ジョン・ゾーン[50歳の誕生記念]
ゾーン生誕50年を祝って演奏された、一連の企画もの。結構あるんだね。
MASADA STRING TRIO
(2004, TZADIK) TZ5001
MARK FELDMAN Violin ERIK FRIEDLANDER Cello GREG COHEN Bass JOHN ZORN Conductor
1.tahah 2.abidan 3.lachish 4.sippur 5.malkut 6.meholalot 7.kedushah 8.ner tamid 9.karet 10.moshav
11.khebar
ジャケット特徴:
厚紙で出来たジャケット。
● ジョン・ゾーンの生誕50年を祝うイベントとして企画された、マサダ弦楽三重奏団のライブ録音。ゾーンをかじったことのある人なら耳にした事のあるあの曲が、あの曲が…3人の完璧な呼吸とそれを生み出すゾーンの指揮。これはもう伝説の域に達している。9曲目が特にすごい。ゾーン初心者から上級者まで幅広く楽しめる1枚。
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MILFORD GRAVES/JOHN ZORN DUO
(2004, TZADIK) TZ5002
MILFORD GRAVES Percussion
JOHN ZORN Alto saxophone
1.inserted space 2.looping journeys 3.calling in proceed 4.deep within 5.smooth interaction 6.talk
7.synchronicity
ジャケット特徴:
このシリーズお揃いのストライプ。
● ジョン・ゾーン生誕50周年記念シリーズ・第2弾。パーカッションのミルフォード・グレイヴスとのデュオ。ライヴ演奏。一見無秩序なように聞こえる中にも一対一の真剣勝負が繰り広げられている。3曲目では冒頭歌が入る。その部分だけがちょっとユダヤっぽいが。4曲目は冒頭から暫く声とパーカッションの掛け合いがある。声の主はグレイヴスか。目まぐるしいねぇ。5曲目はそれまでの激しさとは一線を画した感じの出だしで、ゾーンは音色に重点を置いて演奏しているようだ。また、次の"talk"は文字通りトーク。声が小さくて聞き取りにくいが。最後も冒頭アカペラ。即興でユダヤ性を強調したかったんだろうか。違うか。
LOCUS SOLUS (2004, TZADIK) TZ5003![]()
ANTON FIER Drums ARTO LINDSAY Guitar, Voice JOHN ZORN Alto sax
1.intro 2.that 3.moment 4.unwritten 5.ponce 6.come yelling 7.on the ropes 8.klossowski 9.pacing
10.in memory of 11.detroit for no reason 12.this year's skirts 13.want those boots 14.trampoline at dawn
15.last thing to get moist 16.ceiling 17.doll sport
ジャケット特徴:
このシリーズお揃いのストライプ。
● ジョン・ゾーン生誕50周年記念シリーズ・第3弾。前作・"LOCUS SOLUS"でセッションを繰り広げた3人が再び集結。互いに進む道は違っていったが、いざ集まると中身は変わってなかった…といったところか。アート・リンゼイが"D.N.A"でやろうとしていたことをこの3人がやっている。そういう印象。
ELECTRIC MASADA (2004,TZADIK) TZ5004
JOHN ZORN Alto Saxophone MARC RIBOT Guitar JAMIE SAFT Keyboards IKUE MORI Laptop electronics TREVOR DUNN Bass JOEY BARON Drums KENNY WOLLESEN Drums CYRO BAPTISTA Percussion
1.tekufah 2.idalah-abal 3.hadasha 4.hath-arob 5.yatzar 6.lilin 7.kisofim
● ジョン・ゾーン誕生50周年記念第4弾。マサダの楽曲をよりパワフルにするとどうなるか…その結果がこれ。底流にあるのは紛れも無くマサダだが、ドラムやイクエ・モリが加わることにより、エンドレスで混沌とした世界が繰り広げられている。7曲目はアンコール。ここまで来ると落ち着いて聴ける。マサダに最初に触れる方はこのCDは後に回して"LIVE IN MIDDELEHEIM"や"THE UNKNOWN MASADA"あたりを最初に聞いてからELECTRIC MASADAを聴いた方がいいような気がするが。ところで、6曲目の半ばから聴こえてくる音は人の声なんだろうか。んなわけないか。
FRED FRITH/JOHN ZORN DUO (2004,TZADIK) TZ5005
FRED FRITH Guitars JOHN ZORN Alto Saxophone
1.off topic 2.alecto 3.sowers of discord 4.four corners 5.level six jumping 6.cruel abstruction
7.eumenides outside the window 8.nine-part invention 9.cord trouble and tuning 10.astrologers and magicians
● ジョン・ゾーン誕生50周年記念第5弾。長年の演奏仲間・フレッド・フリスとの競演。ライヴ盤。即興演奏が続くのでなんともコメントの仕様が無いのだが…8曲目は踊りたくなるような拍子で面白い。9曲目(9トラック目というべきだろう)はフリスのギターの調子がちょっと狂ったので直しているところ。
HEMOPHILIAC (2004,TZADIK) TZ5006
MIKE PATTON Voice
IKUE MORI Laptop Electronics
JOHN ZORN Alto Saxophone
(全7曲)曲名は記号の羅列になっており、ここでは表記する自信が無い。
● ジョン・ゾーン誕生50周年記念第6弾。"HEMOPHILIAC"は限定盤で製作された時のユニット。かなりなアヴァンギャルドで馴染みにくいが、それでも5曲目や7曲目(最初だけ)のように美しい調べも期待できる。マイク・パットンは今回機械的な声の出演で歌唱は無い(それ以外にも参加しているはずだが)。
MASADA
(2004,TZADIK) TZ5007
JOEY BARON Drums
GREG COHEN Bass
DAVE DOUGLAS Trumpet
JOHN ZORN Saxophone
1.karaim 2.hath-arob 3.sippur 4.acharei mot 5.kedushah 6.ravayah 7.piram 8.ashnah
● ジョン・ゾーン誕生50周年記念第7弾。今回はマサダ。このシリーズは基本に立ち帰るという趣旨なんだろうなぁ。ユダヤ臭くなくかと言って刺激が多いわけでもなく、まぁ普通に聴けるジャズですな。どうも50周年シリーズはコメント書くのに苦労する。さて、ディスクユニオンのサイトでは、このCDが一部映像つきということで注目していたのだが、我が家のどのドライブで再生しても映像のかけらも発見できなかった。かと言って2枚組みになってるわけでもない。どう説明するんだ。
(映像を見たと言う方、ご教示願います)
SMITH/IBARRA/ZORN
(2004,TZADIK) TZ5008
WADADA LEO SMITH Trumpet
SUSIE IBARRA Drums
JOHN ZORN Alto Saxophone
1.meridian 2.rising sign 3.spirit writing 4.by the mark, eight 5.visitation 6.ipsissimi 7.ghost writing
8.the ascending arc 9.full fathom five
● ジョン・ゾーン誕生50周年記念第8弾。今回はトランペットのワダダ・レオ・スミスとドラムのスージー・イバラとの共演。前半ゆったりしたテンポのドラムに合わせて戯れるようにゾーンのサックスが唸る。後半6曲目からスミス登場。ゾーンと丁々発止のやりとりを演ずる。このトランペットがいいんだ。7曲目からは3人で演奏。今までの50周年のCDはちょっと自分にはついていけない部分もあったが、これは天才達の技のぶつかり合いが楽しめていいですよ。
THE CLASSIC GUIDE TO STRATEGY VOLUME THREE
(2004,TZADIK) TZ5009
JOHN ZORN Alto Saxophone
1.the fire book:one 2.the fire book:two 3.the firebook.three 4.the firebook four 5.the fire book:five
● ジョン・ゾーン誕生50周年記念第9弾。今回はゾーンのサックス・ソロ。前作(「地」というやつですね)がヴォリューム1と2を兼ねているので、今回は3。これを買う前は一回聴いてお蔵入りしそうだなと思っていたが、前作と傾向は変わらないものの、ゾーンのサックスを何遍も聴いているうちに慣れてしまった感がある。メロディーのようなものはない。サックスのあらゆる音を出せる可能性のある奏法を駆使したといったところか。
EYヨ/ZORN DUO
(2005,TZADIK) TZ5010
YAMATAKA EYE Voice、 Electronics
JOHN ZORN Alto Saxophone
SAWAI TAEJI Technician
FRED FRITH Guitar 5
1.postiviva 2.m.s.t.g.l.(moneysextripgodlove) 3.big muff dive 4.microwaveable empty highway 5.sun see soon
6.choronzone
● ジョン・ゾーン誕生50周年記念第10弾。今回はゾーンのサックスとヤマタカ・アイの電子音兼ヴォイス、5曲目でゲストにフレッド・フリスのギター。前回の"NANINANIU"でアイさんの声が出なくなっちゃったのかなぁと心配をしていたのだが、これを聞いてそんな疑念も払拭。2曲目以降ネイキッド・シティーの頃をほうふつとさせるパフォーマンスを聞かせてくれる。一番良かったのは4曲目。アイの音が被さりながらもゾーンのサックスの甘い調べでうっとりさせる。日が沈む時間帯のようなイメージ。
※QuickTimeプレーヤーを持っている方に朗報です。本CDには約3分のムービーが2本収録されています。手ブレで暗いですが、ライヴの様子が実感できます。アイさん、ほとんど神様のような状態でパフォーマンスやってます。
BAR KOKHBA SEXTET
(2005,TZADIK) TZ5011(3枚組)
MARC RIBOT Guitar
MARK FELDMAN Violin
ERIK FRIEDLANDER Cello
GREG COHEN Bass
JOEY BARON Drums
CYRO BAPTISTA Percussion
JOHN ZORN Conductor
(DISC 1) FIRST SET
1.intro 2.lilin 3.ner tamid 4.karet 5.yatzar 6.khebar 7.eitan 8.kivah 9.teli
(DISC 2) THIRD SET
1.intro 2.khebar 3.lachish 4.kisofim 5.jachin 6.kochot 7.hazor 8.avelut 9.lilin
(DISC 3) LAST SET
1.intro 2.khebar 3.hadasha 4.hazor 5.eitan 6.karet 7.idalah abal 8.teli 9.avelut 10.bith aneth
● ジョン・ゾーン誕生50周年記念第11弾。今回はマサダ曲集を室内楽の面々で演奏しようと言う趣向。BAR KOKHBAの時にはいなかったジョーイ・バロンやエリック・フリードランダー、シロ・バプティスタまで加わって内容の濃い演奏を展開している。同じ曲が何回も出てくるが飽きが来ない。聞き物はやはり"karet"だろうか。
PAINKILLER
(2005,TZADIK) TZ5012
BILL LASWELL Bass
HAMID DRAKE Drums
JOHN ZORN Saxophone
MIKE PATTON Voice
1.your involable freedoms 2.dpm 3.prophethood of chaos
● ジョン・ゾーン誕生50周年記念第12弾。今回は懐かしのペインキラー。と言ってもドラムはハミッド・ドレイクに交代している。以前は吉田達也がライヴに出ていたと聞くが。ゲストのマイク・パットンが1曲目から飛ばしてくれるが、これが最大の聞き物だろう。かつての絶叫と地獄のサウンドで鳴らしたペインキラーも何だか角が取れてしまったのかな…。