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 ビシッ、バシッ。
 肉を革が打つ鈍い音が響く。二枚の板をクロスさせて作られた磔台にX字型に拘束された女を、アルマの振るう鞭が容赦なく打ち据える。
「あぐっ。くうぅっ。あうぅっ」
「うふふ、この程度じゃ物足りないかしら?」
 苦痛に呻く女へと、少女が楽しげに笑いながらそう問いかけた。きっと自分の事を睨みつけてくる女へと、軽く肩をすくめて見せる。
「気力も体力も、充分回復したみたいね。そうでないと、私も楽しめないもの。いい事ね」
「ふざけ、ないでっ。ああぁっ」
 憤然とする女の身体を、革鞭が打ち据える。苦痛に顔をのけぞらす女のことを見て笑い、少女が軽く手を上げた。
「それじゃ、問題ないみたいだし、本番といきましょうか」
 少女の声に含まれた剣呑な雰囲気に、女はごくりと唾を飲み込んだ。
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