イランの詩と音楽

現代に息づくイラン古典音楽――ホセイン・アリーザーデ初来日公演

*巨匠アリーザーデついに来日。 注目の女性歌手、トンバックの若き名手をまじえた即興の妙味!

日時:7月21日(日) 17:00開演 

会場:浜離宮朝日ホール

料金:全席指定 S:\5,000 A:\4,000 B:\3,000
チケット予約・お問い合わせ:<東京の夏>チケットセンター 03−3400−5999

出演:ホセイン・アリーザーデ(タール、セタール)Hossein ALIZADEH(Tar, Setar)
   マジード・ハラジ(トンバック) Madjid KHALADJ(Tonbak)
   ホマー・ニークナーム (歌)Homa NIKNAM (Chant)

演目:第1部 タールとトンバックによるインプロヴィゼーョン
   第2部 「アーヴァーズ・エ・イスファハーン」
    〜セタールとDAYEREHによるインプロヴィゼーションとアリーザーデの歌曲作品
     鳥 Parandeha (The Birds)
     愛想のよい仲間 Yar-e-Delnavaz (Affable Companion)
     炎と笛 Atash-o-Ney (The Fire & The Flute)
     蝶になれ Parvaneh Show (Be The Butterfly)
            Poems by: M.Azad / Hafiz / Mulana Rumi (Molavi)

地方公演:7月19日(金)神戸新聞松方ホール(兵庫県文化振興財団)
       チケット取扱・問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 078-333-3399

     7月23日(火)18:30  札幌コンサートホール Kitara  
       S:¥3,000 A:¥1,000
       チケット取扱・問合せ:PMF組織委員会 011-520-2222

     7月25日(木)14:00 アリオン・アフタヌーン・コンサート(紀尾井ホール)
       全席自由 一般¥3,800 学生¥2,000 (アフタヌーン・コンサート会員制度あり)
       チケット取扱・問合せ:アリオン音楽財団 03-3400-5052



 イランの音楽では、詩は高く位置付けられていて、格調高い詩を音楽とともに歌うことは、古典においても現代においても非常に重要なこととされてきました。また実際、このジャンルの音楽は、一般にも最も人気の高いものです。歌唱には、高度で複雑な技術が要求され、歌手は広い音域を自由自在に駆使して、自由なリズムで、さまざまな装飾技法を用いながら即興演奏を行なわなければなりません。美しく洗練された歌の歌い手が、器楽の奏者たちや聴衆と一体となって生み出す表現豊かな音楽は、イラン音楽最大の醍醐味です。

 本公演では、イラン音楽の至宝ともいうべき偉大なタール・セタール奏者のホセイン・アリーザーデをはじめて日本に迎えます。さらに、イスラム圏では非常に稀有な女性歌手で、傑出した歌い手として名高いホマー・ニークナーム、若手トンバック奏者のホープ、マジード・ハラジという当代きっての名手をそろえ、彼らの超絶技巧と即興の妙をお楽しみいただきます。


出演者について

ホセイン・アリーザーデ Hossein ALIZADEH (タール、セタール)

 1951年テヘラン生まれ。幼少から音楽院に学び、師のアリー・アクバル・シャハナーズィーに才能を認められた彼は、引き続きテヘラン音楽大学に進学し、音楽学を学んだ。そこでヌール・アリー・ボルーマンド、アブドッラー・ダヴァーミー、マフムード・キャリーミー、ユーセフ・フォルータン、サイード・ホルモズィーといった高名な人物達に師事し、彼らの最も優秀な弟子として知られるようになった。アリーザーデの音楽家としてのキャリアは15才に始まる。彼はさまざまなグループやオーケストラで演奏し、わずか4年後には伝統音楽放送アンサンブルRadio and Television Ensemble for Traditional Musicの音楽監督およびソリストを務めるまでになった。そしてこのアンサンブルとともに、イランばかりでなくヨーロッパでも数多くの演奏会を行った。その後数年間はヨーロッパに留学し、音楽学と作曲の知識を深めるとともに、欧米のいくつかの大学で教鞭をとる機会を得た。こうした教育活動によって、アリーザーデは新しい世代の音楽家・音楽学者の養成にも大きく貢献したと言える。現在はテヘランに住み、国立音楽院の院長を務めている。


ホマー・ニークナーム Homa NIKNAM(歌)

 ホマー・ニークナームは父親の奏でるメロディーと調和の取れた声を通して、音楽の秘密を授かった。この秘密を更に探し求めて、彼女はイラン音楽の不死なるメロディーのとりこになり、ガマール、ルー・アンギズ、バナンやシャジャリアーンの歌声を知り、彼らから学ぶ。イラン歌曲のレパートリー曲をヘンガーメ・アハヴァーンのもとで学び始め、アブドッラー・ダヴァーミーの歌曲をホセイン・アリーザーデに師事して身につける。後に彼女はその得た知識を自らの弟子に伝えるようになった。
1983年以降、ホマー・ニークナームはヨーロッパ各地で行われる演奏会で活躍し、当時の録音も数々ある。その後に活動領域を広げ、テヘランのハム・アーヴァーヤーンの合唱団に加わり、イラン国内とヨーロッパ各地でツアーに参加し、また、録音も行う。
イラン国外でのコンサート活動、音楽祭参加、ラジオ出演、アルバム録音などを今も続けている。ホマー・ニークナームはイラン歌曲のレパートリーに関する研究をしており、その成果を近い将来ひろく紹介し、教授していくつもりである。


マジード・ハラジMadjid Khaladj(トンバック)

 ハラジは、1962年ガズヴィーン生まれ。マレキ、バジャランら名手のもとで7才の時からトンバックを学ぶ。そのころすでに彼はイランにおけるトンバック・ルネサンスを引き起こしたホセイン・テへラーニーの教えも受けはじめた。現代の最も優れたトンバック奏者として名を成したハラジは、教育活動も行う一方で、国際的な音楽祭に参加し、コンサートやCDなどの活動を行っている。1984年からはパリに居を構えて、パリ・ソルボンヌ音楽学研究所の東洋音楽研究センターでトンバックを教え、多くの西欧の打楽器奏者にこの楽器を紹介してきた。1996年にはパリでトンバックの学校を創立した。


                                   (以上アリオン音楽財団の資料より)
                  
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