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『ある男の平穏な日』
酔ひ助様より



 

『ある男の平穏な日』


2018年、8月15日(快晴) 21:45
 エジプトとリビアの、いつ果てることのない紛争で中東は疲弊していた。後はしぼりとるだけになりつつある石油、黄色い砂と岩だけの領土、生まれた土地やその起源で相変わらず殺し合っている。


儲けて笑う奴は誰だ?


 一方、南アフリカ・OAU(アフリカ統一機構)は、以前から経済力・軍事力をのばして、アフリカ大陸をヨーロッパ諸国やアメリカなど、世界の有力な国々と肩を並べるようになっていた。そして、よりいっそうの経済力をつけるために、以前からエジプトの併合を狙っていた。欧米諸国やイスラム圏はこれを阻止するため、エジプトを援助した。しかし、想像以上に南アフリカの対外政策やOAU軍の侵攻は早く、スエズ運河が占拠されてしまった。どう見ても侵略だが、国連はもうすでに発言力や政治的指導力は無くなっている。
 運河の専有化は各国に甚大な経済的な被害が及ぶ。そこでおきまりの「抑圧下におけるエジプトを救う」気高い名目で、エジプト(スエズ)解放軍が各国の軍隊よりかき集められた。

 いったいなんで他人が首を突っ込むんだ? だからあっちも意固地になるんだろうに…。
まー、細かいことはあんまり考えない方が身のためだろう。考えすぎると、どっかのテロリストみたいになっちまう。
 我が愛する祖国、日本はまたもや俺達、日本外人部隊を派遣することを国会で決めた。平和な村から外の嵐をおさめるために投げられる供物…。もともとそういう風に作られたものだからいまさら怨み言を吐いてもしかたがない。

 俺の所属する、第501機動対戦車中隊はスエズまでの中継地点となっているイスマイリア軍港を奪還する任務が与えられた。もちろん激戦区。どこの外人部隊もいちばん汚くて、痛いとこに放り込まれる。機動対戦車中隊は人型の装甲歩行砲システム・AWGSを主体とした部隊で、同じ機甲部隊にぶっつけられ、まず相手の機械戦力を削ぐ役割をになったいる。航続距離は車両以下、スピードは航空機以下、的の大きさは戦車以上。その上、人型をしているものだからちょっとの故障で動けなくなるという致命的なもろさも持っている。しかし、人型ゆえの不整地走破能力と、手を使うことによる兵器の換装の容易さなど、さまざまな作戦に柔軟に対応できるメリットから評価・運用されている。
 501に配備されているのは、HIGH−MACSVと呼ばれる三次元戦闘が可能な軽量の新型AWGSで、足には高回転で地面を掻くチタンローラー、背にはガスブースターを装備しているので、まるでバスケットボールの選手みたいなフットワークが可能だ。したがって同伴する徒歩の兵士がいない。主に奇襲、拠点防御用に使われているため、作戦時の移動はもっぱら航空機、展開の方法はほとんど上空からの降下だ。今回も、そうらしい。
 ブリーフィングが終わった。標的は重装甲型AWGS6機、4足重移動砲台4両、そして司令部だ。軍港一帯には、衛星で確認されているだけで20機近くの戦闘車両が展開されている。それを、6機で全滅させる。口で言えばまったく簡単だ。
 作戦開始まであと6時間、出発準備はいつでもできているのであと4時間は待機時間となる。機密上、駐屯地外に出ることは禁じられているが、後は寝ていようが酒を飲んでいようがかまわない。要は作戦スタート時から全力を尽くせられればいいのだ。外人部隊の規律は暗黙の了解と不文律が多かった。俺はいつものように愛機の傍に腰掛け、PXで買った「高め」の酒を舐めることにした。
 別れを惜しむ家族も、恋人もいない、ぼぅっとして酒を喉でころがしながら考える。


なんで外人部隊なんかに入ったのか?


 自暴自棄になっていたわけでも、別に金が欲しかったわけでもない。ただ、気付けばここにいて、カクテルのシェーカーのように揺れるコクピットのなかで、HUDに映し出された「敵」にむかってひたすらトリガーを引いていた。人を撃ち殺したこともある。最小の火器が30ミリのガトリングだ、弾丸はAP(徹甲弾)だが人なんて当たれば一瞬で肉片にかわってしまう。吐き気をもよおす暇も無い。死、なんて一瞬だ。前の作戦で、俺のバディ(相棒・2人1組のチーム)だったやつが、歩兵のちゃちな対戦車誘導ロケットにやられて死んだ。当たりどこが悪かったらしい。普通は何とも無いんだが、奴の特殊装備ベイには支援用のロケットポッドがごまんとぶら下がっていたから、AWGSの上半身の部分が真上に20メートルも吹き飛んでいた。自分の死について哲学する時間も無かったろう。
 俺はその時、心のどこかで自分がどうなるか冷めた目で見ていたような気がする。怒り出すか、悲しんで落ち込むか…。しかし、なにも起こらなかった。ただ、一言、口から出た。
「おいおい…、そりゃーないだろう。」
 自分でも、かなり「死」に関しては無頓着になってきているとは思っていたが、ここまでとは…。今、考えてみると戦友の死に対してもれた言葉なのか、自分に対しての言葉なのか判断がつかない。

「起きてくださいよ…。」
 ふと気がつくと整備員が体を揺さぶっている。どうやら寝てしまったらしい。
「まったく…、緊張感が無いですねぇ、風邪ひきますよ。」
 その口ぶりはあきらかに呆れていた。無理もない、今から死にに行くようなものなのに。なまいきな若い整備員だったが、腹も立たなかった。いささか気まずくなったので、面倒くさかったが出撃前の整備と特殊装備の選択をもう一度することにした。これで、出発前の暇はなくなるだろう。


貴方にとって死は恐ろしいか?


2018年8月16日 04:03
 眼下は黄、砂の黄一色。砂漠の透き通った夜明けの青空と視界を二分していた。 
「ヨーシ、弾を全部ばらまくまで帰ってくるんじゃないぞ。」
 インカムから聞こえる、いつもの中隊長の台詞。元気づけているつもりらしい。コックピットのディスプレイに表示される情報によると、空爆と牽制のミサイルはあまり効果をあげていないらしい。重装甲AWGSは対空ミサイルまで装備しているのか? スタンドオフの兵器に対する妨害、防御技術の発達はめざましいもので、ボタンひとつで「ハイ、一丁上がり」というふうにはいかなくなっていた。
「よー、今回は死ぬかもしれないな?」
 コードネーム:チャーリー2、新しいバディの声が聞こえてきた。
「そう言うお前が一番死ぬ気はないんだろう?」
「まあ…、そりゃあそうだ。あんたも自殺しに行くつもりじゃないんだろ? 気のきかない奴だ、生き残るぞ! ああ、コールだ。」
作戦に参加する6機の機体にコールサインの確認がされる。戦闘が始まったとたんに自分のコールサインが頭から抜け落ちる間抜けがいるからだ。次にブースターチェック。タービンの低い唸りとともにモニターにOKサインが点灯する。次にFCS(火器管制装置)…、死にゆく前の儀式を淡々とこなしていく。
 生き残るぞ、か…。この地で生き残るのは並み大抵じゃあない。信念や執念がよほど強くないと成し得ることではないのだが、その点、俺は見事にそのセオリーを外れていた。死神。俺のもうひとつのコールサインだ。作戦に共に参加した戦友達はほとんどが戦死か作戦続行不能になっていた。今回もそうだろう…まず自分が本当の死神に連れて行かれなければ、の話だが。

 カーゴのハッチが開くと、熱い砂混じりの風が吹き込んできた。カウントが始まる。
 軽い衝撃と共にHIGHーMACSVはイスマイリアの空へと解き放たれた。地上からは早くも気の短い奴らが剣呑な挨拶をばらばらとくれる。多少の回避行動はとるものの地上までほとんど祈りながらのダイブだ。圧倒的な機動・戦闘力を持っているこの機体だが、悲しいことにスタミナがない局地戦闘用なのだ。
「ガッ!!」
鼓膜をたたくような衝撃がインカムから一瞬飛びこんできたが、遮音装置が働いて静かになった。どうやら早くも脱落者が出たらしい。早く楽になりやがって…。いつものように、熱くなっている自分と冷めた目で見ている自分に分かれるのを感じていた。
 ブースターをふかして着地すると、まず索敵しておいた目標の重装甲AWGS、コードネーム:ナイトに突進する。地形は砂の隆起が思ったより大きく、砂漠用に換装した足回りでもいつもよりスピードが出ない。ナイトの装備は120ミリ滑腔砲のようだ。新型だが拠点防衛用の機体だろう、動きが鈍い。あきらかに用兵は間違っている。こちらに撃ってきているがFCSが壊れているんじゃないかと思うほど当たらない。俺は主武器の105ミリ速射砲のトリガーをひきしぼった。堅い。なかなか有効打が与えられない。鉄の柱に弾を撃ちこんでいるようなものだ。
「ハッ、七面鳥撃ちだな! しっかし、かてぇやつらだ。」
 チャーリー2の嬉々とした叫びが聞こえてきた。確かにやたら堅い意外はみるべきことはない。弾の無駄だ。そう思ってガスブースターのボタンをたたいたその時、ナイトから2発のつぶてがこちらに向かって飛んでくるのが見えた。ATMだ!対空ミサイルだと思っていたのは間違いだったのだ。そう思った瞬間、背にあるブースターに火が入った。ATMは幸運にも足元をすりぬけていく。2秒で60メーターの高さまで放り上げられるのだ、一瞬目の前が暗くなるほどのGに体がシートにめり込み、内臓が悲鳴を上げる。こればかりは何度やっても慣れることはない。ぶれる視界の中で、HUDに浮かび上がった赤いFIREの文字を頼りにトリガーを引きっぱなしにする。105ミリのAP弾が薄い上面装甲に甲高い貫通音をたてながらいくつも穴をあけた。ナイトは火だるまになって吹き飛んだ。まず1機。
「なっ、こいつらッ! 無人兵器か!」
 主翼を展開し滑空姿勢にうつって、空から見てみると相棒の周囲の砂が盛り上るのが確認できた。クモのような6本足の移動砲台がアリ地獄のように地面から這い出してきた。敵を感知して活性化する無人兵器らしい。背に30ミリくらいの機銃が見える。こいつにトロいナイトの護衛をさせていたようだ。さしずめナイト(騎士)の従者のようなものか…。味方を囲んでいる奴から順に破壊してゆく。30ミリくらいの機銃では、よほど当たり所が悪くなければやられることはない。当たっても装甲がはじいてくれるが、気持ちのいいものではない。
 コックピットの外からは小さな死神達が装甲をたたき、うつろな音を立てている。
 データよりも敵の数が多いっていうことは日常茶飯事だ。
「ここは目標のナイトを破壊したらさっさと次のターゲットに向かうべきだ。無人兵器はここから動かんよ。弾がもったいない。」
「ああ、同感だね……っと!」
 チャーリー2がナイトの120ミリにのけぞった。どうやらかすっただけのようだが、インカムからは騒々しい反響音と、悪態が聞こえてくる。優れたバランサーのおかげでどうやら持ちなおしたようだ。あわてて上空に逃げている。
「作戦続行できるか?」
「ああ、なんとかね。しかし、なんて軽い機体だ、120ミリであそこまで飛ばされるかよ。それにATMとは…、”ナイト”じゃなくて”ランサー”だな。」
 興奮しているのか、恐怖しているのかいっきにまくしたてている。バディを心配する間もなく、ブラボーコンビの片割れの絶叫が聞こえてくる。どうやらかなり不利な状況におかれているようだ。モニターの情報からはナイトはあと2機になっている。特殊装備には大型の単発ロケットがあるが、これはあとの4足重移動砲台、コードネーム:ビショップのために残しておきたい。
「チャーリー2、そこからロケットポッドで狙えるか? 一気にいきたい。」
「ああ、やってみる。これ以上こいつらと付き合うのはゴメンだからな。」
 機体の脇にある特殊装備ベイからポッドがせりだし、集まっていた2機の標的に弾薬の雨を降らせた。さしものナイトも砂塵と爆炎の中でのたうちまわる。ローラーダッシュもジャンプもできないトロい敵がかわいそうになった、が、あいつらの死も一瞬だったろう。それが唯一の救いか?
「アルファ1、ブラボー2、チャーリー1・2はナイトを殲滅、ビショップに向かう。」

 波打つ砂の大海原をローラーダッシュ全開で突破機動を続ける。周りの無人兵器も少なくなってきた。無人機は恐怖を感じることはなく反応は早いが、やはり柔軟性に欠ける。そこが、こちらの付け入る隙なのだ。比較的静かになったところで、モニターを望遠モードに切りかえる。と、そこに軍港を囲む岩壁を背にしてビショップが並んでいた。最終目標の司令部をたたくには、どうあっても奴らの後ろにある岩壁の隙間を通らなければならない。司令部だけをたたくだけなら、ミサイルでもなんでも撃ちこんでやればいいが、俺らの後からは軍港を接収後、そのまま前線基地に改装するための施設部隊がくることになっているのだ。考えうる最大の障害は取り除いておかなければならなかった。
 アルファ1の指示で俺達チャーリー組は前衛を受け持つこととなった。いちばん死にやすい、『損耗率』の計算に真っ先に入るポジションだ。誰かがやらなければならない、この指示を出したアルファ1が一番つらいだろう。
「さあ、やってやるぜ。いくぞ、チャーリー1」
 この絶望的な状況下で、この阿呆のような前向きさはこいつ、アメリカ人だな。彼らは西部開拓時代からこのような状況下に酔える人種だと、俺はこれまでの経験からきめつけている。不思議なことに俺の定義から外れるアメリカ人には会ったことはない。横のチャーリー2のHIGH−MACSの頭にカウボーイハットがかぶさって見えて、笑えてきた。思わず声に出る。
「なにがおかしい…? 余裕だな、お前。さすが”死神”だ。」
 なぜか、腹も立たず、笑いはとまらなかった。
「…いや、怖い。いくぞ、カウント…。」


その地獄で生き残れるか?


 カウントゼロで俺とチャーリー2は上下に飛び出した。
 長年戦場に身を置いていると、相手の”気配”がわかるようになってくるものだ。我を忘れている奴、恐怖している奴…、今は、相手の注意が一斉にこちらに向くのを感じて、一瞬、たじろいだ。が、足を踏み出してしまった以上、チャーリー2ではないが「やってやる」しかないのだ。
 ATM,砲弾、機銃弾、ロケットポッド。今までくらった武器がフルコースで飛んでくる。この機体の軽量な複合装甲では無事のはずがない。装甲ウォーニング、機体温度上昇、バランサー破損、コックピットの中はHIGH−MACSの悲鳴でいっぱいになった。やられた自動装置を片っ端から手動に切りかえ、空中でせいいっぱい回避運動を取りながら、視界にはいった「敵」を破壊してゆく。
「こちらアルファ1、敵の抵抗が激しい、増援を頼む!」
「コラァ!! 泣き言いってないで、しっかり撃ちまくれッ!」
「ビショップを1機やった!」
 阿鼻叫喚。
 適切な言葉が日本語にはあるものだ。
 ビショップの武装は155ミリらしき大口径の砲一門のみで、他は小型の機銃しかない。なんとも大胆なことだ。ちょうど戦車に足のはえたような格好をしている。あれならでかい段差も越えられるだろう。太い4本の足の上には、まさに鉄の塊といったような本体と砲塔がのっている。アルファ1と、ブラボー2が水平射撃で攻撃しているが、横からでは奴らに効果的な打撃を与えているとはいいがたい。取り巻きの戦車を破壊するのが精一杯だ。何発もの砲弾を食らってもなおも動き続ける4足の怪物になんともいえない恐怖を感じてきた。
「膠着してきた、敵の援軍の情報もある。このまま突破機動を試みる。」
「馬鹿ヤロウ!! テメエらそろってやられるつもりか? 俺らが引きつけている間によーく狙ってあのウスノロを1機でも殺りやがれ! まったくお前はッ、さっきから……、うおっ!」
 興奮して気が散ったためか、チャーリー2は特大のをくらってしまった。ビショップの構造上、砲の俯角が急になる俺のほうには撃ちにくかったようで、彼の方に砲撃が集中していたから無理もない。貫通のエネルギーで胴が「くの字」に折れ曲がり、80キロ近くでダッシュしていたために慣性で何度も前方にバウンドしながら一両の戦車とビショップを巻き添えにして爆発、炎上した。またも、あっという間だった。
 俺はとっさに爆炎の上空にに機体を飛びこませて、滑空のため切っていたガスブースターを始動させた。視界は一瞬で真っ黒になったが、FCSは先ほどまでの敵の位置などの情報をとらえ続けている。武器のセレクターを大型ロケットに合わせた。ねらい通り、向こうの射撃は性能のいいFCSを装備しているやつしか攻撃してこなくなった。しかもクリーンヒットは無い。天然のCSD(煙幕)だ。チャーリー2の命の炎…。仲間の死に隠れ、自分の生を拾う、しかしそれになんの嫌悪感も感じない。俺はやはり死神かもしれない。
 そんな刹那の感傷も、ブースターの轟音に振り払われた。黒煙が割れ視界が戻った。俺はトリガーをいっぱいに引いた。狙いにくい武器だが、距離は60メートルくらいしかない。ビショップはあっけないほどはやく火を吹いてチャーリー2の後を追った。滑空して、地上に降り立つと、俺の反撃と同時に突撃を開始していた僚機2機が残存を破壊しながら、近寄ってきた。
「すまない…、俺が…、」
「お前のせいじゃない。お前がどうしたって奴は死んでいた。」
 口からは冷静な声が出たが、アルファー1のしょげた声が逆に腹だたしかった。なぐさめでもほしかったのだろうか?
「アルファ1、ブラボー2、チャーリー1はビショップその他兵力を撃滅、指令部破壊に向かう。なお、戦力低下が著しい、増援、補給を願う。」
 落ちこんでいるらしいアルファー1を無視して交信をすませる。俺はなんで腹を立てているのか? チャーリー2の死ではないだろう。ふがいないリーダーに対して? 冷血な自分に対して? 敵に対して? しばらく考えてみて、一つの考えに思い当たった。

 俺はもしかしたら、この戦場において生きているものすべてに腹を立てているのか?
 一瞬、ゾッとした。

 この作戦が終わったら、一度「平和」なところでゆっくり暮らしてみよう。酒でも舐めながら、くだらないことを考えるのだ。ここより酷いところはないだろう。生き残りさえすれば…。
「生き残るぞ…」
 チャーリー2の言葉が耳によみがえってきた。

「いきのこるぞ。」
 声に、出た。俺の生のへ理由がひとつ生まれた。



 了





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