●No.609 ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」(小澤征爾/サンフランシスコ響)。(2007/08/07)

 小澤征爾指揮するサンフランシスコ響で、ドヴォルジャークの交響曲第9番「新世界より」を聴いています。1975年録音、PHILIPS。小澤のこの曲の録音には、同じPHILIPSに1991年のウィーン・フィルとのライヴがありますが、断然、サンフランシスコ響のほうが仕上がりがよろしい。先ほどまでウィーン・フィルの盤を聴いていたのですが、弦楽器は痩せて聴こえるし、音楽の運びに何か一本芯の通ったものがないというか、ライヴらしい情熱を帯びているのはわかるのだけれど、それももどかしく空回りしている印象を抱かせます。サンフランシスコ響の盤は、この曲の土俗性を一旦殺ぎ落とした上で、垢抜けした澄んだ響きを聴かせ、若々しい生気に満ちていて、全体の造形もスッキリと引き締まった印象を受けます。何度聴いても飽きない演奏です。カプリングの「謝肉祭」序曲もいい。この内容で1,000円。お薦め。

●参考CD

○ドヴォルジャーク:交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」、序曲「謝肉祭」作品92
・小澤征爾指揮、サンフランシスコ響(日ユニバーサル:原盤PHILIPS) →♪amazon.co.jp

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ドヴォルザーク:交響曲第9番
ドヴォルザーク:交響曲第9番