■ロシアンブルーの歴史■
ロシアンブルーについての詳細は実はあまりよく知られていません。 この品種の起源をめぐっては、複雑な事情があったようで、これまでさまざまな名前で呼ばれて来たようです。 ロシア産の自然品種だという強力な証拠があり、これはこの種が昔からスウェーデンに数多くいたという事実からも裏付けられているようです。 エリザベス朝の時代(1800年代中頃)に、ロシアの港アルハンゲリスクから船乗りによってイギリスに連れて来られたので、初めアルハンゲルキャットとして知られたようです。その後、スパニッシュキャットともマルティーズキャットともさまざまな名前で呼ばれるようになりました。 アメリカでは20世紀の初めまで、マルティーズキャットの名で知られていました。 第2次世界大戦中に数が減り、一時は絶滅の危機に陥りました。 ブリティッシュブルーとシャムネコを使って異種交配し回復をはかりましたがそれによってロシアン独特の容姿が損なわれる結果となり、実質的にはブルーのシャムネコになってしまいました。その後、大西洋の両岸でブリーダーたちが努力した甲斐があって、1960年代後半にはもとのようなロシアンブルーの姿が見られるようになりました。 ロシアンブルーの中で最も有名なネコの一匹は、ロシア皇帝・ニコラスI世が可愛がっていたヴァシュカという名のネコでしょう。ロシアではロシアンブルーは幸運の前兆として大変歓迎されているようです。
■ロシアンブルーの特徴■
「冬の妖精」「短毛種の貴族」などの美しい呼び名をもつロシアンブルーは端正な顔立ち、繊細なボディを守るかのように厚いシルバーブルーのダブルコートにおおわれています。 この品種の特徴はなんといっても他のどんなネコも太刀打ちできない艶のあるビロードのようなダブルコートの被毛でしょう。  体型はフォーリンタイプ。この体型でブルーの短毛種はこのロシアンだけです。 また口元がにっこり微笑んでいるように見え、ロシアンスマイルなどとも表されます。 性質は一般的には、友好的ですが「ボイスレスキャット」と言われるくらい静かで内気な傾向があります。人見知りが激しいコが多いのですが飼い主には献身的です。ただかなり神経質なネコなので飼い方が悪かったりすると神経性の病気にかかりやすいので気をつけましょう。

■スタンダード■
<頭部>
中位のクサビ形で、マズルはクサビ形の一部で過度なピンチ、ウイスカーブレイクが無い、トップヘッドの長さは、鼻の長さより長い、側面から見るとまっ すぐな鼻、平らな額が二つの平面を構成している。      
<耳>
大きく、両耳の間隔は離れている、先端は尖っていると言うよりは丸みを帯びている、位置は頭頂部の両端に位置する。耳介は薄く、細かい毛が薄っすらと生えているだけなのでほとんど透き通って見える。
<目>
色は明るいグリーンで両目の間隔は広い。かなり大きくほぼ丸に近いが、イギリスではアーモンド形とされている。
<首>
長くほっそりしているが、毛の厚さと肩胛骨の位置が高いために普段は短く見える。
<体>
骨格は華奢だが筋肉が発達していて運動家に見える。長くほっそりしていてエレガント。
<四肢>
長くて華奢。イギリスでは前肢は後肢よりも短いとされる。
<足>
小さく丸い。イギリスでは楕円形。 足の指は前5本後ろ4本、つま先立って歩くように見える。
<尾>
長く、根元は割合太く先に向かって細くなっている。
<被毛>
短く艶があり、シルクのような感触がある。ダブルコートをなし毛は密生してまっすぐ立っている。
<カラー>
全身むらのない明るいブルー、淡い色の方が良い、ガードヘアーは特有のシルバーのティッピングで銀色に輝く。鼻頭はブルーもしくはストレートグレー、パウパッド(肉球)はラベンダーピンク又はモープ(藤色)、イギリスではブルーとされている。



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