Easter(96/5/2)

5月2日
バイクで島内周遊

museumバイク周遊の日。爽やかに晴れ上がっている。部屋から出ると、マルティンさんが、笑顔でバイクを持って来ていた。ロンゴロンゴ車種はHONDAのXL、やはり日本車だ。レンタル料は一日US$40なり。バイクの運転は万国共通、まず、昨日閉館していた「イースター島博物館」に向かう。
駐車場に乗り入れ、バイクを止め、、、、おおお、、、!!ガチャン! そのオフロード車の車高もあり、見事に「立ちゴケ」である。起こしてみると、クラッチレバーが折れている。まぁ、町中なら修理も可能だろうと思い、取り敢えず博物館に向かう。
ここには、モアイの瞳が展示されているはずだが、展示会とやらで、海外に出かけているようだ、残念。。。また、ここには「ロンゴ・ロンゴ」という、南太平洋地域で唯一の表意文字が書かれた木簡がある。一種の象形文字であるが、その意味は未だに解明されていないという。
イースター島模型 博物館には他にイースター島全体の立体模型などもあり参考になる。

宿に戻り、マルティン氏に連絡を取ってもらい、彼とともにバイク屋に向かう。交換代2,500ペソ(約700円)なり。素材ももろそうなレバーであり、注意が必要そうだ。

精緻な石組み午後、心機一転、精巧な石組みで有名な「アウ、ビナプ(Vinapu)」に向かう。滑走路の端あたりにあるはずだが、なかなか見つからず、道を右往左往、やっと到着する。
ここの石組みは見てビックリ! 石の継ぎ目にナイフ一枚入らないほどの、精緻な石組みである。ペルーのクスコ、マチュ・ピチュ遺跡と類似性をもつ石組みであり、インカ文明の影響がここにも及んでいたのだろう。
ここには、埋もれて、地表面に顔だけを見せるモアイがある。しかし、他に誰もいない。。。地面に埋もれて顔だけ見せるモアイ

続いて、プカオの生産地である「プナ・パウの石切り場」に向かう。アキビへ向かう農道を入ってすぐの三叉路を左に向かうと、あとは畑の中の一本道だ。牛に道をふさがれる
プカオとはモアイの頭上に載せられた、帽子のような赤茶色の”まげ”である。その材料である岩を切り出していたところで、あたりは赤い岩の谷間になっている。そこには、いくつもの巨大なプカオが転がっていた。さて、次へ、、、と思うと、牛が道を横断。。。のんびりと草を食べているので、邪魔するのも悪く、退くのをゆっくりと待つ。しかし、ここにも誰も来ない。。。

再び、先日訪れたアキビに立ち寄り、その少し先にある火山洞「テパウ(Tepahu)」に向かう。ここは全長800mにもおよぶ火山洞が地下を走っている。地面にはポッカリと大きな穴が開き、その奥には洞窟が見える。懐中電灯さえあれば、150m先の出口から出れる、とは聞いているが、いかんせん、心細い。本当に真っ暗であり、他に誰もいないのである。
テパウの不気味な入り口「誰か来ないかなぁ」としばし待つが、気配すらなし。よしっ、と気持ちを引き締め、洞窟への道を下る。果たして中は真っ暗!!小さいマグライトだけが頼りである。名所ではあっても入口に石碑がひとつあるだけであり、あとは全て自然のまま。足場の悪い洞窟を歩くこと数分。明かりが見えた! この時間の長かったこと、何十分にも感じられる洞窟だった。出口は木の根のあたりに空いている小さい穴で、這いだすと先程の入口が、向こうに見える。はっきり言って、ここはコワかった。できれば何人かで行ったほうが良いだろう。。洞窟内部

続いて、先日は素通りした「アナケナ海岸(Anakena)」に向かう。きれいなアナケナ海岸オバエ(Ovahe)の小さな海岸であるが、伝説によると、ホツ・マツア(Hotu Matua)王が、長くつらい航海の後に、海鳥に導かれて最初に上陸したのがここという。真っ白い砂と真っ青な海の、リゾート地ばりの景色が広がる。ここで、やっと観光客らしき家族連れと出会う。この間はあんなに人がいたのにやっとふた組である。ここはきれいな海岸なので行く人は是非水着を持参すべきだろう。泳いでいると、南太平洋のプライベートビーチにいるようで、とても気持ちが良かった。また、ここアナケナ海岸にある、アフ・ナウ・ナウはとても綺麗な形をしているので一見の価値がある。他のモアイに比べると、心なしかシャレた感じに見える。

帰りのルートはトンガリキを回って島を周回、、と思ったが、地図を見ると島の西側に道が通っている。多少のオフロードならこのバイクなら平気さ、と入ってゆくが、が!!、岩場である。とんでもないところに入り込んでしまったようだ。気をつけて進むが、どこで間違ったか行き止まりに、、、しょうがない、戻ろうと、岩場でユーターン、、ととと、、、!!!!アフ・ナウ・ナウ
またしても立ちゴケ、しかもクラッチレバーが。。。。(注:YUZOはバイクに10年近く乗っていたが、立ちゴケは1回しかしたことがなかったのです)
それもこの岩場、島の反対側で、、民家も何もない大地で。。。真っ青である。。。。
「どうしよう」背筋が寒くなる。とにかく頑張るしかない!折れたレバーでクラッチワイヤーを引っ張りアクセルをふかし、ゆっくりつなごうとするが、さすがに難しい。(バイクに乗る方は分かりますね、この苦労(^_^;)
しかし帰らねば・・・大きい石が転がる急な岩場を一速で必死で登るが、半クラッチがなかなかできずにエンストの連続。回りでは放牧されてる牛が見ている。(正直泣きたい気持ちであった)
やっとの思いでアナケナまで戻る。もう日は傾いている。とにかく急いで半周(30km)戻らねばと、ほとんど、ラリー状態でダートを走る。できるだけハイギアのままでモアイの転がる大地をかけぬける。止まると、半クラッチが待ってるので止まる気にならない。(こうして走っている間、すれ違った車は1台位だった)
やっと町に戻る。
レンタバイクと筆者 マルティン氏、、「また壊したのかい?」
申し訳ないけど、大変だったのよ。
お金? もちろんもう一回クラッチ代は払いましたよ。


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