奥出雲の旅 #4

TVドラマに誘われて

2004/04/03

2004/04/11記


ドラマ「砂の器」に触発されて

本年1-3月に放映されたドラマ「砂の器」は、松本清張の同名小説を原作としている。ただし、登場人物および背景等の設定は原作より大きく変更されている。しかし、「カメダ」=亀嵩でのロケが行われるやいなや、ちょっとした「奥出雲フィーバー」が起こっているらしい。

しばらく訪れていなかった奥出雲に、また行きたくなった。

都合により3月のおわりから4月のはじめにかけて帰省した。唯一あいたこの日を、友人との奥出雲行にあてることにした。

まずは、水汲みから

作者の怠慢で出発が大幅に遅れ、現地に到着したのは13時をはるかに回っていた。まずは出雲坂根駅で水を汲む。前回訪れたときと違っていたのは、駐車場が整備されていたこと。しかし、おやこ(?)狸はあいかわらず愛嬌を振りまいていた。

おやこ狸の周りがすっきりしている・・・と思ったら、どうやら後ろのヒイラギナンテンを取り除いたらしい。

参照:前回の様子

レポ4回目にして初の水汲み!!(ちなみにタンクは「白川水源」のシール付き(^^;)

3本ある樋の左側で汲む。

最近、名水めぐりが流行りなのか、たくさんの人が水汲みに訪れていた。

ただ、そのブームのさなか、困ったこともある。それを、あえて記しておきたい。

私たちが訪れたとき、何十本ものペットボトルを持参し、すべての樋を占拠して延々水汲みをしている一団がいた。私たちをはじめ数名が後ろで待っているというのに、お構いなし。他の人が注意し、ようやくひとつだけ樋をあけてくれたのだが・・・。

マナーを守らない人々のため、一般の人の水汲みを禁止された水源もある。マナー遵守を肝に銘じ、心して、水を楽しみたいものである。

ロケ地めぐり

水汲みを終え、いよいよ亀嵩入り。すでに14時をまわっていた。

空腹なので、湯野神社前にある「ぽあーる」にて「そば定食」を食べる。1300円なり。

そばの割子は3段。もちろん手打ち。

おかず:上−左より鶏肉とポテトサラダ、おかみさん手作りの漬け物等、手作りこんにゃくとこんぶ(?)。下−左よりばら寿司、香の物、みそ汁。

というわけで、腹一杯に。うまかった。

このお店はドラマ「砂の器」の亀嵩ロケの控え所となったそうで、店内には、出演者のサインやスナップ写真がたくさん飾られていた。

湯野神社。

ここは、渡辺謙と永井大演じる刑事2人が神社参りをする場面と、巡査(赤井秀和)が主人公の父(原田芳雄)と主人公(子役)を保護する場面で登場した。

3枚目の写真上の扁額には「亀嵩神社」と書かれている。

ふだんは神主さんがいないため、今は、地元のボランティアの方が毎日清掃しておられるとのこと。

亀嵩より西に19km車を走らせたところにある「櫻井家庭園」。庭園観覧料300円。(クリックで大きな画像が出ます)

ドラマでは、亀嵩のそろばん職人・桐原小十郎の自宅として登場した。(自宅を写すために逆アングルだったため、ドラマには滝は出てこない)

櫻井家は、鉄山師として栄えた。家屋のそばには同家の所蔵する諸資料を収蔵する「可部家集成館(かべやしゅうせいかん)」という博物館がある。時間がなかったので今回はパス。

ちなみに、家屋はこの写真を撮った位置の左側にある。とてつもなく大きなお屋敷であった。

上2枚は、本レポシリーズでおなじみの亀嵩駅での写真。今回は外観と構内の看板だけ。

ちなみに、ドラマでシンボルとして登場した「給水塔」、もちろんこの駅にはない。近々、その地を訪ねる予定にしている私って、いったい?

左の写真は、「亀嵩温泉 玉峰山荘」の中に設置された駐在所のセット。実際にドラマで使われたものである。

観光地にありがちな「顔抜き」、姿からすると赤井秀和演じる三木謙一巡査のようである。なぜか持っている冊子はドラマの台本(^^;

驚いたのは、前回までに訪れたときよりも若者が目立っていたことである。

そば屋さんで「中居くんはここに来ましたか」とおかみさんに尋ねる若い女性。(ちなみに、主人公和賀英良役を演じた中居正広は、この地に来ていない)

亀嵩駅の建物を「ケータイデジカメ」で撮影している若者たち。

・・・

やはり、ドラマの影響は大きいね、と同行者と語り合ったのであった。という私たちも同じ穴のムジナ(^^;

意外なオチ

「亀嵩温泉 玉峰山荘」で温泉につかる。(入湯料500円)

いい湯であった。館内の土産物店で、そろばん玉を使った鍋敷きなどを購入。

ついでに、と軽く夕食を摂る。しょうゆラーメンを食したが、うまかった。

やおら帰途につく。時間も遅いし、庄原ICから高速にのり、時間を節約しよう・・・とR314→R183経由で帰ることにした。

ところが、途中、備後落合より庄原にやや近いR183でがけ崩れがあり(私の数台前の車が巻き込まれた模様・・・人が無事だったのは不幸中の幸いであった)、通れなくなってしまった。そのため、約60km以上の道のりを北上し三成まで戻り、R432経由で帰る。(三成って亀嵩のそばじゃん(ーー;)結局、広島までの所要時間はなんと4時間半。思わぬ長時間・長距離ドライブとなってしまった。

かえずがえすも、夕食を摂っておいてよかったぁ・・・・・・・・。次からは、行動を早めにしよう(反省)

(完)