ジョン・ゾーン[ユダヤ系〜Book of Angels もの]

ユダヤ系の今最も取り組んでいるのがこれ。
"Masada Book Two"とある。
Angelって言ってるけど、皆悪魔の名前なんだってね。

1. Shalmiel 2. Ygal 3. Astaroth 4. Ezeqeel 5. Ariel 6. Sturiel 7. Baal-Peor 8. Pursan 9. Lela’hel 10. Beleth

ジェイミー・サフトのトリオによるジョン・ゾーンのマサダ作品集の演奏もの。"MASADA"のグレッグ・コーエンも参加している。マサダへの深い理解がなせる演奏は小編成とは思えない奥行きのある素晴らしいもので、まさに正統派ジャズといったところ。"BOOK TWO"ってことはONEがどこかにあったんだろうか…(以前"マサダ"名義で発売されていた10枚のシリーズ(アレフ〜ヨッド)が"BOOK ONE"に当たるのではないか、というあさのさんの説を紹介いたします。感謝!)
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1. Tufiel 2. Mibi 3. Tabaet 4. Symnay 5. Mastema 6. Bethor 7. Uriel 8. Gurid 9. Gazriel 10. Azazel
11. Rssasiel 12. Garzanal 13. Ahiel


ゾーンの生誕50年を祝った時に演奏したフェルドマン(vl)、フリードランダー(vc)、コーエン(cbs)の3人が帰ってきた。パワーで押すのがエレクトリック・マサダなら、こちらは優雅で華麗な技巧が光るマサダ・ストリング・トリオ。ゾーンの多面性が十分に味わえる。あまり耳にしない(新曲か?)マサダが中心なので、ちょっとはマサダを耳にしたよと言う人でも新鮮味を感じることと思う。それにしても、来日しないかなぁ…
1. Azriel 2. Basus 3. Rigal 4. Kafziel 5. Labariel 6. Zethar 7. Paschal 8. Boel 9. Sammael 10. Padiel
11. Sretil


マーク・フェルドマン(Vl)とシルヴィー・クロヴァジェ(p)のデュオ。このシリーズはマサダを聴きなれている者でも"これって普通の現代音楽じゃないの"と思えるほど民族性が薄いような気がする。それだけ演奏レベルが高いということか。
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OROBAS:BOOK of ANGELS VOLUME FOUR
(2006,TZADIK) TZ7356
1. Rampel 2. Zafiel 3. Czgadi 4. Nisroc 5. Neyef 6. Khabiel 7. Chayo 8. Rachmiel
新シリーズ、"Book of Angels"の第4弾。ゾーンは作曲を手がけている。コビー・イスラエリテという人は女性の音楽家で、見たところ何でもこなしてしまうすごい人らしい。ユダヤ系な曲もこうして聞いてみるとロックでもあり無国籍風だねぇ。6曲目のトランペットは聞きもの。後半になればなるほど良い曲が多い。
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BALAN:BOOK of ANGELS VOLUME FIVE
(2006,TZADIK) TZ7358
1. Zuriel 2. Suria 3. Lirael 4. Kadosh 5. Haniel 6. Jehoel 7. Asbeel 8. Aniel

新シリーズ、"Book of Angels"の第5弾。ゾーンは作曲を手がけている。前アルバム、SANATORIUM UNDER SIGN OF HOURGLASSで素晴らしい演奏を展開したクラクフ・クレズマー・バンドによる演奏に弦楽四重奏が加わり幅が出てきた。もう十分に現代音楽のコーナーに並べても恥ずかしくない。何を言ってるかわからない面白いヴォーカルが途中加わっているが。40分と収録時間も短めで聴きやすい。
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MOLOCH:BOOK of ANGELS VOLUME SIX
(2006,TZADIK) TZ7360
1. Rimmon 2. Lomiel 3. Kebriel 4. Savliel 5. Tufrial 6. Jerazol 7. Harshiel 8. Lumah 9. Harviel 10. Segef
11. Sabriel 12. Shokad 13. Zophiel 14. Hayyoth 15. Nuriel 16. Ubaviel 17. Hadrial 18. Cassiel 19. Rimmon


新シリーズ、"Book of Angels"の第6弾。作曲はゾーン。うりかいね…売り買いね?瓜か稲?ではない。ユリ・ケインと読む。今回の"Book of Angels"はピアノのソロ。1曲目のアクティブな感じから穏やかな曲まで、ケインはすべての曲を完全に自分のものにして楽しんでいる。ゾーンさんも脂が乗ってきたねぇ。とても"astronome"と同じ作曲者だとは思えない。
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ASMODEUS:BOOK of ANGELS VOLUME SEVEN
(2007,TZADIK) TZ7362
1. Kalmiya 2. Yezriel 3. Kezef 4. Mufgar 5. Armaros 6. Cabriel 7. Zakun 8. Raziel 9. Dagiel 10. Sensenya

"Book of Angels"の第7弾。作曲はゾーン。今回はマーク・リボーのエレキギター。ロックな感じを出しながらも、ユダヤ的な要素は端々に感じられる。収録時間は40分も無い。
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VOLAC:BOOK of ANGELS VOLUME EIGHT
(2007,TZADIK) TZ7363
1. Harhazial 2. Rachsiel 3. Zumiel 4. Yeruel 5. Sannul 6. Haseha 7. Kadal 8. Ahaniel 9. Ylrng
10. Anahel 11. Sidriel 12. Zawar

"Book of Angels"の第8弾。作曲はゾーン。今回はエリック・フリードランダーのチェロ独奏。しなやかで伸びがあって美しいチェロ独特の響きを最大に生かした楽曲とそれに応える名演奏。これ以上何を言うことがあろう。収録時間は40分くらい。このシリーズ、正直言って売ってしまったものがいくつかあったが、これは売らないよ。
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XAPHAN:BOOK of ANGELS VOLUME NINE
(2008,TZADIK) TZ7364
1. Sheburiel 2. Akramachamrei 3. Shoel 4. Barakiel 5. Bezriel 6. Kemuel 7. Labbiel 8. Asron 9. Balberith 10. Omael 11.Hamaya
"Book of Angels"の第9弾。作曲はゾーン。何故か発売が延期になった代物。私は2008.5に入手。"Secret Chief 3"というトレイ・スプルアンス(マイク・パットン将軍の変態バンド、"Mr.Bungle"のギタリストだった人)を中心にしたバンドが演奏。ギターやドラムスが鳴る一方でハープやヴァイオリン、チェロが鳴り響くというロックともクラシックともつかない、それでいてメロディーも東洋と西洋の融合のような、実に不思議で楽しい音楽を作り上げている。
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LUCIFER:BOOK of ANGELS VOLUME TEN
(2008,TZADIK) TZ7367
1. Sother 2. Dalquiel 3. Zazel 4. Gediel 5. Rahal 6. Zechriel 7. Azbugah 8. Mehalalel 9. Quelamia 10. Abdiel
"Book of Angels"の第10弾。作曲はゾーン。本当は第9弾が来るはずだったのだが、諸般の事情によりこちらの方が先に発売された。ルシファー、と言うと悪魔の名前だが、このアルバムからはおどろおどろしい要素は全く感じられず、むしろ人を和ませ心地よい気分にさせる要素がテンコ盛りになっている。皆ジョン・ゾーンを心から慕っているんだねぇ。そういうところも読み取れる。
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ZAEBOS:BOOK of ANGELS VOLUME ELEVEN
(2008,TZADIK) TZ7368
1. Zagzagel 2. Sefrial 3. Agmatia 4. Rifion 5. Chafriel 6. Ahaji 7. Asaliah 8. Vianuel 9. Jeduthun 10. Malach ha-Sopher 11.Tutrusa'i
"Book of Angels"の第11弾。作曲はゾーン。日本でも知ってる人は多いと思うトリオ、メデスキー、マーティン&ウッドが挑む。1曲目のような繰り返しが生む深遠な世界もあれば、10曲目(ちょっと飛んでるな)のような暗いが落ち着いた曲まで彼らの生み出す音は変幻自在。これは海を越えて知名度があるのも肯けるわ。つんつんした刺激は無いが、聴いてて飽きが来ない。
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STOLAS:BOOK of ANGELS VOLUME TWELVE
(2009,TZADIK) TZ7375
1. Haamiah 2. Rikbiel 3. Psisya 4. Sartael 5. Tashriel 6. Rahtiel 7. Tagriel 8. Serakel 9. Rigal
"Book of Angels"の第12弾。作曲はゾーン。これまでに本シリーズで名演を繰り広げたユリ・ケイン、グレッグ・コーエン、ジョーイ・バロンが再び結集。相変わらずソツの無い演奏である。今回はトラック6にゾーンが登場。全体的に落ち着いた雰囲気の当CDにあって、ゾーンのサックスは別次元に飛んで世界観を壊すことなく、やや落ち着いて吹いている、そういう印象。
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MYCALE:BOOK of ANGELS VOLUME THIRTEEN
(2010,TZADIK) TZ7378
1. Uzziel 2. Ahaha 3. El El 4. Tehom 5. Moloch 6. Balam 7. Melech 8. Tarshish 9. Asaph 10.Rumiel 11.Natiel
"Book of Angels"の第13弾。作曲はゾーン。演奏時間は三十数分。演奏者はどうもこのCDのために結成されたユニットらしい。全員女性で、アカペラ歌唱となっている。このシリーズではないが、"Femina"なんてアルバムを出したゾーンの最近の傾向なのかもしれない。どれも美しくテンポがいいが、刺激は乏しいかな。
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IPOS:BOOK of ANGELS VOLUME FOURTEEN
(2010,TZADIK) TZ7380
1. Tirtael 2. Hashul 3. Galizur 4. Oriel 5. Zavebe 6. Qalbam 7. Hagai 8. Zortek 9. Ezriel 10. Kutiel
"Book of Angels"の第14弾。作曲はゾーン。演奏者が"The Dreamers"となっている。勘のいい方はわかるかなぁ。2008年作"The Dreamers"、2009年作"O'o"と同じ面子による演奏なのである。これだけでもクオリティの高さがわかるというもの。このシリーズの括りになってもその丁寧さ・やさしさ・軽快さは何ら損なわれてはいない。まさに黄金の六人。
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BAAL:BOOK of ANGELS VOLUME FIFTEEN
(2010,TZADIK) TZ7381
1. Chachmiel 2. Asimor 3. Irin 4. Pharzuph 5. Lahash 6. Reqel 7. ’ifafi 8. Uzza 9. Poteh
"Book of Angels"の第15弾。作曲はゾーン。木管奏者のベン・ゴールドバーグを中心とした四重奏団による演奏である。このクラリネットがホントに素晴らしいんだ。またクラリネットを引き立てるお三方の妙技は、名前を見ただけでもその力量が分かるというもの。本格的なジューイッシュジャズは何かと尋ねられたら真っ先にこれを挙げたい。個人的にはこの"Book of Angels"の中でも最も好きな一枚になった。
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1. Turel 2. Tychagara 3. Carniel 4. Bat Qol 5. Gamrial 6. Elimiel 7. Techial 8. Umikol 9. Malkiel 10. Raamiel 11. Gergot

"Book of Angels"の第16弾。作曲はゾーン。5年前のこのシリーズ第2弾"azazel"の時のメンバー、フェルドマン(vl)、フリードランダー(vc)、コーエン(cbs)の3人が帰ってきた。これ以上何を望もうか。完璧すぎるよ、この3人は。1・2曲目からそのエキゾチックな世界にグイグイと引き込まれていく。収録時間も47分弱と聴き易い。
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1. Chamiel 2. Matafiel 3. Briel 4. Zaphaniah 5. Tzar Tak 6. Flaef 7. Hutriel 8. Yeqon 9. Yahel 10. Tahariel 11. Natiel 12. Phaleg

"Book of Angels"の第17弾。作曲はゾーン。お馴染みシロさんが今までと趣の異なるクァルテットを組んでマサダに挑んだ。彼らが紡ぎ出す、何とも言えない平和的で心を豊かにしてくれる調べが好き。打楽器も良いが、鍵盤楽器もいい仕事をしている。8・12曲目が特に良い。歌詞の無い歌唱も含まれており、これぞ民族音楽とも言うべき文句のつけようのない出来。このシリーズもいつまで続くかは分からないが、確実に進化している。
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1. Ebuhuel 2. Kasbeel 3. Vual 4. Parzial-oranir 5. Egion 6. Neriah-mahariel 7. Tandal 8. Monadel

"Book of Angels"の第18弾。作曲はゾーン。以前は年に多い時で4枚も出ていたこのシリーズ、今回はデヴィッド・クラカウアーさんのクラリネットが中心。ゾーンの原点に立ち帰ったような、本格的なジューイッシュジャズが聴ける。クラカウアーさんのクラリネットは名人芸だね。何の破綻もない。また途中でホーメイぽい声や加工した音が聞こえてくる。こういうところも飽きさせない努力といったところか。



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