城戸夕果 Flute
 日本人ボッサ系フルーティストと言えば、僕の中では城戸夕果さんです。 過去には小野リサのバックでフルートを吹いていた時期もあったようです。 ゆったりとしていて、かつ、伸びやかな音色が心地よいです。 僕がまだ中学・高校生の頃、テレビなどでBGMとして使用されていたフルートの音って、 多分城戸さんのフルートだったんじゃないかって今になって思います。 当時はジャズとかボッサというジャンルを知らなかった僕は、ただ、“可愛らしいフルート” というぐらいの認識でしたが、あれは城戸さんのフルートだったのでしょう。
 アドリブではそんな音色を生かした、可愛らしいフレージングが魅力です。 何回聞いても飽きません。 “ハートフル”というコトバが一番似合うんじゃないかと思います。 とても癒されますし、ホントに肩の力を抜いてゆったりした気持ちで聞けます。 城戸さんがスタンダードジャズを吹いているのを聞いたことないのが残念です。 僕がボサノバを吹くなら、こういう風に吹けるようになりたいです。
 ずっとずっと城戸さんのデビュー当時のアルバムを探してきたのですが、 やっと聞くことができました。 実は、僕のバンド(THE_CORNBREAD_COMPANY)のベーシストが何気に持っていたのです! 内容は、城戸さんのフルートも良い意味で年齢を重ねているんだなぁ、って印象を 受ける内容でした。城戸さん、スイマセンっ!!
 最後に、個人的なことになりますが、僕がジャズフルートを始めた当時、 ジャズフルートと言っても何を聞いたら良いか分からず、 手本探しに困っていた時期がありました。 そんな中、CDショップで最初に出会ったのが城戸夕果さんの音源でした。 ジャズやボサノバでのフルートプレイの素晴らしさを教えて もらったのは城戸さんのフルートなのです。
 さらに個人的なことになりますが、 僕のフルートケースには城戸さんのサインが入っちゃってます(笑)。 吉祥寺のジャズバー“Sometimes”で初めて城戸さんのフルートを生で 聞いたのですが、そりゃもう素晴らしかったです。 そこで少しだけお話もしましたが、人柄もとても良い方で大好きなフルーティストであります。 最近は日本での活動が極端に寂しくなってしまいました。 僕もちょっと寂しいです。

ALBUM
Rio smile
Aracua  1996.9.1.発売
Casa  1998.1.21.発売
Lulu  1999.8.21.発売