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ジョン・ゾーン[Music Romance→The Dreamersシリーズ]

ジョン・ゾーンの新たなる挑戦、"Music Romance"シリーズ。
ペインキラー、ネイキッド・シティー、ユダヤ的な室内楽など様々な音楽を一度に聴ける。
最近ではこのシリーズから派生してできた"The Dreamers"による爽やかな演奏が目立つ。


今後の発展を願う意味で、単独コーナーとして分離。

(番号は参加した曲を表す)

1.Fils des Etoiles 2.This Way Out 3.Music for Children 4.Bikini Atoll 5.Bone Crusher
6.Dreamer of Dreams 7.Cycles du Nord 8.Sooki's Lullaby


ジャケット特徴:
裸の妖精達、子供たち・動物が戯れている絵。ラフなタッチだがなんかいやらしい。
これらはヘンリー・ダーガー(故人)が描いたものである。
描かれているのは男のシンボルを持った女の子、だそうだ。私には付いていけませんね。


人形の写真が何点かあるが、生々しくエロティック。また人形とは思えぬ、子供の遺体のような写真が気になる。タイトルに反し、決して子供向けでない。


"Music Romance"シリーズの第1弾。

様々なジャンルの曲が同居している。
1・8はチェレスタの音色が美しい馴染みやすい曲。
3は完全に室内楽。
2・4・5は"Torture Garden"の収録曲とそんなに変わりはない。それもそのはず、これらの曲を演奏しているのは"NAKED CITY"のコピーバンド、
"PRELAPSE"のメンバーなのである。ゾーンがゲストで演奏している。
6は"これがジョン・ゾーンなの?!"といいたくなる、うっとりくる傑作。弦が泣かせます。
7は掃除機を録音したような、ヒューヒューシューシュー。


子供向けの音楽とは思えないが、バラエティに富んで楽しめる。
(番号は参加した曲を表す)

1.Fils des Etoiles 2.This Way Out 3.Music for Children 4.Bikini Atoll 5.Bone Crusher
6.Dreamer of Dreams 7.Cycles du Nord 8.Sooki's Lullaby



"Music Romance"シリーズの第1弾が世に出て10周年、というわけで記念に出されたCD。曲数も前と同じやん、と思い買ってなかったが、加工された曲があると聞き慌てて入手(あさのさん、感謝!)。

違うのが7曲目、20分近くあるヒューヒューシューシュー、これにルー・リードの辛うじて何かの音のようなギター(なんだけどね)とウィリアム・ウィナントの思い出したように鳴るパーカッションが加わっている。前よりは若干聴き易くなったかな、と言う程度。どう考えても他の曲が出来すぎていたために、これしかいじれなかったとか。こんなことは言いたくなかったが。でも第4弾が出るのなら聴いてみたいね。

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(番号は参加した曲を表す)

1.In the Temple of Hadjarim 2.Sacrifist 3.Mayim 4.Koryojang 5.Bulls-Eye 6.Zeraim
7.Thaalapalassi 8.Makkot 9.A Tiki For Blue 10.The Possessed 11.Oracle
12.Koryojang (End Credits)


ジャケット特徴:
前作Vol.1と同様に箱入りになっている。
CDケース裏は雪に埋もれた鹿の角の残骸。中身は奇妙な写真が4枚並ぶ。

全て荒木経惟氏による撮影なんだそうな。


そしてCDケースを解体すると、とても人には見せられないような写真が出てくる。


"Music Romance"シリーズ、待望の(?)第2弾。

前回同様に様々なジャンルが並ぶが、今度も傾向がはっきり分かれている。
3・6・8はユダヤ系な弦楽三重奏曲。
2・7・10はペインキラーの系統と言えそう。
5の狂った感じはネイキッド・シティー、9は前作(Vol.1)の6曲目、
11は前作の1・8曲目にそれぞれ近い。


やはり関連付けて曲を作ったんだろう。CD1枚でいろいろ楽しめる。
10ではゾーン自身が参加。ペインキラーを彷彿とさせる。
11はチボ・マットのヴォーカルが歌っている。意味は・・・?バックに時計らしき音が流れ続ける。


耳に心地よいものから好きな人しか興味の持てないマニアックなものまで、この人は何だってできる。更なる続編を期待したい。

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THE GIFT Music Romance Vol.3
(2001 TZADIK)
TZ7332
(番号は参加した曲を表す)

1.MAKAHAA 2.THE QUIET SURF 3.SAMARKAN 4.TRAIN TO THIENSAN
5.SNAKE CATCHER 6.MAO'S MOON 7.CUTTING STONE 8.LA FLOR DEL BARRIO
9.BRIDGE TO THE BEYOND 10.MAKAHAA(reprise)


ジャケット特徴:
箱は花柄にリボンが描かれていてかわいらしい感じ。しかし中身のイラストは怪しい少女趣味。これも女性にはどうかな…ヤバイんじゃないかしら。
for "lovers" onlyと書かれており、一瞬買うのをためらった。


"Music Romance"シリーズ、第3弾。これまではユダヤ系弦楽三重奏曲とかデスな曲とか、いろいろなジャンルの曲を集めていた感があるが、今回は影を潜めた。
前半ではマーク・リボーのギターが渋い。また、ほぼ全曲に渡って登場するシロ・バプティスタのパーカッションが聴く者に安心感を与える。3曲目では口琴に続いて尺八まで登場、意外な取り合わせにびっくり。尺八の音色は歌声のように聞こえてくる。前半のいくつかの曲のタイトルからして東洋をイメージしているような気がする。
白眉は6曲目。月の出ている夜のようなテイストの曲に加え、デイヴ・ダグラスの甘いトランペットの音色に思わずクラッ。9曲目で真打ち・ジョン・ゾーンが登場、どんよりした感じの曲に追い討ちをかけるように怪しげなテルミンを響かせる。


飛びぬけた感は無いが、その分全曲聴きやすく、BGMとして特にお奨めしたい。

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The Dreamers
(2008 TZADIK)
TZ7366
1. Mow Mow 2. Uluwati 3. A Ride on Cottonfair 4. Anulikwutsayl 5. Toys 6. Of Wonder and Certainty (for Lou Reed) 7. Mystic Circles
8. Nekashim 9. Exodus 10. Forbidden Tears 11. Raksasa


ジャケット特徴:
かわいらしい小動物のマスコットが散りばめられている。おまけのシールがいい。


"THE GIFT"の続編という位置づけで製作された1枚。ゾーン自身も5曲目からサックスを吹いている。各人の演奏は誰をとってもプロだなと唸らせるものだが、全体的に言える事は、特にマーク・リボーのギターが非常にすばらしいという事。ほぼ全曲で演奏している(3曲目を除く)。時に主役、時に脇に回りムードを盛り上げている。3曲目は軽快なテンポのジャズ。4曲目は野生動物が蠢く森の中という感じ。7曲目は口琴が登場。9曲目はちょっとアクションが入ってるような感じ。寝る前などに静かに聴くBGM、と言うよりティータイムなどに少し本でも読みながら聴くのがマッチしているように思うのです。トータル53分弱とちょうどいい。

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O'o
(2009 TZADIK) TZ7376
1. Miller's Crake 2. Akialoa 3. Po'o'uli 4.Little Bittern 5. Mysterious Starling 6. Laughing Owl 7. Archaeopteryx 8. Solitaire 9. Piopio
10. The Zapata Rail 11. Kakawahie 12.Magdalena


ジャケット特徴:
色とりどりの鳥のイラスト。魚も泳いでいる。中には豚ばっかりのイラストが。鉛筆で描かれた鳥たちのイラスト集がついてくる。


"THE DREAMERS"と同じ演奏者が再び集結(今回はゾーンのサックスは無い)。なので、こちらで紹介します。ハワイの鳥たちに触発されて書かれた音楽らしい。太陽光が燦々と照りつける南の島の音楽というイメージでピッタリ。ゾーンの懐の深さにうっとりしてしまう。またそれに応える演奏者の技量。どれをとっても一級品。まさに、夏だからこそ聴きたい音楽である。

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The Dreamers Christmas
(2011 TZADIK) TZ7393
1. Winter Wonderland 2. Snowfall 3. Christmas Time Is Here 4. Santa’s Workshop 5. Have Yourself A Merry Little Christmas 6. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! 7. Santa Claus Is Coming To Town
8. Magical Sleigh Ride 9. The Christmas Song


ジャケット特徴:
愛らしいイラスト。これで危険な音楽であるはずがない。サンタクロースなどのシールが同梱されている。


"THE DREAMERS"と同じ演奏者が再び集結(今回もゾーンのサックスは無い)。日本では11月、アメリカでは10月に発売されたクリスマス用のアルバム。早すぎねぇか。芸達者たちの競演はついにクリスマスに及んだかといったところ。さすがにクリスマスソングばかりなのでゾーンのオリジナル曲となるとトラック4・8しかなく、そういった点ではやや興味が薄れるが、演奏は間違いが無いし万人受けするのでプレゼントにもぴったりだろう。尚パットン将軍がトラック7でゴニョゴニョ歌っていて、9では本格的な美声を披露している。よく知られたクリスマスソングに比べると、ゾーンの曲は確かに良いんだけどあまりそれっぽくない。まぁ歌詞が無いからしょうがないんだろうけど。

このCDと同時に発売されたLP盤が2枚あって、一つはこのCDと収録曲数が全く同じもの、もう一つはこのCDのトラック4と9を収録したシングル盤のLPである。違いがあるのかどうかは烏鵲がLPを聴く手段が無い為確認できない。その点はお許し願いたい。
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