●No.612 サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」(アンセルメ/SRO)。(2007/08/25)

 アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管でサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」を聴いています。オルガンはピエール・スゴン。DECCA、1961年録音。ザックリと斬れる麻のような感触の豊饒な弦、少し鄙びた印象の管、低域までしっかり鳴るオルガン、それらをまとめるアンセルメのきめ細かで風格のある指揮、とても心地好いです。DECCAの録音技術も賛嘆モノでしょう。私はこの曲では、かつてはミュンシュ指揮、ボストン響のものを愛聴していましたが、夏場に聴くにはミュンシュの熱狂的な芸風は、どうも暑い。その点、アンセルメは冷徹に作品と向かい合う印象があり、すっきりとした後味を残します。カプリングのフランクの交響曲も同様に、とても心地好い。1962年録音。アンセルメの指揮はここでもストイックながら、剛毅でスケールの大きな演奏を聴かせます。私はこの曲をあまり好きではないのですが、アンセルメの演奏なら爽やかに楽しむことができます。フランス系の2大交響曲を収めたこの名演CDが、なんと1,000円。お薦めです。

●参考CD

○サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調作品78「オルガン付き」、フランク:交響曲ニ短調
・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管、スゴン(オルガン)(日ユニバーサル:原盤DECCA) →♪amazon.co.jp

○サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調作品78「オルガン付き」、交響詩「オンファールの糸車」作品31、序奏とロンド カプリチオーソ作品28
・ミュンシュ指揮、ボストン響、ザムコヒアン(オルガン)(日BMG:原盤RCA) →♪amazon.co.jp

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サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」/フランク:交響曲ニ短調
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」/フランク:交響曲ニ短調

サン=サーンス:交響曲第3番 [Limited Edition]
サン=サーンス:交響曲第3番 [Limited Edition]