一信(2009.3.10まで)







地味ながら滋味、やさしい味わい


なんとも和風な外観のおそばで、味も見かけ通り地味ながら滋味、旨い! 豚骨のしっかりと豊かな旨みを醤油が淡く支えている本物のあっさり味。とても 自然な味なのだが、荒い胡椒も少し効かせてあってパンチもあり、物足りなさは 全くない。さらさらなスープは豚骨といりこで取られたもので、コラーゲンが でて微妙にとろみがあり唇に触れる柔らかさが良い。ラーメン的な醤油味の魅惑感 はなく、淡々と喉を通る中に本物の豊かな旨みを感じるあまり愛想のないタイプ。

麺は細麺で腰があり、黒小麦使用のためか、すこし表面がぬるっとして、中には 黒い粒粒が入っていてなんだか蕎麦のような食感。変わった味でちょっと濃いぃ キャラクターだがけっこう旨いという感じ。 スープとはあまりラーメン的な融合するようなぴったりマッチングは見せないが、 麺のキャラクターがスープに寄りかからず独立していて、地味な中に麺とスープ 各々が見得を切りあっている、というのはやっぱり和風なおそばの世界。

細切りで少し入っているチャーシューも粒胡椒が利かせてあり、固い目、よく 火が入っているタイプで少しハムのような感じの味。チャーシュー麺で頼むと 味がよく分かり、タンか?と思うぐらい弾力が有って、細かいサシが口の中で じわっととろける肉質で旨い。オーブンで焼かれた肩ロースだそうだ。

具はあと、白ネギ、固く絞られた菜っ葉など、吟味されたどこか和風な雰囲気。 煮卵をオプションで入れてみたがこれも程よいとろけ方、味付けが旨かった。 食後に出て来る漬物と残ったスープが後味をさわやかに仕上げてくれる。 食べている間は、カラーというよりは白黒の水墨画系の旨み深みの世界ガンガン、 食べ終わったあとはしつこく尾を引かず、すっと消える後味、 げに潔く、和魂(桜?)な中華そば。


醤油そば600円、 チャーシュー醤油そば  
煮玉子50円
ご飯(手造りちりめん)200円






地味な中に本物の味わい――醤油そば煮玉子入り 650円




場所:梅香交差点から北港通りを海のほうへ数百m、左手3つ目位のヤマザキの角を入ったところ
住所:大阪市此花区春日出中2丁目14番23号
営業時間:11:30−13:30、18:00−22:00(月〜土)
11:30−16:00(日祝)
定休日:木曜日、第3水曜日、2009/3/11以降

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