Lee Morgan(tp)
1938.7.10.〜1972
【Lee Morganの推薦盤】
『Cornbread』
【member】
Lee Morgan(tp)、Jackie McLean(as)、Hank Mobley(ts)、
Herbie Hancock(p)、Larry Ridley(b)、Billy Higgins(ds)
【songs】
Cornbread/Our man Higgins/Ceora/Ill wind/Most like Lee
僕の一番好きなジャズマン“Lee Morgan”を紹介するページです。
自分のバンド名もLeeのアルバムから一部拝借させて頂いたように、
My favorite JAZZMANです。
Leeというとリーダー作としては「Candy」や「Sidewinder」など、また、
他人名義の作品としてはコルトレーンの「Blue Train」なんかを代表作として
挙げる人が多いですが、僕はあえて「Cornbread」を選びます。
とは言ってもLeeの残した音源にはとても良いものが多く、はっきり言って
最高作品を選ぶのは至難のワザです。
一曲目の「Cornbread」はタイトル曲でもありますが、
“こんなに楽しいブルースもあるんだ!!”
と言わんばかりの爆発状態でいきなり最高潮に達する勢いです!!
お互いがお互いを挑発し合いながら、LeeからHank、HankからJackieへと
ソロはひたすら盛り上がり、最後にはHerbieがファンキーなソロを披露します。
一曲目からこんなに盛り上がってしまったのに、さらに「Our man Higgins」
ではさらにその上をいきます。
Billy Higginsも絶好調です。
3曲目ではグルーブ感の素晴らしいボッサ「Ceora」です。
僕はこの曲が大好きでよく吹きます。
とにかくアルバムの完成度、ソロの素晴らしさと共にかなり良いアルバムと
なってます。ダントツお薦め!!
【ボク的“Lee Morgan”】
僕がLeeのことを知るきっかけになったのは、コルトレーンの代表作
「Blue train」でです。
タイトル曲「Blue Train」では6コーラスものソロを吹いているのですが、
3コーラス目の終わりあたりからドラマーのPhilly Joe JonesがLeeを挑発し始め、
その挑発をLeeが正面切って受け、6コーラス目のアタマで最高潮を迎える
あのフレージングの素晴らしさに圧倒されたのを今でも鮮明に覚えています。
18歳でデビューしてから、33歳という若さで銃で撃たれ殺害されるまで、
たった15年間ほどでものすごい数のレコーディングをこなしました。
当時は“クリフォード・ブラウンの再来”と騒がれていたようですが、僕的には
そんなスタイルを見せたのはごくわずかであって
(むしろ何がクリフォードっぽいの??)、クリフォード・ブラウンよりも遥かに勢いが
あるし格好良いと思います。でも、実際にLeeはクリフォード・ブラウンのことを
尊敬していたようなので、そのように言われたことは彼にとっては
少しばかり嬉しいことだったのかもしれません…。
Vol.3ではそんなクリフォード・ブラウンにBenny Golsonが捧げた力作、名曲
「I remember Clifford」をものの見事に演奏しています。
僕はある意味、クリフォード・ブラウンよりも後のトランペッターへ影響を与えた人物と
言ってもおかしくはないと思ってます。
でも、Leeを超えるトランペッターは僕の中ではまだいません。
Leeの音は聞けば分かるぐらいにインパクトが強いです。
やはり、後世に影響を残したのはその後のマイルス・デイヴィスらの方が
大きかったのかもしれませんね。
20代前半まではがむしゃらに吹きまくるスタイルをあちこちの音源で
聞くことができます。しかし彼にとっての晩期、20代後半頃からは
相対的に落ちついたプレイが所々に見受けられるようになります。
これはマイルス・デイヴィスの影響だとかよく言われているのを聞きますが、
想像の域を越えません。
Leeは素晴らしいプレイヤーであると同時に素晴らしいソングライターでもあります。
なのに何故かLeeの曲は取り上げられる機会が少ないのがとても残念です。
本当にLeeの曲は噛めば噛むほど味が出てきて素晴らしいです。
Leeの曲の良さの話しを始めるとキリがないのでこの辺りで止めておきます。
最後にこれはちょっとしたお薦めなんですが、ジャズを始めて間もない
(僕もそうですが)方にLeeはとても良い教材になると思います。
というのも、Leeはバップらしいハイスピードなプレイであっても、メロウなバラッド
であっても、他のアーティストに比べてコード進行に忠実な音使いをすることが
多いのでとても聞きやすいのです。
Leeはスケール・アウトすることが比較的少なく、アドリブラインをコピーするのも
比較的容易ですからそういう面からもとても参考になります。
また、Leeのアドリブにおけるリズムはなかなか斬新なものが多く、
僕はまだまだ初心者同様なので自分自身のプレイに生かせるかどうかは
自信がないし難しいですが、大いに糧になると思われます。
【History/Discography】
1938.7.10. フィラデルフィアにて生まれる。
1956.7月頃〜58 Dizzy Gillespie BigBandに在籍
1956.11.4. 「Indeed!」リーダー作
1956.11.5&7. 「Introducing Lee Morgan」リーダー作
1956.11.25. 「Sextet Hank Mobley」
1956.12.2. 「Vol.2 - Sextet」リーダー作
1957.2.18. 「Dizzy atmosphere」リーダー作
1957.3.24. 「Vol.3」リーダー作
1957.8.25. 「City lights」リーダー作
1957.9.15. 「Blue train/John Coltrane」
1957.9.29. 「The cooker」リーダー作
1957.11.18.&1958.2.2. 「Candy」リーダー作
1958.10.30. 「Moanin'/Art Blakey & the Jazz Messengers」
1958.12.21. 「au Club Saint-Germain vol.2/Art Blakey & the Jazz Messengers」
1959.4.15.Rec 「At the jazz corner of the world vol.1/Art Blakey & the Jazz Messengers」
1959.4.15.Rec 「At the jazz corner of the world vol.2/Art Blakey & the Jazz Messengers」
1960.3.6. 「The big beat/Art Blakey & the Jazz Messengers」
1960.4.28. 「LeeWay」リーダー作
1960.8.7.&14. 「A night in Tunisia/Art Blakey & the Jazz Messengers」
1963.12.21. 「The sidewinder」リーダー作
1964.4.29. 「Night dreamer/Wayne Shorter」
1965.6.18. 「Dippin'/Hank Mobley」
1965.9.18. 「Cornbread」リーダー作
1965.6.25.&7.1. 「The gigolo」リーダー作
1965.4.21. 「The rumproller」リーダー作
1966.1.27. 「Mode for Joe/Joe Henderson」
1966.9.29. 「Charisma」リーダー作
1967.1.13. 「Standards」リーダー作
1967.7.14.&1969.10.10.「The procrastinator」リーダー作
1967.12.1. 「Tender Moments/McCoy Tyner」
1968.3.3. 「Caramba」リーダー作
1972. 女性客に射殺され死去(享年33歳)
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