「ほら、しっかり力を入れないと、死んじゃうわよ?」
手足に鉄球付きの枷をはめられ、満足に動くことも出来ない状態にされた上で、女は身体を宙に浮かせ続ける体勢を強要されていた。背中の下には、鋭い棘の生えた鉄板がしかれ、もし身体の力を抜いて床に倒れるようなことになればその棘に全身を貫かれてしまう。
「くっ、くううぅぅっ」
全身にびっしょりと汗を浮かべながら、懸命に体勢を保とうとする女。そこへ、小振りのモーニングスターを手にしたアルマがゆっくりと歩み寄る。ひっと表情を強張らせた女の、のけぞらせた白い腹へと、無造作にアルマは棘付きの鉄球を叩きつけた。
「ギャウッ!?」
既に体勢を保つのが限界に近づいてきたところに、容赦のない一撃を加えられた女がひとたまりもなく床の上に倒れこむ。彼女の身体の下に引かれていた棘が、グサグサと彼女の身体に突き刺さった。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァッ!!」
断末魔を思わせる、絶叫。手足につけられた枷のせいで満足に動くことも出来ず、女がびくびくと身体を痙攣させる。軽く肩をすくめ、少女は彼女に背を向けた。
「今日はここまでね。アルマ、手当てしといて」
無造作にそう命じ、少女は部屋をあとにした。
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