2000年8月のレビュー

[DVD] [コミックス] [ゲーム・その他]

DVD

・「ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom(6)」(バップ)

第11話の真名花の話で今までの伏線をつなぎ合わせていく構成は見事で、演技
もまずまず。最終話は岸田=黒田のラストと藤花、和子、凪のエピローグで、
画面の明度が普通のアニメ並みになり観やすかった(笑)

全体として、原作と同様に登場人物それぞれのエピソードを積み重ねていき、
最後に物語の全体像が明らかになるという構成をTVシリーズでやろうとしたと
いう意欲は認めるが、それならばなおさら脚本をローテーションするのは無理
がある。キャスティングももう少し慎重に、ベテラン勢を入れて安定させるべき
だと思う。キャラデザに魅力が無かったのと、アニメ製作がマッドハウスだった
のも敗因か。

 

・イメージ:「P-chicks ファーストビデオ」(ポニーキャニオン)

「HAND MAID メイ」のOPを歌う低身長3人娘のプロモ。全体の構成、CG合成、
マイムとも「今時これか」という感じ。そこを笑うビデオなのだろうか。体型を
活かしたコスプレもないわけではないが、もう少しメイクや小道具に気を配って
欲しかった。写真集の撮影風景の方が楽しめるかも。

 

・洋画:「ジャンヌ・ダルク」(SPE)

美しい映像と音響、冴えた演出、豊かなドラマ性、そして幼い頃のジャンヌ!
(←それは違う) 後半の政治と宗教における人々の心境の描写が良い。消極的
無神論者の日本人は、この作品の自分と神との関係性をどう捉えるのだろうか。
えげつないシーンもあるので一応の覚悟は必要。R指定。

 

・「ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom(5)」(バップ)

第9話は脚本がまるで冴えない。第10話もメインキャラのプームプームに棒読み
気味の子役をキャスティングしたため、すごいことになっている^_^; ラストが
どうなるか、楽しみだなぁ(ヤケ)


コミックス

・「ハンドメイドメイ公式コミックアンソロジー」(ソニー・マガジンズ)

もうアンソロジーが出ている。コミックよりは設定資料の方が重要か。それに
してもシリーズ後半はメイが等身大で登場? ダメじゃん! 1/6じゃなきゃダメ
じゃん!!

 

・「ごくせん(1)」(森本梢子/集英社)

未だにつっぱりの生息する男子校に赴任した新米教師が、実は極道の姐さんと
いうベタな設定だが、「研修医なな子」と同様の独特のとぼけた雰囲気がいい
味を出している。今後の展開に期待。

 

・「フルーツバスケット(6)」(高屋奈月/白泉社)

準主役、夾の秘密が明らかになるという重たい内容。ヒロイン透のホノボノさ、
無駄なハイテンションとのブレンドは、やはり絶妙。チョイ役だが、コスプレ服
店員のメイド服眼鏡っ娘、美音のデザインと性格がなかなか素晴らしいので、
属性持ちは要チェック。

 

・「せんせいのお時間(2)」(ももせたまみ/竹書房)

ベタなネタが多いものの、みか先生のおチビちゃん振りが良く発揮されている。
巻末に小学校教師編も。


ゲーム・その他

・PS:「ザ・マエストロムジーク」(グローバル・A・エンターテインメント)

専用コントローラを使用した指揮者ゲーム。指揮棒を振った時間間隔を計測して
いるようだが、振った瞬間を拍の頭とは認識しないため、演奏とはタイミングを
ずらして振らなければならない(爆) これで要求される速さと大きさをキープする
のは大変困難。通常のコントローラを使用しても動作は変わらないので、ソフト
の根本的な問題。典型的なアイデア倒れ。1拍子でしか振れないのも要改善。

 

・CD:「STRANGE DAWN オリジナル・サウンドトラック」(パイオニアLDC)

12cmシングルとアルバムの2枚組。1クールのTVシリーズとしては、オーケストラ
サウンドが非常にリッチ。曲の構造自体は単純なものも多いが、楽器の音色の
豊かさがそれを十二分に補っている。民族楽器やスキャットの使い方もうまい。

OPの河井英里さんの歌声は素晴らしい。(節回しの微妙な癖が好みに合えばだが)
ホルンの音が固いと感じるが、他に適当な楽器も無いので難しいところ。EDは…
リテイクするとか最新技術を駆使して修正するとか… 素人っぽさをウリにする
にしても、限度というものが。

 

・SCD:「しっぽのうた」(坂本真綾/ビクターエンタテインメント)

DCのアクションRPG「Napple Tale」の主題歌。坂本さんは難しい楽曲を歌いこな
しているのみならず、言葉のニュアンスを良く出している。台詞の部分にも声優
としての力量が発揮されていると思う。

 

・SCD:「風の碧、海の翠/虹色の宝物」(Ikuko/KAORI/ビクターエンタテインメント)

「まりんとメラン」の主題歌。OPの民族音楽調はかなり本気で、リコーダーや
バイオリンをうまく使っているし、エレキベースの絡ませ方も良く、コーラス
アレンジも見事。しかし作品の世界観とは一致しないような気が… 逆にEDの
声質や曲調は甘すぎないだろうか? このKAORIさんがまりん役ねぇ。

 

・BOOK:「R.O.D」(倉田英之/集英社文庫)

紙を武器にする大英図書館特殊工作員の眼鏡っ娘という設定はユニークで、文体
も全体的にはジュブナイルとしてはまずまず。しかし読子の台詞はもう少し練ら
ないと、人物像がはっきりしないと感じた。ねねねと何か(って何?)があっても
良かったかも。


Back