ため息

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RRR...RRR...
アスカが、バッグから携帯を取り出し、オフフックボタンを押して、耳にあてる。
「はい。」
『よぅ、アスカか?』
「加持さん!」
『今、どこにいる?』
「友達と別れて、家に帰るところ。」
『そうか。これから、飯でも食いにいかないか?』
「行きます!どこに行けばいいですか?」
『そうだな。とりあえず、新新宿の西口改札に1800で、どうだい?』
「了解。絶対来てくださいね。来てくれなかったら、弐号機で殲滅しちゃいますから!」
『そりゃあ、怖いな。分かった。それじゃ。』
「はい。」
『ガチャ。ツー、ツー、ツー...』
アスカが携帯を耳から話し、オンフックボタンを押した。
「加持さん...」
アスカが、赤くなり始めた空を見て呟いた。
 

1810 新新宿 西口改札

通勤客でごった返す改札。
アスカが、人の流れの中に立っていた。
アスカの肩に、手が触れる。
アスカが振り向いた。
「待たせたな、アスカ。」
「もう、10分遅刻。この埋め合わせは、きちんとしてくださいね、加持さん。」
「悪い。これを買ってたんだ。」
小ぶりのバラの花束を、アスカの前に差し出す加持。
「あ...」
呆然と加持を見つめるアスカ。
「持ってみてくれないか。」
花束を受け取るアスカ。
「アスカには、赤いバラがよく似合う。」
「加持さん...」
アスカが加持を見つめる。
加持が微笑んだ。
「行こうか。」
「はい。」
アスカが、加持の腕を取った。
 

1820 車中

「加持さん?」
助手席のアスカが前を見たまま呟く。
「なんだ?」
バックミラーに視線を走らせ、加持が前を見たまま呟く
「どうして。」
「さあ...気まぐれって奴かな。」
「そう。」
アスカが、少し目線を下げた。
 

1900 新麹町 アジャンタ

「じゃあ、乾杯。」
「乾杯。」
加持がビールを、アスカが洋ナシのジュースを飲む。
二人がグラスを置く。
加持が、タンドリー・ラム・チョップを摘む。
アスカもそうした。
「おいしい。」
アスカが微笑みながら言う。
加持が、微笑んで、ビールに口を付けた。
 

2000 新麹町

「加持さん。」
歩きながら、アスカが呟く。
「なんだ?」
歩きながら、加持が聞く。
「私、少しは大人になった?」
アスカが呟く。
「ああ。」
加持が呟く。
「じゃあ...」
アスカが、立ち止まり、加持を見る。
加持がアスカを見る。
「後悔するぞ。」
アスカが加持を見つめる。
「そのつもり...だったんでしょ?」
「...」
加持が、アスカの手を取り、走り出した。
 

2100 新池袋 アークホテル新東京 303号室

シャワーを浴びているアスカ。
膝が震えていた。

ガチャ。

バスルームのドアが開いた。
「キャッ。」
胸を隠すアスカ。
裸の加持が、アスカに近づく。
「アスカ。」
「加持さ...」
加持がアスカの唇を唇で塞ぐ。
アスカの唇を、加持の舌が割り、アスカの口を犯していく。
「ん...んん...」
加持の右手がアスカの胸を這い始める。
「ん...んんっ。」
加持がアスカの乳首をこね始めた。
「ん!んんんっ!」
加持が唇を離す。
「あ、ああっ。加持さん。私...」
加持の唇が、アスカのうなじを這い始めた。
「んんっ!あ!」
加持がアスカの乳首を強く摘んだ。
「ね、加持、んんっ...さんっ!」
加持の唇がアスカの首筋から胸へと滑り、乳首を咥えはじめる。
「はぁ、はぁ、はぁ、ああんっ!」
加持の指が、濡れ始めたアスカの股間に触れた。
加持の指が、アスカのあそこを広げ、指を這わせる。
「や、やぁ!」
加持の指が、アスカのクリトリスの包皮を滑らせた。
「だ、だめぇ。」
加持が、体をアスカから離す。
アスカが目を開けて、加持を見た。
「あ...」
「だめなんだろ?」
加持が、アスカを見る。
「加持さん...」
アスカが加持に抱き付く。
「どうした?」
アスカが加持に体を押しつけ、快感をむさぼるように体を動かし始める。
「気持ちいい。」
「そうか。」
アスカが加持を見上げる。
「してくれないの?」
「そのまま、いってごらん。」
「...」
アスカが加持を、軽く睨み、視線を下げた。
アスカが、胸と股間を加持に擦りつける。
「ん...」
アスカが目を閉じる。
「あ...」
アスカが、眉間に軽く皺をよせながら、体を早く動かしはじめる。
「ん...あぁ...あん...あ...いいの...加持さぁん...」
加持の足にぬるぬるとした感触が広がっていく。
「あ、あああ、んっ、あんっ、や、いやあ、気持ちいい、や、だめ。」
アスカが腰を上下に動かす。
「あ、だめ、立ってられない、いや、ああああああっ!」
アスカが、バスタブに崩れ落ちる。
「はあ。はあ。はあ。はあ。」
アスカの肩が上下していた。

ベッドに横たわるアスカ。
加持が、アスカのあそこに指を入れていく。
「うっ!」
アスカが、上に逃げる。
「キツイな。」
加持が、ゆっくりともう一本指を入れて行く。
「痛っ!」
加持が指を広げていく。

ギリッ。

アスカの歯軋りがした。
加持が指を回す。

ゴツッ。

アスカの頭が壁にあたる。
アスカが涙を流していた。
加持が指を一本抜く。
アスカが息を吐いた。
加持が指を動かし始める。
アスカの腰が動いた。
加持が指を抜く。
加持がアスカのあそこに唇を這わせる。
「あ、あああっ、駄目ッ。」
アスカの腰がピクピクと痙攣する。
「や、いやあ、だめっ、やああああっ!」
アスカの背中が反り、そして、ベッドに落ちた。

目を閉じて横たわっているアスカを見ながら、加持がコンドームを付ける。
「アスカ。」
加持が、アスカに軽く挿入し、肩を押さえる。
「加持さん...ウッ!」
加持が一気に貫いた。
「あ、ああ、か、加持さん...」
「痛いか?」
肯くアスカ。
「気持ちいいよ、アスカ。」
「加持、くぅ!」
加持が動きはじめた。
「...く...う...」
唇を噛むアスカ。
加持が、ゆっくりと動いていく。
「...」
加持が突くごとに、アスカが身をよじる。
「いくぞ。」
加持が動きを早くした。
アスカが涙を流す。
アスカの中で加持が脈動した。
 

アスカがシャワーから出てきた。
加持がベッドに腰かけ、外を見ている。
「加持さん。」
加持がアスカを見る。
加持が立ちあがり、アスカを抱きしめる。
「加持さん。」
加持がアスカから離れる。
加持がアスカを見た。
「綺麗だ。アスカ。」
「加持さん。」
アスカが加持に抱き付いた。
 

2240 新池袋 アークホテル新東京 303号室

「帰れるか?」
「ええ。」
「じゃ、俺が先に出るから。」
「はい。」
「それじゃ。」

バタン。

ドアが閉まる。

加持が出ていくのを、アスカが、窓から見ていた。
アスカがため息をついた。
 

その数日後

「いい加減なこと、云わないでよ!!バカシンジのくせにっ!」
「だから、何度言ったら分かるんだよ!もう加持さんはいないんだってば!」
「...ウソ。」
 
 

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ため息 完 

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