奥山裕生設計事務所

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今日の現場
狛江の家

設計事例の紹介 > 狛江の家

   今日の現場   住宅が完成するまでの工程をご紹介します。



1−施工前全景写真

敷地面積27.6坪。平坦な土地です。

周辺の「ウワサ」では良好な地盤ということでしたが、

地盤調査をすると、思いがけず「軟弱地盤」という結果でした。

「地盤調査」は大切ですね。ちなみに、調査費63,000円。

さっそく、地盤改良の方法を検討。

 


2−地盤改良工事

地盤改良の方法は、柱状改良工法を選択。

地盤を柱状に掘削しながら、現地盤の土とセメントミルクを攪拌します。

これを今回は合計21本。深さは4〜5m。

これで安心して基礎工事に入れます。

費用は、一般的に80〜120万程度。

地盤の状況により工事費が決まります。

 


3−配筋検査

コンクリートの打設前に、配筋が図面通りかどうかの検査をします。

鉄筋の太さ、本数、間隔、鉄筋と型枠との距離(かぶり厚)など。

第3者(設計事務所など)がチェックを行なうことが重要です。

 


4−上棟

いよいよ上棟です。

前日までに土台敷きまで終了しておいて、あとは一日で組み上げます。

人の手によって木材が組み上げられて行く様子は

何度見ても感動を覚えるものです。

 


5−屋根工事完了

上棟の後は、屋根の防水、板金工事です。

まずは、雨をしのいでからということです。

今回の屋根はカラーガルバリウム鋼板瓦棒葺き。

防水に対する信頼性、経済性に優れている工法です。

 


6−接合金物の検査

柱と土台、梁などは、それぞれの場所ごとの耐力に応じた金物で

部材同士が接合されます。

1本1本の柱脚と柱頭が図面どおりかチェックします。

手前の金物は、柱と土台・基礎を緊結するホールダウン金物。

 


7−内部木工事+断熱材充填

間仕切りの軸組み工事が進み、間取りが把握できるようになりました。

養生材で隠れていますがフローリング工事も終了。

フローリングは2階はパインの無垢材、1階は桐の無垢材です。

床暖房は入れず、桐の持つ保温性に期待しています。

壁・天井には、断熱材を充填。

 


8−バルコニー工事+外壁下地

バルコニーのFRP防水工事完了。

外壁は、透湿防水シート張りまで完了。

外壁下地で重要なのは、防水はもちろんですが、

壁内に進入した湿気をいかに排出するかです。

外壁に透湿性の低い構造用合板を用いた場合、

湿気の逃げ場を失い内部結露を起こすことがあります。

 


9−1階天井下地

天井の下地は野縁という材を組んで作ります。

この後、プラスターボードを貼って、珪藻土を塗る予定です。

今回の珪藻土塗りは、お施主さんが自ら塗ります。

珪藻土建材は、数多くの種類が出回っておりますが、

中には、健康素材どころが、人体に有害な珪藻土建材もあるので、

含有物には注意が必要です。

 


10−巾木の取り付け

壁と床の取り合い部分は巾木を用いて納めます。

巾木の材種は木目の美しい米ツガ材を使用しています。

この後、壁にプラスターボードを貼っていきます。

 


11−階段造作工事

1階から2階への木製階段です。

写真には写っていませんが、階段の上部にはトップライトを設置。

蹴込み板は抜いて、トップライトの明かりを下階にも生かします。

 


12−外壁工事

外壁は、断熱材裏打ちガルバリウム鋼板+通気層です。

通気層があることにより、日射を受けた壁の中は、5℃下がります。

今回は、外壁自体にも断熱性を持たせているので、さらに温度が下がります。

外壁の色は、シャンパンメタリック。ギラギラしたようなシルバーではなく、

落ち着いたシルバー色が上質さを引き出します。

 


13−玄関ホール造作工事

玄関ホールの正面は、化粧柱の列柱と階段です。

一番奥の壁は珪藻土で仕上げ、

昼間はトップライトからの太陽光、夜はスポットライトの照明光が、

その表情を浮かび上がらせます。

 


14−プラスターボード貼り

珪藻土の下地となるプラスターボードを貼ります。

ジョイント部分やビスの頭は、パテ処理をして平滑に仕上げます。

 


15−内部造作工事完了

内部の造作工事がほぼ完了。

手前は対面式カウンター。奥は壁面収納。

カウンター材や建具扉はタモ材で統一。

珪藻土との相性もよく落ち着いた空間を演出してくれます。

 


16−珪藻土塗り完了

お施主さん夫婦+兄夫婦みなさんによる珪藻土塗り。

素晴らしい出来栄えでした。

私は邪魔しただけで何の役にも立たず。(汗)

今回の珪藻土はサメジマのリターナブルパウダーライト。

合成樹脂の含有がなく、低温焼成品なので

安全性の高い珪藻土建材です。

 


17−玄関・ポーチ工事

玄関周辺や軒裏などは米ヒバやパイン材など木を使用しています。

メタリックな外観に対し、

木の表情が柔らかさと落ち着きを与えてくれます。

木部の塗装はオスモカラーWRを下塗り。

撥水性を高め、木のあばれや収縮を抑制してくれます。

 


18−造り付け家具工事

玄関の下足収納、食器棚、本棚などは、

造り付け家具工事とすることで、耐震対策になります。

もちろん、デザインの統一も。

扉の面材は、タモ。

 


19−内部最終段階

仕上げ工事は終了。

残りは器具付け。

養生を剥がしてクリーニングをすれば

いよいよ内部は完成。

 


20−外部最終段階

外壁張りも残りわずか。

縦樋、シーリング工事が終われば

外部足場が外せます。

 


21−完成

ついに完成です。

工事期間 5ヶ月半。

工事関係者の皆さん有難う御座いました。

建て主のH様ご夫妻、お世話になりました。

おかげさまで、また、ひとつ楽しい仕事が出来ました。

(完成写真はこちら。)

 

狛江の家は、「家づくりネット」 必見!今どきの住まい(第58回)

「暮らしながら育てる。参加の家づくり」で紹介されています。

 
撮影:奥山裕生設計事務所


東京都狛江市
専用住宅 在来木造2階建て
延床面積 21.5坪
建築面積 11.0坪
外壁:ガルスパン 内装壁・天井:珪藻土 内装床:無垢フローリング