水とそばを求めて・奥出雲の旅

(2000/11)

(2001/05/20、町の看板写真を追加)


 個人的に、作者は山間部のドライブが好きである。とくに中国山地越えは大好きで、浜田、仁摩、石見銀山、松江、米子など、数回も足を運んでいる。今回は、たった1日のオフを利用して、日帰りドライブをすることに。2年前に感動した、あのおいしい水とそばが恋しい!というわけで、奥出雲の旅と相成りました。今回は、ユニークな駅探訪を軸に紹介します。

0 山越えの前にはこれを飲まなきゃ。

 広島より東広島経由で、国道375号線を北上。県北にさしかかったところにある三和町(みわちょう)にて、「道の駅みわ375」に立ち寄る。休憩するためであるが、実はもうひとつ目的があった。飲むヨーグルトを買うためである。

 ここでは、町内にある「安瀬平牧場」のヨーグルトが売られている。かつてここが通勤路であった頃、毎回のように、ここで「飲むヨーグルト」を買っていた。価格は通常の飲むヨーグルトよりもやや高め(正確な価格は忘れたが200円以上300円未満だったと思う)だが、まさにヨーグルト、といったその酸味と甘み、口当たりは抜群。個人的にはそれだけのお金を払う価値があると思っている。1年半ぶりに購入して飲んでひとこと。

「あー、山越え前にはやっぱりこれじゃぁ!」

1 駅の構内に名水あり・出雲坂根駅

 広島より国道375号線経由で3時間ほどのところに、その駅はある。出雲坂根駅(島根県横田町)。

出雲坂根駅の入口。

玄関口。

なんともそっけない。しかし中では、延命の水のペットボトルや小さなポリタンクが売られている。なお、カメラには写っていないが、向かって左側では、やきとりや餅などが売られていた。

延命の水。

全国でも珍しいスイッチバック(急斜面を登り下りするために作られた、Zの字を描く線路)の途中にある駅であるが、構内に水が湧くことでも有名である。その名も「延命の水」。列車が停車するときには、水くみの時間が考慮されている(だいたい10分前後停車する・・・ここで対向列車を待ち合わせるという目的もあるようだが)

 

延命の水の看板とおやこ?狸

水くみの様子。

仲良く並ぶ大小の狸(おやこ狸?)の下には水がわき出ており、たくさんの人が水を汲みに来ている。2年前に来たときには、広島から、コーヒーを淹れるための水を取りに来ていた人もいた。

 

水を汲んでいる様子。

さて、わたしも汲もう・・・と思ったら、

何と、ペットボトルやタンクを持ってくるのを忘れていた

しゃぁない。また次の機会・・・ということで(しかし次はいつ来るんだよ!)

ワンマンカーがやって来た。
・・・と、列車がやって来た。これは備後落合(広島県西城町)行きの列車(ワンマンカー)。
トロッコ列車がやって来た。
しばらくすると、今度はトロッコ列車がやって来た。これは木次(島根県)方面に行く列車(正確な行き先は忘れた)。

あれ、進行方向が逆なのになぜ同じ方向から来るのだ? 

「おいおい、片一方は後ろを追いかけた写真じゃろぉ」って? そんなことはありませんよ。現に2台とも、赤いテールランプではなく白いヘッドランプが点灯しているでしょっ!

「あっ、よく見ると上下の二つの列車は、走っている軌道が違う?!」

・・・そう!君、いいところに気がついたねぇ(キザじゃぁ)。

スイッチバックの図解。

忘れちゃぁいけない、この駅はスイッチバックの途中にある駅なのである! 駅舎の向かい側が山であるため、駅舎からみて向こう側が上(つまり中国山地の頂上)に向かう軌道、手前が下に向かう軌道である。ワンマンカー(赤い印)は山を登って来たため、手前の軌道を走り、トロッコ列車(緑の印)は山を下ってきたため向こう側の軌道を走ってきたのだ。左の図解を参照。

 

 

2 駅長がそばを打つ・亀嵩駅

さてさて、次は松本清張の『砂の器』の舞台となった、亀嵩(かめだけ・島根県仁多町)へGO!

亀嵩駅の入口。

玄関の写真。

レトロな看板が掛かる駅舎をパチリ。よくみると「営業中」の看板が。なぜ?

そう。ここは、駅舎内にそば屋がある

え?「そんな駅、たくさんあるじゃないか」だって? 

たしかに、駅舎内にそば屋がある店はあまた存在する。しかし、ここのそば屋はただのそば屋ではない。駅長さんがそばを打つのである。かつて全国紙の新聞にも紹介されたらしく、記事の切り抜きが店内に飾られている。また、さまざまな有名人のサインが壁一面に飾られている。

メニューは、出雲そばならではの割子そば(小ぶりの丸いお重を2〜3段重ねた中にそばが入っている)あり、かけそばあり。作者は、2年前と同じ、割子そば定食を食べた。これぞまさにそばの味。おいしい。

そばを食べた後、駅のホームに入ってみた。駅のホーム側にかかっている、昔懐かしの看板。

 

亀嵩駅のレトロな表示。
さっきのトロッコ列車にまた出合った。

お、ここで、さっきのトロッコ列車と再会。

(当然、木次方面へ。ほら、赤いテールランプがついているでしょ!)

 

3 帰り道に。

あ、あのオブジェはなんだ?

奥出雲たたら刀剣館(通常は入館料500円。たたら鍛錬の日は入館料1200円)の建物のそばにあるオブジェ。つくば科学博で展示されていたものらしい。

八又の大蛇(やまたのおろち)をデザインしたもの。ステンレス製。

 

八又の大蛇のオブジェ。

激写?!

上のオブジェの顔部分!

けっこうかっこいいでしょ??? なーんて、手前味噌ですが。(じつは撮影は至難の業?でした)

クリックすると大きな画像が出てきます。

オブジェ・顔部分。

「願いましては、2円なり」?!

奥出雲おろちループの途中にある、その名も「ループ展望台」の欄干。横田町の特産品「雲州そろばん」がデザインされている。

近くにある道の駅のそばにある「交流館みくに」では町内の産品が売られているが、その中に、そろばん玉をつないで作った鍋敷きやそろばん玉をあしらった巾着袋や手提げ袋などもあった。

ループ展望台の欄干。
ループの一部。

ループを撮影してみる。

ループ全体を撮影するのは困難なので、なんとか様子がわかるであろう??部分を撮影してみました。これで、ループの大きさや落差の大きさがわかるかしら???

 

ほんとうに、大きなループです。

 

ループその2

・・・というわけで、奥出雲の旅の報告はこれで終わり。