ジョン・ゾーン[ユダヤ系]

ジョン・ゾーン自身、更には頻繁に共演しているメンバーも多くはユダヤ系らしい。
当然そちらの方面の音楽も多い。民族回帰なんだろうか。"マサダ"なんてのもやってるし。
近年はこちらに重きを置いているように思える。


1.SHTETL(GHETTO LIFE) 2.NEVER AGAIN 3.GAHELET(EMBERS) 4.TIKKUN(RECTIFICATION) 5.TZFIA(LOOKING AHEAD) 6.BARZEL(IRON FIST) 7.GARIN(NUCLEUS-THE NEW SETTLEMENT)


ジャケット特徴:
黒地に黄色いダビデの星。真ん中に"Jude"わかりやすい。
見開きには、餓死して打ち捨てられたユダヤ人の写真が。



表題の"KRISTALLNACHT"(水晶の夜)は1938年11月9・10日におきた事件。
ナチス党党首として政権を獲得したヒトラーはユダヤ人に対する弾圧政策を日増しに強めていった。そして、突撃隊等の連中がドイツ国内全土で一斉にユダヤ人街を襲撃する。火を放ち、略奪し、商店の窓を粉々に砕く。
燃え盛る炎や月の明かりに照らされて割れたガラスがキラキラと降り注ぐのを見たゲッベルスは、
「まるで水晶の夜だ」と言ったとか。これを機にヒトラーは果てしなく暴走していく・・・・


ユダヤ人迫害の象徴と言える事件が題材のこの7曲、特に2曲目は直接的に表現している。耳を劈く超音波がガラスの割れる音の混じって延々と流れる。最初聞いた人には恐ろしい苦痛である。
最後の曲以外はユダヤの民謡だか祈りだか分からないが、何かの歌が挟まれている。重苦しい。最初の曲ではヒトラーの演説も聞えてくる。
トランペットやクラリネットの物悲しいメロディーも効果的。かと思えば2・6曲目のような激しい音楽が挟まれており、"お涙頂戴"一辺倒にならないところが計算されている・・・?メッセージ性は強い。


注意書きがあり、2曲目をあんまり聴き過ぎると聴覚に障害を起こす恐れがある(作曲者)とさ。
何十回も聴いている私に今のところ自覚は無いんだが。大音量で聴かないこと、これが重要。

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1.ALEF 2.BOOK OF SPILENDORS 3.FROG DOINA 4.THE DYBBUK 5.2000 YEARS 6.GONIFF DANCE 7.RAV NOVA 8.AYIN

ジャケット特徴:
大曼荼羅みたいな図。ダビデの星を中心にヘブライ文字とか動物の絵が書かれている。
映画「π」にも紹介されていたがヘブライ文字は数字に対応しているらしい。



足踏みオルガン伴奏の歌曲集とでも言うべきか。
しかし最初から恐ろしくノイズがかかっていて聴きづらい。古いレコード盤みたいだ。これはいつ頃の録音なんだろうかと考えてしまう。
おまけに歌らしきものは最初と最後(ほぼ同じ曲)以外はよくわからんし、それどころかなんかキャアキャア言ってる。ここで歌っているのが誰か分かったら通である。


このイェチダなる人物はヤマンタカ・アイ、そしてツィツィットなる人物はジョン・ゾーンなのだ。

古びた民謡を聴いているのだと思えばいい。歌詞は無い(たぶん適当に叫んでるんだろう)。
NHKFMの日曜午前11:40頃に"日本民謡大観"という若年層が誰も知らない番組があるが、そこで流れている民謡(録音が昭和10年〜20年代)がこのCDの感じに近い。


上の「水晶の夜」といい「Zohar(光輝)」といい、ジョン・ゾーンをとことん追求したい人にしかお奨めできない。私だって最初どんなに後悔したことか。でも今は慣れてしまった。
この方面のCDを好んで聴く人は相当個性的である。

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(DISC 1)
1.GEVURAH 2.NEZIKIN 3.MAHSHAV 4.ROKHEV 5.ABIDAN 6.SHELOSHIM 7.HATH-AROB 8.PARAN 9.MAHLAH 10.SOCOH 11.YECHIDA 12.BIKKURIM 13.IDALAH-ABAL


(DISC 2)
1.TANNAIM 2.NEFESH 3.ABIDAN 4.MO'ED 5.MASKIL 6.MISHPATIM 7.SANSANAH 8.SHEAR-JASHUB 9.MAHSHAV 10.SHELOSHIM 11.MOCHIN 12.KARAIM


ジャケット特徴:
古文書らしき写真。中にはシナイ山の遠景、その裏はカタコンブ(固い昆布ではない)。



"Bar Kokhba"ていうのはAD132〜135年にローマで叛乱を起こしたユダヤ人の指導者。
その60年前、ローマ軍に追いつめられたユダヤ人達は死海のほとりに聳えるマサダの宮殿に篭城し激しく抵抗する。しかし2年後、兵900名は降伏するより死を選ぶ。
現在その跡には歩道などが整備され一観光名所として(もっと民族的には重要だと思うが)多くの人が訪れている。
イスラエル軍は入隊する際に誓う。マサダは二度と陥落させない、と。


10枚以上CDがでている"MASADA"のひとつ。
ユダヤの民謡などの旋律を現代風にアレンジしたものと考えればいいだろう。
同じ旋律の曲が何度かでてくるがアレンジが異なっていたりする。


2枚目の8曲目・11曲目がいい。それぞれ弦が秀逸。他に日本の演歌っぽい曲もある。
マサダのシリーズをまとめて買わなくてもこれで充分足りる。だろうか?
(もっとも、"Bar Kokhba"はめったに店頭で見かけないが)

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(Issachar)
1.TAHAH 2.SIPPUR 3.KARET 4.HADASHA 5.TAHARAH 6.MISPAR 7.RATZAH
8.ZEBDI 9.YATZAH 10.MALKHUT 11.HODAAH 12.ELILAH 13.MEHOLALOT
14.KOCHOT 15.LACHISH 16.SHIDIM 17.ARAVOT 18.MOSHAV


(Zevulun)
1.LILIN 2.HAZOR 3.KISOFIM 4.KHEBAR 5.LAYLAH 6.TELI 7.TEVEL 8.EITAN
9.NER TAMID 10.IDALAH−ABAL 11.GEVURAH


ジャケット特徴:
モノクロ写真。何故か逆になってる。
Issacharはヘブライ語の書物を手でめくっている。
Zevulunは鵞ペンか何かでヘブライ語を筆記。右から左に書くんだろうか。
中の小冊子はいずれもグラスの写真。そして演奏者達。



サークルメーカーが何を意味するのかよくわかりませんねぇ(Fujiiさんからご指摘を頂きました。Honi HaM'agel(ホニ・ハメアゲル)のことで、ユダヤの口承を起源とするものらしく、円を描き、その中で、雨を降らすまで、ここを出ないと祈祷することによって、雨を降らせたというような話のようです。感謝!)。2枚組からなる。
"MASADA"の一つなので、別のアルバムに収録された曲が顔を出していたりする。


Issachar は弦楽三重奏。
3曲目のような激しい曲もあれば、これがジョン・ゾーンなのと思ってしまうようなチェロ独奏曲もあり、芸術性が高い。が、わざとなのかどうか"エリーゼのために"が顔を出したりする。
このCDのイメージを"静"か"動"のどちらか言われれば、"動"だと思う。


Zevulun は六重奏。こちらはモダンジャズとしての要素が強い。
最後の2曲(特にIDALAH-ABAL)は"Bar Kokhba"やマサダのライブのCD等に時々出てくる。ゾーンのお気に入りといったところか。ライブでも必ずやる曲なのかもしれぬ。いろいろアレンジがあるので、アルバムによって聞き比べるのも面白いだろう。
最初の2曲で聴く者をグッと惹きつける。バプティスタのパーカッションの貢献度は大きい。


"Bar Kokhba"は色々混ざり合っているような感じがしてちょっと全体的な方向性がつかめなかったが、この2枚はユダヤ音楽の現代版としてはかなりの成功作だと思う。原形からはだいぶ変化してるんだろうけど。これはおすすめ。

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(DISC 1)
1.PIRAM 2.BITH-ANETH 3.LACHISH 4.PELIYOT 5.HADASHA 6.RAVAYAH 7.ZEBDI 8.TIRZAH 9.HEKHAL


(DISC 2)
1.KANAH 2.SHILHIM 3.ZIPHIM 4.ABIDAN 5.NETIVOT 6.ZELAH 7.IDALAH-ABAL 8.JAIR 9.ASHNAH


ジャケット特徴:
この赤ちゃんのおもちゃみたいなのはなんなんだ?
平たいケースに入っている2枚組だがCDがやたら取り出しづらく、怒って壊した。



"マサダ"はジョン・ゾーンを中心にして結成された、ユダヤものを演奏する4人組。既に10枚以上CDを出している。
最近ジョン・ゾーンはマサダとして世界各地を演奏してまわっている。


"マサダ"を何枚も買うのがためらわれたので、取っ掛かりにと買ったのが当CD。
聴いてみたら"Bar Kokhba"の中身と同じだなと思い、更にCDのケースに腹が立ったこともあってこの方面からはしばらく撤退することになってしまった。


マサダ方面は今後手を伸ばすことはなかろう。私事ながら。そちらの方面が好きな方、ごめんなさい。ただ今後も同じような海外でのライブ録音が出てくるでしょう。

曲名が何を意味しているのかはさっぱり分かりません。ヘブライ語辞典でもあったら暇な時に調べます。
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1.ABIDAN 2.KODASHIM 3.KEDEM 4.BIKKURIM 5.RAVAYAH 6.HADASHA 7.KATZATZ 8.KANAH 9.HODAAH 10.KISOFIM 11.SIPPUR 12.SANSANAH
13.GALGALIM 14.ELILAH 15.KEDUSHAH 16.SHEVET 17.KOCHOT
18.TZALIM 19.KIVAH 20.AVELUT 21.MOSHAV

ジャケット特徴:
手の絵。この形で瞑想でもするんだろうか…わからん。(六芒星を意味するのだそうです。麻野さんから情報を頂きました。感謝!)


ジョン・ゾーンが作曲した200曲近くになるユダヤ系な作品集"マサダ・ソング・ブック"。その中からゾーンと気心が知れているギタリスト3人がアレンジして演奏したのがこれ。
おなじみ"ABIDAN"に始まり全21曲、演奏時間は1曲当り2分から長くて6分弱。民族色の強い"マサダ"もこうして聞いてみると伝統的な旋律の中に新しい試みがなされていて、音がギターになることによって古臭さが抜け現代的な音作りが丁寧にされている…って前にも同じようなこと言ったかな…。カルテット"MASADA"からは遠ざかった私でも抵抗なく聞ける。刺激は無いがその分なじみやすい。もっとも、個人的には滅茶苦茶でパワフルな音楽をもっと作って欲しいが…
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ジャケット特徴:
コメント不能。


マサダシリーズ第2弾。マサダ全24曲をゾーン人脈の音楽家たちが様々にアレンジした曲集。面子もゾーンをかじったことのあるなら知っているはずの人たち。クレーマー、サトラー、マイク・パットン、ジェイミー・サフト、ヴァネッサ・サフト…。
前作はギターオンリーで物足りなかったと思う人もこの多彩な演奏には圧倒されよう。
Disk1・1曲目はお馴染みKaraim。にぎやかで中近東の香がする。2曲目はしっとりと聴かせる。4曲目のサックス・クァルテットは異色。なかなかいい。6曲目は"Bar Kokhba"でも取り上げられた曲。奔放なようで実はまとまりのある、今回のCDで私のもっとも好きな曲。8曲目のサトラーは今回初めて聴いたが、サックスがなかなかいい。TZADIKからCDも出しているようだ。要チェック。9曲目、これもお馴染みAbidanはヴォーカルによる演奏。11曲目はトランペットが生きている。
1枚目に比べると2枚目はどれも正統派で刺激は少ない。が、その中でも"Bar Kokhba"にも収録された4曲目のアコーディオン(ロブ・バーガー、FILMWORKS 13にも登場した)は今回もいい音を響かせている。
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1.KINYAN 2.OLAMIM 3.VEHUEL 4.SHOFETIM 5.PARTZUF 6.ZARACH 7.SHAGAL 8.HEREM 9.KADMUT
10.ZEMARAIM 11.DEMAI 12.BELIMAH


ジャケット特徴:
コンパスみたい。

マサダシリーズ第3弾。マサダには手をつけないと宣言して4年、今やすっかりはまってしまった。特にこの1枚はマサダシリーズの中でも最高の出来と言っていい。参加ミュージシャンが豪華な上にそれぞれの特徴が色濃く出ていて否が応でも引き込まれる。1はチェリストのエリック・フリードランダーの編曲。彼自身マンドリンも操る。マサダがいかにユダヤ色を強めて書かれた曲かと言うことが反映されている。3はデイヴ・ダグラス編。ゾーン自身もアルトサックスを吹いて参加している。4はルインズの吉田達也。ドラム以外もこなす。もちろん声も。さすが。5はおどけた感じが印象的。トランペットとクラリネットの競演が楽しい。7はヴォーカルも美しいがアコーディオンが活躍している。アコーディオンは個人的に好きだねぇ。物悲しい曲です。8はハードな曲。コビー・イスラエライトが何役もこなす。9はバンドゥーラという弦楽器が幻想的な響きを奏でる。10はデスメタルと言った感じか。マイク・パットン、吠えてます。11はワダダ・レオ・スミスとイクエ・モリによる。スミスのトランペットが闇にこだまする感じで実にいい。このCDの白眉。最後の12はエイヴィン・カンの編曲。美しいがものすごく寂しくなる曲。
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1.NEVUAH 2.SIPPUR 3.HATH-AROB 4.KEDUSHAH 5.NE'EMAN 6.KARET 7.KOCHOT 8.PIRAM 9.PARAN
10.ASHNAH 11.TAHAH


ジャケット特徴:
経文の書かれた茶筒?。

マサダライヴシリーズの、第何弾かは忘れたが、そのうちの一つ。他にも"TONIC"、"TAIPEI"ライヴ盤がTZADIKから発売されている。マサダのライヴはもういいや、そう思ってから暫く経ってJrIさんから勧められて購入したのが本作。ベルギーのミデルハイムでのライヴ。"Bar Kokhba"や"The Circle Maker"で聴いた馴染みのサウンドがジャズ・クァルテットという形で蘇り、新鮮に感じる。6は短いが個人的に好きな曲(The Circle Maker収録)。"Voices in the Wilderness"にも収録された9は"Voices…"とは違いシンプルな響き。演奏者によって曲と言うのは如何様にも変化するもんですねぇ。JrIさん、ありがとうございました。
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1.ALEF for Thomas Chapin 2.NOTREVE for Lester Bowie 3.GOLEM KHOSIDL 4.FELA for Fela Kuti
5.SHABBOS BRIDE for Mira Rafelowicz 6.IMANU MALKHETEYNU 7.PESAKH NIGN for Count Ossie


このCDをゾーンのカテゴリーで紹介するのもどうかと思ったが、一応彼が参加しているので…。"KRISTALLNACHT"で冒頭切ないトランペットを奏でていたフランク・ロンドンが中心になって演奏したCDで、ゾーンやシロ・バプティスタ達はゲストとして参加している。無機質なタイトルとは裏腹にメロディーはとても叙情性に富んでいて、仄かにユダヤ的な感じ。1曲目は朝の目覚めのような音楽。5曲目はバスフルートが低音で美しく響き、これに歌唱が伴って神秘的。どの曲も適度な長さで聴いていて疲れない。私はこのCDを定価の半額以下で手に入れたのであった…
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1.KANAH 2.SOCOH 3.MAHSHAV 4.KARET 5.ABIDAN 6.MALKUT 7.AZEKAH 8.NEZIKIN 9.KARAIM
10.HATH AROB 11.ARAVOT 12.MAHLAH


マサダ10周年シリーズ第4弾。今までの豪華な編成とは打って変わって今回はデュオ。MASADAのおなじみの曲をしっとりと聴かせる。かなり原曲には忠実に演奏していると思う。刺激が欲しい人にはやや物足りないかもしれない。ジョン・ゾーンの特にMASADA関連の曲を落ち着いて聴きたいという方はおすすめ。ピアノのクロヴァジェは最近のTZADIKのCDにおいては進境著しい人。
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"Great Jewish Music"シリーズ、たしか第1弾。ユダヤ系のミュージシャンの作品をカヴァーしようという趣向。フレンチポップス(シャンソンなのかな、よくわからん)の大御所・セルジュ・ゲーンズブールは、ロシア系のユダヤ人だったそうである。知らなかった(ちなみに彼の娘・シャルロットは女優)。かなり豪華なメンバーが揃っている。ゾーンをはじめマイク・パットン、イクエ・モリ、フレッド・フリス、ルインズ、マーク・リボー、チボ・マット(このトラックにはジョンの息子、ショーン・レノンも参加)…。原曲がどういうものかは分かりかねるが、編曲者達は皆思い思いの世界に旅立っている。ルインズなんかどう聴いてもシャンソンじゃないぞ(これはこれでかなり面白い)。ゾーンは自分の声だけで曲を構成している。彼のフランス語はGODARD/SPILLANEでも聴けるようにかなりアクが強い。面白いから、みんな買おうね!
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1.THE THEME & POEM 16 2.POEM 17 3.POEM 12B 4.POEM 25 5.HASAR HAMEMUNEH 6.POEM 1 7.POEM 7
8.POEM 22 9.POEM 29 10.POEM 5 11.THE THEME & POEM 15

サトラーは"Voices of Wilderness"でも華麗な演奏を聞かせていたイスラエル出身のユニット。特にザミールのサックスは聞き物。今回はジョン・ゾーンをゲストに迎え、ユダヤ音楽を聞かせる。サトラーの音楽はジョン・ゾーンのMASADAよりも穏健な印象がある。一人吹きまくっているプレイヤーが多分ゾーン。いつもながらよくやるねぇ。また、ところどころでテープによる声が入る。
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1.ZEMER 2.M'EMEK L'GIV'AH 3.ALEY GIV'AH BAGALIL 4.MA YAFIM HALEILOT 5.SHIR SAMEACH
6.MA OMROT EINAICH 7.RE'ACH TAPUACH ODEM SHANI 8.YESH LI GAN 9.SHIR HASOMER 10.POEM 50

前作でゾーンと共演したサトラー、今度は一挙にサックスがゾーンも含め6本も揃った。これだけでも相当凄い演奏だと言うことが想像できよう。他の5人が伴奏として穏やかに吹いているのに対し、ここでもゾーンは一人違う世界に行っている。
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Disc 1:
I. Feb. 20, 1994
1. Piram 2. Lebaoth 3. Idalah Abal 4. Midbar 5. Zelah
II. Jun. 22, 1994
6. Katzatz 7. Abidan 8. Hekhal 9. Tannaim 10. Nefesh
III. Jul. 16-17, 1995
11. Neshamah 12. Lakom 13. Tiferet
IV. Apr. 16, 1996
14. Evel


Disc 2:
IV. Apr. 16, 1996
1. Hath Arob 2. Mahshav 3. Zemer
V. Aug. 1, 1996
4. Ne'Eman
Y. Apr. 21, 1997
5. Meholalot 6. Kochot 7. Jachin 8. Moshav 9. Acharei Mot
VII. Sep. 15, 1997
10. Kilayim 11. Otiot 12. Nashim 13. Karet 14. Hashmal 15. Ruach

私は結局1枚も買わなかったが、"masada"という10枚にも及ぶシリーズがあった。今は廃盤になっていると思う。その膨大な録音のうち、当時CDから洩れたものを再編集したのがこれ。2枚組になっており、楽譜やメンバーのモノクロ写真などが収められたブックレットが付いてくる。CDの方は両方とも70分以上収録という中身の濃すぎる内容で、ゾーンたちの溢れんばかりの濃いユダヤ汁というものが凝縮されている。おなじみの曲も勿論収録。洩れたとは言え決して手を抜いたものではないことは聴いてみればわかることである。
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1. BAHIR 2. MAKOM 3. ZIDON 4. SHADRAKH 5. CHOREK 6. ANAKIM 7. ZEMANIM 8. AHAVAH 9. ARAD
10. TERUMAH

マサダ10周年シリーズ第5弾。マサダの中でもゾーンがお蔵入りさせてしまったのか、それとも他の理由があったのかは知らないが、あまり聴かないナンバーを"RASHANIM"のメンバーがロック調にアレンジ。原曲の面影はとどめつつ、新鮮味を出したといったところか。まぁ、マサダもたまにはいろんなアレンジで聴きたいよという要望があったんだろうな(と、勝手に書いてます)。口琴も聴けます。感じは…そうだねぇ、懐かしいロケンロールってとこですか。
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1. Meshakh 2. Galgalim 3. Tirzah 4. Yesod 5. Pagiel 6. Adithaim 7. Hamadah 8. Regalim 9. Demai
10. Meholalot


このCDはポーランドのユダヤ系作家・ブルーノ・シュルツ(1892-1942)に捧げられている。「砂時計サナトリウム」"SANATORIUM UNDER SIGN OF HOURGLASS"は彼の著作のタイトル。このアルバムではゾーンはバヤンという楽器を多用している。ロシア生まれの楽器で、アコーディオンのような音がする。その調べは時に物悲しく、時に情熱的である。クレズマーというものを筆者は初めて耳にしたが、入門編としてもなかなか良いんでないの。
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Disc 1:
1. Lilin 2. Metal Tov 3. Karaim 4. Hath-Arob 5. Abidan 6. Idalah-Abal 7. Kedem 8. Yatzar


Disc 2:
1. Tekufah 2. Hath-Arob 3. Abidan 4. Metal Tov 5. Karaim 6. Idalah-Abal 7. Kedem

1枚目はモスクワ、2枚目はスロベニア共和国のリュブリャナでのライブ演奏。マサダを更に強力にしたエレクトリック・マサダは今回もパワー全開。2枚共に収録されている曲で"METAL TOV"というのがあるが、これはネイキッド・シティーの"RADIO"にも収録されていた曲。息が続かない曲だなぁ。エレクトリック・マサダはマサダの旋律をベースにして、各々が技巧の限りを尽くして肉付けをしていると言う感じ。
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1. Adon Olom (instrumental) 2. Adon Olom 3. Shekhinah 4. Sandman 5. Sunrise Sunset 6. Tradition 7. The Mensch in the Moon
8. Lydia the Tattooed Lady 9. Crawlspace 10. Dayenu/Dreidel 11. Fleischerei 12. A Hundred Pounds Of Clay 13. The Seven Faces of Dr. Lao
14. Abie the Fishman 15. Hinay Ma Tov 16. Theme from Exodus 17. Adon Olom

ギター奏者ゲイリー・ルーカスのギターテクが存分に味わえる快作。序盤ちょこっとだけゾーンも参加、派手に吹きまくっていたりもするが(トラック4)、さすがにルーカスの世界を壊すまでのことは無い。どれもユダヤ民謡などの曲らしいが、ゾーンのような派手な加工や技巧、聴いてて暗さが無く、"マサダ"などとは性格が大きく異なっているような気がしないでもない。個人的には7曲目がお奨めである。
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1. Yidgal 2. The Opener of the Way 3. That’s My Life 4. Mahzel Means Good Luck 5. It's Like A Wheel 6. European Son
7. I Kill You for Nothing (Marx Brothers Medley) 8. Ride of the Valkyries 9. Let My People Go 10. Level The Playing Field 11. Sh’ma
12. The Tel Aviv Ghetto Fighters Song

これもギター奏者ゲイリー・ルーカスのギターテクが存分に味わえるCD。1曲目だけゾーンがサックスを吹いている。比較的まともに吹いている印象。ゾーンのサックスにこだわるよりむしろルーカスの演奏と歌を楽しみたい。聴いててニッティー・グリッティー・ダート・バンドのような感じもする。これも個人的にお奨めしたい1枚。そんなにユダヤ臭くないなぁ(ワーグナーだって演奏してるし)。
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1. Warsaw 2. Too Low 3. Bartoki 4. Serendipity 5. Sit Down 6. Good-Bye for Jetzt 7. Dukovinia 8. For the Moment 9. Pure as a Teardrop
10. Guitar

トランペット奏者ポール・ブロディのアルバム。ブロディの華麗なトランペットもさることながら、マサダとは一味違うジューイッシュジャズを披露。緊迫した感のある1曲目(ワルシャワと聴くとどうしてもシェーンベルクを思い出してしまうが、関係ないか)やバンジョーの寂しげな音とトランペットの音が相まって悲しい印象な6曲目など聴き所は多い。ゾーンの参加している8曲目はそれまでとは違って明るく華やかな曲。短いが聞き物である。
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1. Jesus Christ the Nazarene runs in the Streets of Tel Aviv Shouting Allah Hu Akbar: Invocation 2. Allenby Vagina Street 3. Holy Bond
4. A Feeling Divine 5. Taqism 6. Song of Love 7. End of Thought 8. The Great Shofar 9. Jerusalem 10. Blessing 11. Sweet Death of Roses
12. The Holy Land

人の名前なんだか何の名前かよくわからないバンドのジューイッシュ歌謡。ヘブライ語の歌詞を書いたのはフォーゲルさん、音楽をつけたのはラヴィッド・ジグドンさん。最初の曲を初めて聴いた時、その大らかさと言うか能天気さと言うか、このバンドの陽気な感じに思わず笑ってしまった。神を讃える叫びか何かだろうが、その必死さが却って笑いを誘う。もちろん音楽も面白い。マリンバやテルミンまで登場。芸が細かい。尚、このアルバムにはゾーンとリボーが参加。4曲目ではムーディーなギターを、6曲目では曲にある程度合わせながらも狂ったような響きのサックスを披露している。