優クンと彼女の恋愛短歌
が、気ままで自由奔放な彼女に恋をした。恋多き彼女に振り回される、優クンと彼女の3月から9月までの恋の行方を恋愛短歌で綴ります。あなたは優クンの味方? それともワガママな彼女?
優クン
優しいだけの男に価値はあるのか? 優クンにはワガママな彼女の何が見えているのか? 果たして彼の気持ちは届くのか?
彼女
年上の上司と不倫中の彼女。どうやら他にも優しくしてくれる人はいるらしい。目の前の幸せを見ないフリして、彼女が求め続ける真の愛とは何? 優クンはただの遊び?
春まだ早き(3月〜5月)
●きみが乗る 電車はいつも 3両目
  ラッシュアワーに 辺り見回す

●きみ想い 深酒しての  終電で
  まさかの深夜 接近遭遇

●後悔を しない恋かと 我にとふ
 答え出せずに 逃げの一手か
心代わりの春(3月〜5月)
●電話越し ため息のわけも 聞けぬまま
  あなたとわたしの 遠い距離(ディスタンス)

●さよならを 告げる勇気も 持てぬまま
  なりゆきの恋 たいくつな愛

●あなたから 自由になれる その日まで
  涙と孤独を 支払いつづける
初夏に恋す(6月〜8月)
●あじさいの 色あざやかに とまどえり
 浮き沈みのぼく 移り気なきみ

●かたくなな 君の心に 触れもせず
 どちらつかずの 日和見なぼく

●ためらいに どうどう巡りの らせん階段(スパイラル)
 ぼくらの恋は 小休止

●劇的で 詩的な君は 魅力的
 恋するぼくは 自虐的かも
さよならと出逢いの夏(6月〜8月)
●いつのひか あなたにつまづく 時がくる
心ならずも みちゆきの恋

●時はただ 優しく今を刻みつつ
 ピリオドを打つ 勇気持てぬまま


●愛しいと 思う気持ちは 変わらねど
  からから鳴るは こころの空白


●常ならぬ 道に踏み入り 立ち惑ひ
  月明かり見ゆ たゆたう心に
晩夏に惑う(8月〜9月)
●つなぐ手に こころ変わりの 予感して
 うわの空のきみ そっと抱き寄せる

●さようなら 寂しげなきみ 留守電の声
  とりつく間もなし
夏の終わりと恋の終わりに(8月〜9月)
●いつまでも 心のなかに ぶらさがる愛
  寝ても冷めても あなたを想う


●お互いに 求めるものが 同じなら
  幸せになれる 恋じゃなくても


●いつだって「君は自由」と あの人は
  つなぎとめたりは してくれないの
初秋に憂う(10月〜11月)
●さようなら きれいな涙は 真実だけど
 手を離したのは 確かに君

●いつだって 優しいのじゃなく ズルイだけ
  君は自由さ ズルイだけ

●さよならを 言うのは きっと雨の日で
 予感はしてた 雨男の僕
秋ふたたびの恋模様(10月〜11月))
●どちらかを えらぶことなど できもせず
 昔の恋を リサイクル

●涙ごと 自由を買い取り 手に入れた
  別な誰かを 愛せるリスク