ジョン・ゾーン[FILMWORKS 21-]

FILMWORKSシリーズもついに20を突破。とげとげしい音楽から離れ、円熟味を増している。


John Zorn FILM WORKS ]]T
Belle de Nature/The New Rijksmuseum
(2008, TZADIK) TZ7370
filmworks]]T
1. Masque en Sole 2. Un Rose 3. L’Air et Les Songes 4. Fouet D'epines 5. Elle Vient 6. Orties Cuisantes 7. Belle de Nature

8. Storage 9. Conservation 10. Rendering 11. Meeting 12. Restoration 13. Construction 14. Architecture 15. Design 16. Planning
17. Completion


(全17曲)

ジャケット特徴:
裸の女。


2本の映像作品のサントラ。1本目はFILMWORKSWYでも手がけたマリア・ビーティ監督作。自然を戯れる美しい女性に何故かSMの要素が絡むようである。音楽は弦の使い手3人による演奏。ジャケットに写っている女性も美しいが、演奏も負けず劣らず優雅で気品がある。リボーさん、毎回良い仕事をする人だ。2本目はオランダのミュージアムを扱った作品らしい。鍵盤楽器とパーカッション、トラック12と15がゾーンの弾くハープシコードに変わっている。極めて個人的な話になるが、このシリーズを最近うちの母にプレゼントしている。近作は非常に評判がよく、快眠が期待できると言ってる。
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John Zorn FILM WORKS ]]U
The Last Supper
(2008, TZADIK) TZ7371
filmworks]]U
1. Somnambulisme 2. Opening Invocation 3. Virgin Sacrifice 4. Vespers 5. Spiral 6. The Last Supper 7. The Colors of Blood 8. Sexaltation
9. Dance for the Vernal Equinox 10. Tarot 11. Time Travel 12. Le Diable 13. Exhaltation 14. Futur Primitif 15. Blood Ritual 16. In Alium

(全16曲)


ジャケット特徴:
FILMWORKSシリーズ初のブックレットつき。裸の女がいっぱい出ている…のだが、違和感あり。


今回は5人の合唱にパーカッションが加わる形。管弦楽は一切無い。最初の2曲はメロディーを奏でる合唱と言うより、声をバラバラにして組み合わせたといったところ。3曲目からパーカッション登場。オーソドックスな歌唱から息遣いオンリーまで、歌手に要求していることは幅広い。パーカッションも時にテンポよく鳴らしたり、乱れ打ったりやることはある意味奔放。何が飛び出るかわからない。非常に独創的である。
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John Zorn FILM WORKS ]]V
El General

(2009, TZADIK) TZ7373
filmworks]]V
1. Los Cristeros 2. El General 3. Besos de Sangre 4. Maximato 5. Soviet Mexico 6. Lagrimas Para Ti 7. Mala Suerte 8. Exilio 9. Recuerdos
10. Besos de Sangre (piano trio) 11. Exactamente Eso

(全11曲)


ジャケット特徴:
てっきりアニメかと思ったら…そうじゃないみたい。


メキシコの政治家、プルタルコ・エリアス・カレスを題材にした映像作品に音楽をつけたもの。過激な色調はほとんど無く、"THE CRUCIBLE"じゃ派手なギターを演奏していたマーク・リボーもすっかりムーディーになっている。リボーのギターもそうだが、ロブ・バーガーの心地良いアコーディオン、ケニー・ウォーレセンの穏やかなマリンバ、それらを裏で支えるグレッグ・コーエンのベースが絶妙に絡み合い、聴く者を魅了して止まない音響空間を作っている。
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John Zorn FILM WORKS ]]W
The Nobel Prize Winner

(2010, TZADIK) TZ7385
filmworks]]W
1. THE NOBEL PRIZE WINNER 2. WRITER'S BLOCK(ILSE'S THEME) 3. THE DEPRAVED CITY 4. ANNABEL 5. OUR IN-HOUSE DOSTOEVSKY
6. THE SEARCH 7. DENOUEMENT 8. DOOR TO DOOR 9. SUICIDAL TENDENCY 10. FYODOR AND ANNABEL 11. PLAGIARISM
12. MORAL AND IMMORAL (TAKE 1) 13. GHOST OF A GUILTY CONSCIENCE 14. JOACHIM WEST 15. MORAL AND IMMORAL (TAKE 2)

(全15曲)



オランダの2010年作のモノクロ映画の付随音楽。ロブ・バーガーのピアノに乗せて華麗な調べが続く。付随音楽だからとは言え、どれもジャズの本流といったところか。9曲目だけがタイトルからも推察されるように、かなり前衛。まぁ後は普通だね。どの曲も短く、5分を少し超えるのがある程度。
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