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| 純正13'モニタでSVGA(800x600)を表示させよう |
この改造はずいぶん前からあちこちで紹介されていますので見かけた方も多いかと思いますが、うちでもずいぶん前から行っていますので一応紹介します。
場合によっては危険な作業を伴います。各自の責任の元に行ってください。
もう一度最初のページの警告文を読んでみてください。
内容としては、「走査周波数が近いモードを、ダメ元で無理矢理映しちゃえ〜」ってなものです。実際、以下の表を見てください。Macintoshがサポートしている各モニターモードの走査周波数を表したものですが、
| 12inch | 13inch | 16inch | 19inch | VGA | SVGA |
| 水平走査 | 24.5 | 35.0 | 49.7 | 60.2 | 31.5 | 35.2 |
| 垂直捜査 | 60 | 67 | 75 | 75 | 60 | 56 |
13inchモードとSVGAモードって、非常に数値が近いでしょう? そんなわけで、無理矢理SVGAの信号を送り込んでやって、純正13inchモニターの調整範囲の何処かで何とか同期させて映してしまおうという訳なのです。(実際、やや問題有りですが映ってしまうのでした...)
なお、私が使用したモニターは旧型13'モニター(M1297)です。新型13'モニター(M1212)でも可能なようですが、ここでは旧型に絞って記事を書きます。
で、次に、Macintoshから如何にしてSVGA信号を出させるかに問題は移ります。
そのまま13'モニターを繋いでいては、従前通りに13'モードの信号しか出力されませんよね。何とか、13'モニターを繋いでいてもSVGA信号を出力させなければなりません.....。
ここで、Macintoshのモニターポート(D-Sub15)のピンアサインを見てみましょう。

| ピン番号 | ピンアサイン | | ピン番号 | ピンアサイン |
| | | | |
| 1 | R GND | | 9 | B |
| 2 | R | | 10 | <ID 3> |
| 3 | C SYNC | | 11 | GND |
| 4 | <ID 1> | | 12 | V SYNC |
| 5 | G | | 13 | B GND |
| 6 | G GND | | 14 | GND |
| 7 | <ID 2> | | 15 | H SYNC |
| 8 | +5V | | SHELL | SHASSIS GND |
上記表の<ID 1>〜<ID 3>によりモニタの識別が行われます。4,7,10の各ピンがどう結線されているかによってMaintochにモニターを識別させているわけです。詳細は以下の通りです。
| 4番pin | 7番pin | 10番pin |
| 12inch | GND | - | GND |
| 13inch | GND | - | - |
| 16inch | 10番pin | - | 4番pin |
| 19inch | GND | GND | GND |
| VGA | - | 10番pin | 7番pin |
| SVGA | - | 10番pin | 7番pin |
つまり、途中に7番と10番のセンスピンをショートさせたアダプタを組み込めば、たとえ13inchモニターが繋がっていても、「SVGAモニターが繋がっている」とMacintoshを騙せるわけですね。
具体的な配線図は、この図のような感じでしょうか。
D-Sub15pinのオスとメスのコネクタを1つづつ用意し、左記のように配線します。直接繋げてアダプター状にしても良いし短いケーブルにしても良いでしょう。
なお、半田付けは確実に行ってください。導通不良は確実に画質を劣化させます。
ちなみに私は手持ちの「ジェンダー・チェンジャー」を用いて簡単に作成しました。この方法に興味のある方はこちらをご覧ください。
「ジェンダー・チェンジャーを利用したアダプター簡単作成法」
さて、アダプターも完成し、喜び勇んで繋げてMacintoshを起動....してみると、画面は流れてしまっています。何故でしょう?
前述のモニター識別の表を見ると分かります。VGAとSVGAの識別の仕方は同じなのです。つまり、我々はSVGAを映したいのに、MacintoshはVGAかSVGAか分からないのでとりあえずVGA信号を出してきているわけです。これをSVGAに切り替えてやらないと画面は同期しないのです....。
ここで皆さん涙ぐましい努力をされています。「手探りで作業する方法」「Quickeysを用いる方法」などなど....。(手探りで作業する方法は、がべじんさんのホームページに紹介されています)
私はもっとイージーな方法を取りました。すなわち、「マルチスキャンモニターを繋いで一度MacintoshをSVGAモードで起動し、その後モニターを取り替える」方法です。マルチスキャンモニターを持っていれば簡単ですし、自分で持っていなくても、マルチスキャンモニターを持っている知人がいさえすれば、借りてくるなり自分のマシンを持っていくなりして繋げば、PRAMがちゃんと憶えてくれます。
どちらの方法でもOKです。これでちゃんと表示されるでしょう。
これでやっと画面が表示されました。しかし、何だか表示域が変ですね。調整しましょう。
旧型13'モニターは、後部に縦長の蓋があり、これを外すと調整部分が出てきます。適当なサイズのマイナスドライバー等を用いて調整しましょう。ぎりぎりいっぱいまで表示域を広げて、広大な(笑)800x600表示の出来上がりです。
ただし、モニターの個体差で、どうしてもこれらの調整だけではメニューバーが表示できない場合もあるようです。その場合にはケースを開けてモニター内部を調整する必要が出てきます。また、新型13'モニターは外部から調整が出来ないので同様にケースを開ける必要が出てきます
しかし、モニター内部には高圧部があり安易な分解は感電などの事故を招きます。
従ってとりあえずここでの説明はこれまでとします。(どうしても旧型13'モニターの内部調整法が知りたい方はこちら「Apple13'モニターの内部調整法」をご覧ください。ただし当方は情報を提供するのみで、あなたがいかなる事故を起こしたとしても関知いたしません.....。)