小さい頃、良くおやじに連れられて近くの海岸の松林にキノコ採りに行ったものです。
アミコ、キンタケ、アワモダシ、ショウロ、などのキノコの取り方を教えて貰いました。
母もキノコが大好きなようで、キノコを採っていったあとの夕食は結構豪華でした。キノコの料理が並ぶからです。
そんなこともあって、休日、父が仕事でいけないときでも一人で良くキノコ採りに行ったものでした。
ここまでは子供の時のことですが、それは就職してからすっかりと忘れていました。
山形に転勤した秋のことです。隣に住んでいた人からキノコ採りに誘われて行ったとき、サクラシメジが大豊作の年だったんでしょう。一面のサクラシメジの群生は見事でした。見渡す限り、地面がピンク色に染まっていたように思えます。
こんな経験はこれまでは無かった事なので小さなビニール袋しか持っていかなかったので入りきれなく、シャツを脱いで入れ物にしてもまだまだ足りないという有様でした。
あの興奮は未だに忘れません。
でもあれほどの大群生(サクラシメジの)に出会ったことはそれ以降ありませんが、これがきっかけとなってキノコに狂うことになってしまったわけです。
このページは、これまでの経験をもとに作ってみましたが、まだまだ分からないことがいっぱいあります。その足りない部分につきましては、キノコのガイドブックを参考にしながら作ってありますが、みなさんの参考になれば幸いです。
キノコ狩りの準備
服装と持ち物
キノコ狩りでは、山道を歩くだけではなく、林や藪の中に分け入ってキノコを探すので運動靴や、長靴などの歩きやすいもので足固めします。
服装は長袖シャツに長ズボン、帽子を被り手は軍手などの手袋をつけ、なるべく肌を露出しない服装がいいでしょう。
持ち物は、キノコを入れる駕篭、弁当、水筒、雨具、タオルなど。
あると便利なものとして、長い柄のついた鎌、マッチ・ライター、急救用品、ナイフ、地図・磁石、キノコ図鑑などですが、キノコを採る最中はなるべく両手が空いていた方がいいので、持ち物は、デイバックなどに入れ背負った方が動きやすいものです。手に持つのは杖の代わりになる長い柄のついた鎌ぐらいにしておきます。
キノコを入れるカゴは、スーパーのビニール袋でも代用できますが、これは採ったキノコが崩れてしまいますので出来れば竹で編んだカゴのような形の変形しないものが最適です。最近では山菜採り用に長い紐の付いたものが売られていますが、このタイプだと腰に縛り付けたり肩に掛けられ、手に持つことがないので便利です。
キノコ図鑑は、実際に生えているキノコと見比べてキノコの種類を特定する時に使いますが、これとて確実とは言えません。環境や生育の状態によって見え具合も違ってくるからです。参考程度に留めましょう。
とはいえ、図鑑を見ることによって、キノコの種類を見分けるコツが段々と身に付いてくるので大いに活用することをお勧めします。
キノコ狩りの注意事項
遭 難
キノコ狩りでは地面を見て歩くことが多く、方向を見失ってしまいかねません。特に初めて行くような場所や深い山では、あらかじめ地図などで地形を確認していく必要があります。また地図・磁石を持参して自分の位置を確認することが大切です。
最初から、深い山にはいることは避け、道路に近いところからはじめるのがいいと思います。道路に近いところでも、結構色んなキノコを採ることが出来るものです。
また、朝早めに出掛けて、早めに切り上げるようにします。「秋の日はつるべ落とし」といわれますが、山ではあっという間に暗くなってしまいます。暗くなって帰り道が分からなくなってしまうということが起こりえます。「早く出掛けて早く帰る」が鉄則です。
また、初めての場所に行く時は単独行は避けたいものです。友人などと一緒に行くことをお薦めします。
要注意な動物
また、注意すべき生き物として、熊、やスズメバチ、マムシなどの毒蛇がいます。 熊は、出会い頭に会う時が一番危険なので、自分の存在を熊に知らせるためとして、熊よけの鈴や、携帯ラジオなどをかけながら歩くといい。
マムシ対策としては、長靴履きでズボンは厚手の生地のものを履くとかがありますが、長い杖を持つ事も有効です。
スズメバチは、巣に近づかなければ襲われることはないのですが、もし出会ったらじっとしていてやり過ごします。近くに巣がある可能性がありますので、静に後退します。くれぐれも手で払ったりしないことです。
その他に、虫刺されなどが考えられますので、藪に入る場合はなるべく肌を露出させないようにしましょう。
マナー
山にゴミを残さない、山火事を起こさないは、最低守るべきマナーですが、山には、所有者がいて管理されているところが少なくありません。松茸山や、椎茸やナメコの原木栽培を山の中で行っているところもありますので、間違ってもそうゆうところに入らないようにします。(ビニールテープなどで囲われていたり立て看板が立っている)
収穫にこだわるあまり、ごく小さなものまで根こそぎ採ってしまったり、シロをかきむしってそのままにしていく人がいますが、次のときのことを考えて、シロを大事にしたり(掘りっぱなしではなく、木の葉をかぶせておく)、小さなものは残すぐらいの寛容な気持を持ちたいものです。それが次の年の収穫につながるものなのです。
キノコ狩りのコツ
キノコ狩りの楽しみは、なんと云っても食べることにあります。 キノコには一般の食品にはない美味しさがあり、近年ではその美味しさから、人工栽培されたものが出回るようになってきました。しかし、自然が育ててくれたものに勝るものではありません。天然のキノコは、その時期にしか食することの出来ないまさに旬の食べ物なのです。
その自然に生えているキノコを採るためには一寸したコツや知識が必要です。ただ闇雲に行ってもいい結果は生まれるものではありません。順を追って説明しますが、場所、時期、探し方がポイントになるかと思います。
実際には、それらを繰り返し経験し、回数を重ねることによってコツが分かってくるものだと思います。
しかし、早くキノコ狩りが上達したいのであれば、なんと云ってもキノコをよく知っている人に案内して貰い、教えて貰うのが一番の近道でしょう。
友人や知人にそんな人がいれば一番いいのですが、そうゆう人がいるとは限らないものです。
山奥の温泉宿や、ペンションのオヤジさんの中にはキノコに詳しい人がいますので、もしそういった宿が見つかったら、ぜひ親しくなって案内して貰うのも手です。
場所と時期
キノコの出る環境は、回りの植生に連動していると言っていいでしょう。生える環境が整わないとキノコは生えないのです。その大きな要素は植生と時期ということが出来ます。植生によって生えるキノコが違ってくるのです。
どんなキノコをターゲットにするかによって場所を選べばいいのです。
キノコの生える時期も重要です。同じ秋でも、秋の始めと終わりではかなりの開きがあるものです。キノコの出具合は、その種類によってまちまちですが、ある程度の時期があるのです。
その時期は、その年の気候などに関係してくるので一概には言えませんが、一定のリズムがあるようです。地方によって変化があると思いますがキノコ狩りを楽しむためには時期と場所が大切なことがおわかり頂けたことと思いますが、ただ採ってきて食べるだけでは能がありません。
記録を取っておくことも大切な事です。その年の気候によって多少のずれはありますが、こういった記録が有ると無いのでは大違いで、いつキノコ狩りに行ったらいいのかを判断するのに大変役に立つものです。
5年もデータが揃うと大きな武器になります。キノコ採りを続けるならば、みなさんにも、記録を残すことをお勧めしたい。
キノコの探し方
一般に、斜面になっている場合、下から上に向かって探していくと傘の裏側が見えたりしてよく見つかるものです。キノコの色を目安に探したり、長い杖のようなもので、落ち葉をよけながら探すのも有効です。
サクラシメジやクリフウセンタケのように群生する性質のあるキノコは、1本見付けたらその周辺を丹念に探してみるのが収量を増やすコツです。
また、ナメコや、ナラタケのような枯れ木に生えるキノコでは枯れ木や倒木を丹念に探します。
晴天続きで乾燥している時は、地面から生えるキノコは少ないものです。視点を変えて枯れ木や倒木を重点的に探してみる事も必要です。
美味しく食べる
キノコ狩りの楽しみは、なんと云っても食べることにつきます。キノコ狩りの情景を思い浮かべながら食べるキノコ料理は最高と言えます。ただ、わたし自身料理は得意とは言えないので、キノコ料理のレパートリーは多くありません。ほとんど味噌汁の具や、鍋物の具になってしまいますが、それだけでも充分楽しめるのがキノコなんです。
その他の料理法としては、おろし和え、バタ−炒め、ホイル焼きなどシンプルなものがほとんどです。 料理の得意な方は、色んな料理で楽しんでみてはいかがでしょう。
キノコ狩りのもう一つの楽しみ方に、採った場所で料理して食べる、というのがあります。 家族や友人とキノコ採りに出かけ、野外でキノコ鍋などを囲むのも良いものです。 秋の1日、野外のリクリエーションとしても最適です。
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