして乱入し、そのままフェードアウトしてしまう。あっけない。
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The Stone:issue three (2008,TZADIK) TZ0004
LOU REED Electric Guitar LAURIE ANDERSON Violin, Electronics JOHN ZORN Saxophone
1. Part 1 2.Part 2 3.Part 3
● ジョン・ゾーンのライヴハウス、"THE STONE"ものの3枚目。タワーやアマゾンの通販では入手が出来ず、ディスクユニオンの通販でかなり高い値段で泣く泣く購入した1枚。無論即興演奏。最初の曲ではギターの長い序奏の後6分くらい経ってからサックス登場。1曲目はリードのギターの印象が強いが、2曲目ではアンダーソンの出す音の強さが印象的。まぁなんというか、悲しくもなく無茶苦茶ハッピーでもなく、抽象的な音楽だね。
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Raz Mesinai:Cyborg Acoustics (2004,TZADIK) TZ8003
TIM BARNES Drums, Percussion, Processed Drums 1-6 MARK DRESSER Contra Bass 6以外 RALPH FARRIS Violin 6以外 MARK FELDMAN Violin 6以外 SHELLEY HIRSCH Processed Voice 6 EYVIND KANG Viola 6以外 OKKYUNG LEE Cello 6以外 RAZ MESINAI Sampler, Objects, Percussion, Processed Piano 1-6 JOHN ZORN Alto Saxophone 6
1-5. Ghosts Of The Gulag 6.The Reanimater 1.0:EPISODE 1:Zorn VS. The Reanimater 7.Ghosts Of The Gulag - Reprise
● ラズ・メシナイはイスラエル生まれの作曲家。最初の"Ghosts…"は弦楽器とパーカッションにメシナイ自身サンプラーなどあれこれ色を施す。時に幻惑的で時に無機的。トラック6は音楽を使ったゲームとも言うべきものか。挑戦者はゾーン(サックス)。迎え撃つ"GEI(Genetically Enhanced Improvisor)"には4人(メシナイが2つ兼任)いて、"ザ・リアニメーター(サンプラー)"、"サイコパス・サリー(ヴォイス)"、"エヴィル・ボブ(打楽器)"、"ドラッガー・ザ・エンフォーサー(ピアノ)"と言う。コブラなどとは違った面白さがあり(この面白さを表現する力が自分には無い)、興味のある方はぜひ一度。ちなみにゾーンはこのゲームでハイスコアをマークしたようである。最後の曲はそれまでとは打って変わった叙情性のある曲になっている。
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The Satyr's Play/Cerberus (2011,TZADIK) TZ7390
CYRO BAPTISTA Percussion 1-8 KENNY WOLLESEN Percussion 1-8 PETER EVANS Trumpet 9 DAVID TAYLOR Bass Trombone 9 MARCUS ROJAS Tuba 9
1-8… "The Satyr's Play − Visions of Dionysus" 9…"Cerberus"
● 2010年作。トラック1-8は2人の打楽器奏者による演奏。27分弱。打楽器奏者と書いたが、実際には動物の鳴き声や女の叫び声なども入っており、音の加工がされているようだ。それ故か演奏者の少ない割には(もちろん演奏者の巧みさが成している部分もあろうが)音の広がりを感じる。口琴の音などもあり、ヴァラエティに富んで面白い。トラック9は管楽器3人による11分弱の曲。メロディーの断片を無理やりつなぎ合わせて曲にしたような感じはゾーンの真骨頂。かなり変わった音の出し方を要求している。