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『永劫の戦い』 架空戦記 連作短編 第一編 2000.04.17 / 19KB・26枚 『緑は、豊穣の証ではない――』 戦車兵サザールは、雨に霞む森林をうんざりと眺めていた。あのろくでもない森がなければ、すこしはましな景色になるだろうに――。鬱蒼と生い茂る原生林は、人類にとって危険極まりない緑の闇――敵の支配領域である『グリーンゾーン』だ。 第二編 2000.04.30 / 21KB・29枚 『波頭の彼方を、人は知らない。』 漁業艦は今度も大漁のようだ――コウリッジは駆逐艦の監視塔から、うなりを上げる底引網のウィンチを眺めた。雲一つない青い空、波もない静かな海……穏やかないい漁日和だった。それでも、漁に出るためには三隻の駆逐艦が必要だったが。 第三編 2000.09.11 / 26KB・37枚 『これが、何者にも邪魔されることのない空からの眺め――』 五〇〇台の戦車と七〇〇〇名の歩兵が突如消息を絶ったグスタ平原へ、ティラナは飛び立った。愛機はくたびれかけた複葉機、目にするものといえば荒涼と広がる原野だけ――しかし、それでも、彼女は飛ぶことが好きだった。 |