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 薄暗い地下室。壁から生えた鎖に拘束された、全裸の女がそこにはいた。拘束から逃れようともがく彼女の動きが、ガチャガチャと鎖を鳴らす。だが、もちろん、それで鎖が引き千切れるはずもない。
「案外、元気そうね。そのほうが、楽しみがいがあるというものだけれど」
 笑いを含んだ声をかけられ、拘束された女性がきっと声の主を睨みつける。簡素な衣服を身につけた、まだ十代半ばほどの少女。くすくすと笑いを浮かべる少女のことを、女がぎりっと歯を食いしばって睨んだ。
「……私を、どうするつもり!?」
「あらあら、敵に捕らえられた女兵士が、どういう目に遭うかなんて、決まっているでしょう?
 まぁ、陵辱させるつもりはないけど、その分たっぷりといたぶってあげるわ」
「この下衆がっ」
 楽しげに笑いを浮かべる少女のことを、殺意の籠もったまなざしで睨み、吐き捨てる女。くすくすと笑いを浮かべながら、少女は肩越しに背後を振り返った。
「アルマ。彼女を可愛がって上げなさい」
 少女の命令に従い、小さく頷きながら浅黒い肌をした女性が部屋へと入ってくる。髪を綺麗に剃り上げた彼女の口元に浮かぶ酷薄な笑みに、女はごくりと唾を飲み込んだ。
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