2002年7月のレビュー

[DVD] [コミックス] [ゲーム・その他]

DVD

・「ちっちゃな雪使いシュガー season.8」(パイオニアLDC)

最終巻。浅野・川上両氏の好演が光る。グレタもライバル役のポジションとして
大活躍。一瞬だが豪邸での入浴シーンも(笑)(ピアノは大切に扱ってくれ、頼む)
三石さんもキツめのおねいさんの味が良く出ていた。ラストはサガがああなって
しまうのには少々意表をつかれたが、大きなどんでん返しはなくシミジミとした
幕引き。映像特典は声優インタビュー。サエキトモのバリバリの関西弁が聴ける。

全体として、作画がまったく乱れなかったわけではないが、魅力的なキャラを
グリグリと良く動かしていた。ドイツの町並みの雰囲気の良く出た背景や音楽が
美しく、キャラの動作に合わせた効果音も工夫されていた。声優陣の質も高く、
ストーリーも大きなお友達に媚びるところがなかった。とてもブロッコリー作品
とは思えない(笑) 本放送が深夜枠だったのが惜しまれる。公式ページが7月末
閉鎖なのもちょっと早すぎ。

 

・「ギャラクシーエンジェルZ(3)」(バンダイビジュアル)

第7話、ウォルコットの同窓会の回では、回想シーンでのフェアリー隊の色調・
デザイン・口調の違いを楽しめる。特に微妙にお姉さんのシルフィー激萌え。
声優陣のお婆さん演技も。第8話「ウェディングケーキ合体スペシャル」は…
これを作ったスタッフはアホか、っていうかアホだ!(誉め言葉) ここまで馬鹿
馬鹿しいといっそ清々しささえ感じる。さすがに第10話でテンションが落ちた
が、この程度は仕方がないか。

 

・「ぴたテン(1)」(バンダイビジュアル)

今まで咬ませ犬的な役がほとんどで、なかなかメインの萌えキャラ役が回って
こなかった田村ゆかりにようやく日の目が…と思っていたのだが、冒頭の登場
シーンからして怪しすぎ(笑) 小星(釘宮理恵)との絡みも正直言うとややウザい。
湖太郎役、沢城みゆきのトーンの低さや違和感のなさは驚異的。とてもEDと同一
人物とは思えない。

キャラの頭身が低かったり、作画がやや平板だったり、動きが直線的だったりは
するが、瞳などはよく描き込まれており、キャラデザに助けられた面もあって
全体的な絵の印象はそれほど悪くない。第2話のアップルパイを作るシーンなど
ノリの悪い部分があるのは今一つ。

 

・「りぜるまいん(4)」(ポニーキャニオン)

第1期最終巻。作画は少々崩れ気味だが、テンションは何とか最後までキープ
できたようだ。りぜるに関するプロジェクトの真相の一端が明らかに、という
ところでいつもの爆発オチ。第2期に期待しろということだろうが、あだると
バージョンは「おしかけ幼な妻」のコンセプトに反するのではなかろうか?(笑)
ママA〜Cにも活躍して欲しい。

 

・「魔法少女猫たると(6)」(バンダイビジュアル)

最終巻。作画が及ばなかったり構成の都合で設定が深くできなかったりといった
難点はあるものの、あえて原作よりもファンタジー要素を強め、ストーリー性を
持たせようとした努力は評価したい。意図的とはいえ、周囲の猫の頑張りに比べ
たるとの緊張感の無さが…とも思っていたが、ラストの展開はまずまず感動的。

お姫様役をもっと上手い人が演じていればという仮定もあるが、そんなものは
(私の脳内では)既にたるとではない(笑) 望月久代・山本麻里安の天然振りと
久川綾・水橋かおりの達者振りを味わうのに良い作品であった。

 

・「Kanon(2), (3)」(パイオニアLDC)

もっと栞を出せぇ〜(爆) ルートが大幅に分岐する前ということもあり、脚本の
つなぎは比較的良好。名雪のギャグ表現が楽しく國府田さんも(時折年齢不詳に
なる以外は(爆))引き続き好演。周囲のほとんどが中堅・ベテランということも
あり、健闘してはいるが佐藤朱さんの喋れてなさが目立つ。ウザくない川上声の
佐祐理は良い(笑) 真琴のいたずらはゲーム版よりやや控えめか。

 

・「アベノ橋魔法☆商店街(1)」(キングレコード)

大阪の下町を描いた美術がとても美しく、画面的に構図の素晴らしいカットも
多い。あるみの元気な素朴さに好感が持てるし、ボディラインの描画もこれは
これで(爆) 大阪弁も流麗だしジジィ達も味わい深い。第1話としては申し分の
ない出来だが、終盤の異世界ギャグ表現はこの路線のままは展開しないことを
示しており、ガイナックスだけに不安が残る(笑) 林原さんの歌唱は懐メロの
雰囲気が良く出ている。


コミックス

・「LOVELESS(2)」(新井理恵/小学館)

不条理エロギャグ入り学園ラブコメ。女子高生仲良し3人組+ストーカーに長髪が
恥ずかしくて女装しているロッカーが加わり、相変わらず歪みまくった恋愛観に
基づき大暴走。しかし終盤の卒業 & 10年後の描写で意外と普通の少女漫画に
持ってきた(のか?) 掲載誌の都合で全2巻となってしまったが、著者の予定通り
3巻構成にできていれば名作だったかも。

 

・「ガッチャガチャ(1)」(橘裕/白泉社)

女性につい冷たい態度をとってしまう生徒会長→男運が悪く騙されてばかりの
元気少女→ワイルドで荒んだ生活を送るろくでなし→一見眉目秀麗だがオヤジ
体質で人を陥れてばかりの美少女の四角関係学園ラブコメ。個性的なキャラの
多い橘作品の中でも、ここまでダメ人間ばかりをそろえてきたのは珍しい(笑)
人情物と思わせて実は…という展開もあり、キャラデザと性格とのギャップも
楽しい。

 

・「ちっちゃな雪使いシュガー(2)」(BH SNOW+CLINIC/蒼はるか/角川書店)

顔の輪郭の違いやグリグリ眼といったデザインの差異は見慣れれば可愛いし、
服装などのディテールに凝れるのも楽しい。巡業劇団の回まではストーリーも
アニメ版にそっており、シーンのセレクトや台詞の加筆修正も良好だが、その
後から急速に独自路線に…


ゲーム・その他

・GC:「BEACH SPIKERS」(セガ)

アーケード版が好評だったビーチバレー3DアクションのGC移植版。従来の6人制
アクションにおける操作が煩雑、空間上の位置を把握しにくい、キャラがSDと
いった弱点を解消しており、簡単な操作でクイック・2アタック・フェイント・
ブロックアウト狙いといったプレイが可能である。サーブ・サーブレシーブの
重要性も体感できる。

キャラのモデリングは少々シンプルだがまずまずの出来。テクスチャがあまり
きれいでないのと動きがやや硬いのは惜しい。ワールドツアーモードの場合、
2人の髪形・顔・サングラス・ユニフォームをエディットできるのだが、外人
キャラを動かしても嬉しくないので、もう少し日本人系が多いと嬉しかった。
ツアー序盤ではパートナーのパラメータが低いので苦労するが、一人で頑張る
しかない(笑) いくつかの条件で使えるエディットバーツが増えていくようだ。

ゲーム中、リプレイ時のカメラワークが現実にはありえないアングルだったり
して、かなり萌える。あまり色っぽい水着を着せるとそれに意識を奪われるので
要注意(爆) 日本チームを選択しても音声がすべて英語なのは減点。

 

・CD:「檸檬」(遊佐未森/東芝EMI)

「ゴンドラの唄」(大正4年)から「月がとっても青いから」(昭和30年)までの
カヴァーアルバム。ダンスホール風・タンゴ風といったにぎやかなアレンジが
楽しく、生楽器のバックも雰囲気が良く出ている。アカペラ曲の童謡系コーラス
アレンジも見事で、彼女の頭声・胸声を柔軟に切り替える唱法が映える。


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