井上信平 Flute
2001年8月31日、その日はとても疲れていてリフレッシュしたくて
吉祥寺のジャズバー“Sometime”にブラっと一人で入りました。
その時にたまたま出演していたのが井上信平、その人でした。
それまで井上さんの存在を知らなかった僕は、本当に完全にノックダウンされた感じを覚えました。
リフレッシュしたかったのに、なんか妙に僕自身のフルーティスト魂を
揺さぶられたというかで、変な感覚で家に帰ったのを覚えてます(笑)。
まさに、井上信平は天才肌というコトバが似合っています。
バークリー音楽院卒業ということ自体、その十分な根拠となるのでしょうが、
それにしてもフルートの音色は本当に素晴らしいです。
バラッドでもテンポアップな曲でも演奏している時の姿勢がとてもクールな反面、
アドリブが終わってオーディエンスから拍手をもらった時の、にやっとするはにかみ笑顔が
とてもステキです。
大抵、キャップを深くかぶり、他のジャズフルーティストでは見られないぐらいの
早いパッセージでも当たり前のような素晴らしいコントロールで次々キメていきます。
日本にいるジャズフルーティストの中で一番のテクニックとセンスを持っているプレイヤーの
一人だと思います。ぜひ聞いてみて下さい。
ただし、僕も含め、古き良き4ビートジャズを求める人には“上手いけど、ちょっと違うな”
という印象が残ることが残念なところでしょう。
最後に少しだけ付け加えます。フルートもかなり上手なんですが、
ライブでしか聞くことができないかもですが、
リコーダーもかなり素晴らしいので、ぜひライブ会場に足を運んで下さいね。
あんなにJazzyなリコーダーを操れるのって、井上信平ぐらいしかいないかもです。
とにかく、日本を代表するジャズフルーティストであることは間違いないでしょう。
shimpei-musicworld
ALBUM
First take
Sketchbook 99.5.26発売
SketchbookU with Herbie Mann 01.8.15発売
Herbieとの共演作です。内容は完全に井上信平がHerbieを
押し切ってしまってます(苦)。ジャズフルート界の大御所と言われる
Herbie Mannでさえ、井上信平の前では霞んでしまってます…。
でも、とても良いアルバムですよ!それは間違いない!