クララ・シューマン


 エルフィンに掲載したものの一部を載せますので、参考になさってください。ちなみに、シューマンの出生時間は不明です。

 クララ・シューマン、女流ピアニストであり、作曲家ロベルト・シューマンの妻、そして作曲家ヨハネス・ブラームスの憧れの女性。1819年9月13日23時30分、ドイツのライプツィヒにて、ピアノ教師の父親と、ピアニストの母親の元に出生。5歳で母親が離婚して家をでたあと、厳格な父親はクララにピアノの英才教育を施す。言葉や字を書くことは不得意であったが、ピアノ演奏には優れた才能を示す少女であった。つまり、鍵盤が字の代わりで、会話は演奏であったのだろう。天宮図中の水星は3室で逆行、会話によるコミュニケーションが苦手であることを物語っている。が、この配置を持つ人は、他の手段で自分の考えを伝える能力に優れ、文筆家などとして活躍することも多い。そして父親の優秀な生徒として、6歳で初めてのコンサート。演奏家としての人生を歩み始める。天宮図の上昇付近には、月と火星が輝いており、これは、家庭からの早い自立を告げている。

 そして8歳で、シューマンとの出会い。シューマンは法律を勉強する17歳の学生であったが、後に住み込みでクララの父にピアノを学ぶことになる。ちなみにロベルト・シューマン、1810年6月8日(時間不明)ドイツ生まれ。シューマンは詩的な青年で、クララにお話を語ってきかせた。2人の天宮図では、互いのドラゴンヘッドとテイルの位置が逆転して重なっている。すなわちロベルト・シューマンのドラゴンヘッドは天秤座の12度。そしてクララのドラゴンテイルは天秤座の11度。これは、9歳と約3ヶ月前後年齢の離れた組み合わせに見られる配置。ヘッドとテイルの違いこそあれ、ドラゴンポイントの合は、互いを必要としあう配置と考えられるだろう。さらに、クララのジュノーは天秤座の10度で、妻になるべき運命的な相性。シューマンの出生図にある水星と金星の合は蟹座の3度で、クララの火星と合。彼の想像力にクララが刺激を与える存在であったと考えられる。そして16歳でシューマンとの恋愛。

 クララの天宮図中、天頂付近の土星は、当然のことながら、厳格な父親の象徴である。そして土星は天底の太陽とオポジション、父親が娘の人生を束縛しながらも、成功を作り出してきたことを物語っている。しかし、上昇付近にある火星は、海王星と正反対に位置し、これは夫あるいは恋人の象徴である。ちなみに、キャンパナスの室区分でみた場合、結婚相手の室である7室には、海王星が入る。まさに、夢を求める結婚である。しかしながら土星と海王星は、90度の角度を取り、ぶつかりあう。父親はこの結婚を許さず法的な争いにまで発展した。1840年、9月12日、クララが20歳最後の日に2人は結婚。しかしながら、音楽は外から精霊によって伝えられてくると語るシューマンは、精神的な病に悩み、結婚16年目にこの世を去る。

 そして、ヨハネス・ブラームス(1833年5月7日3時30分出生)との出会い。2人の関係はプラトニックなものであったと伝えられる。ちなみにプラームスは、上昇宮牡羊座であり、アセンダントルーラーである火星は、クララの月と合。月はクララのアセンダントルーラーでもある。そして、ブラームスのドラゴンヘッドは、クララの月とも合だった。ブラームスは、生涯独身を貫き、クララへの愛情を音楽に託して曲を創りつづけたのである。

 参考文献・河出書房新社「クララ・シューマン」カトリーヌ・レプロン著吉田加南子訳


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