KNOPPIX 3.6でデータをレスキュー

ここではKNOPPIX 3.6を使ってデータをレスキューしたときのことついて書きます。
Last Update 2004.12.15

1 妻K子のPC起動不能…
 先日うちのカミさんK子のノートPCが起動しなくなっていました。年末の忙しい時期に…。うちののんびりしたカミさんのことです,当然データのバックアップ等とっておりませんでした。(^^;) どうやらOSが何らかの原因で起動しないだけでデータは生きていそうです。ただし,safeモードでも起動しないのですからかなり厄介な状態です。うちのカミさんのノートPCは起動時にF11キーを押すことでHDDからの再セットアップが可能になっています。しかし,それではデータはまっさらになってしまいます。何らかの方法でデータをレスキューすることが必要です。
2 1CD Linuxという救世主
 いろいろと考えていたのですが,Windows XPは何をしても起動してくれそうにありません。途方にくれそうになったときひらめきました。1CD Linuxで起動して家庭内LANにつないでデータをバックアップしてから再セットアップすれば何とかなりそうです。ちょうど手元にKNOPPIX 3.6がありましたのでこれを使うことにしました。
3 KNOPPIX 3.6で起動してみる
 まずはKNOPPIX 3.6で起動してみることにしました。CDドライブにKNOPPIX 3.6CDをセットしてPCをブートします。すると何事もなくKNOPPIX 3.6が起動し,KDEの画面が現れました。すでにデスクトップ上にはWindows XPで使っていたHDDがマウントされています。ここで,クリックして開いてみるとやはりデータは無事なようです。後はこれを他のPCにコピーできればレスキューは完了です。
(ここまで2004.11.28)
4 sambaを使う
 KNOPPIX 3.6が起動した時点ではネットワークを使うことができない設定になっているので,データを他のPCにコピーするために,ネットワークを使うことができるようにします。うちのカミさんのノートはIEEE802.11a/b/gに対応したワイヤレスLANアダプタを内蔵していますが,KNOPPIX 3.6ではこの自動認識はできません。有線のLANアダプタについては問題なく認識できていますのでこちらを使います。メニューからネットワークカードの設定を選択します。ペンギンをクリックするとすぐです。
 DHCPのブロードキャストを使いますか?と出たら,Yesをクリックします。これでLANの中にDHCPサーバがあればネットワークカードが使用可能になっています。
 ネットワークを使うことができるようになったら,続いてsambaの設定をします。メニューからStart Samba Serverを選択します。
 パスワードの設定になりますので,好みのパスワードを入力してください。入力の確認もありますので同じパスワードを入力します。
 次の画面では,HDDをマウントするかどうかを聞いてきますので,Yesをクリックします。Noにするとホームフォルダしか共有できません。
 これで,KNOPPIX 3.6が起動したPCsambaサーバになりました。WindowsのクライアントからつなぐとHDDも参照できるようになります。マイネットワークから探すときには検索でknoppixを探すと出てきます。
 ユーザー名とパスワードを求めるダイアログが開きます。このときのユーザ名はknoppixでパスワードはsambaの設定時に設定したものになります。
 これで,KNOPPIX 3.6が起動したPCのドライブなどを参照できるようになりました。下のような感じで開きます。hda1hda3HDDで,knoppixがホームフォルダになっています。
 この方法以外にも,konquerorを使ってWindowsとつなぐ方法があります。この方法ではkonquerorのアドレス欄にsmb://netbios/共有ディレクトリ名/と入力する必要があります。
5 USBメモリスティックを使う
 ネットワークが何らかの原因でうまく動作しない場合は,WindowsがセットアップされていないHDDにデータを写してやる方法もありますが,こちらは再セットアップ時にデータが飛んでしまうかもしれないのであまりお勧めできません。また,HDDはリードオンリーに設定されていますので,書き込みができるように設定してやらないといけません。
 KNOPPIX 3.6USBメモリスティックを認識できるので,こちらに必要最小限のデータだけ移してしまう方法があります。
USBメモリスティックを挿すと自動的に認識されてマウントされるのでマウントされたドライブを右クリックして書き込みができるように設定してやります。(初期設定ではリードオンリーです。)あとはデータをせっせとコピーするだけです。USBメモリスティックはまだ大容量のものは高価ですが,データだけならそれほど大きなサイズでないことも多いはずです。
6 終わりに
 いかがだったでしょうか?これで,Windowsが起動不能に陥ったときにHDD内のデータが生き残っていれば何とかデータの救出ができそうですね。
 KNOPPIX 3.6HDDにインストールすることなく使える
Linuxなので,気軽に体験できます。また,KNOPPIX 3.6USBメモリスティックを使えばどこでも同じ環境が再現できるという利点があります。KNOPPIX 3.6を入手したい場合はKNOPPIX Japanese Editionwebページから日本語対応版が入手可能です。
(ここまで2004.12.15)

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