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インド最大の石窟遺跡

アジャンタ&エローラは必見!

4000年の歴史が伝統を生み、伝統は芸術となって私たちに語りかけます。
悠久の文明が織りなす万華鏡の世界がここにありました。



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インド最大の仏教石窟群

【アジャンタ石窟寺院 Ajanta Caves】

アジャンタは19世紀、トラ狩りにやってきた英軍将校により偶然発見されました。
マハラシュトラ州オーランガバードから106キロ。人里離れた谷にあります。
この仏教石窟が掘り始められたのは紀元前2世紀頃のこと。
7世紀までに29の石窟が作られました。

※ 写真をクリックすると拡大画像と詳細がご覧いただけます。

アジャンタ遠景 蓮華手菩薩 第1窟「蓮華手菩薩」
6〜7世紀に造られた僧院で、彩色された豪華な壁画が残っています。 第1窟内部の蓮華手菩薩(ボディサットヴァ・ラドマパニ)」の壁画は有名です。
強い光は壁画に悪影響を与えるため、蓮華手菩薩の壁画をフラッシュ撮影することは禁止されています。

2窟壁画 2窟天井画 第2窟「千仏図」と天井画
第2窟はやや狭く、前室の側壁の「千仏図」が見どころ。

遠景2 第9窟・第10窟
B.C.1世紀〜A.D.1世紀に造られたもので、アジャンタ石窟群の中でも最も初期のものです。
釈迦を祀るための「チャイティヤ(礼拝堂)」で、奥にはストゥーパ(仏塔)や仏像が祀られています。 八角の列柱に囲まれていますが、初期のストゥーパや柱にはレリーフはありません。

17窟壁画 第16窟・第17窟
5世紀にヴァーカタカ王朝のハリシェーナ王のもとで着工された窟院で、 内部に仏堂のあるヴィハーラ(僧院)です。
柱や天井の植物模様や仏陀の説話を描いた壁画はとても美しいです。

第26窟
アジャンタの中では最後期にあたる7世紀のチャイティヤ(礼拝堂)です。
中央奥には腰掛けている仏像の浮き彫りがあるストゥーパがあります。
入口や内部の壁には、精密な菩薩像やアプサラ(天女)の姿が掘られています。
また、第26窟の左側廊下には長さ7mで、インド最大の涅槃像が彫られています。 釈迦は地面に横たわり息を引き取り、その周りには嘆き悲しむ弟子たちや信者たちが描かれています。


石窟がこの場所に作られた理由。
ひとつはアジャンタの花崗岩が適度な硬さで彫りやすかったから。
2つめは、大勢の人が作業するには水が必要だったから。修行をする僧の生活用水としてだけでなく、石を掘る際にも水は使われました。
3つめは、瞑想のためには静かな自然環境が必要だったから。



信仰を1500年間見つめてきた寺院群

【エローラ石窟寺院 Ellora Caves】

オーランガバードから約20km。三つの宗教が混在する石窟群のエローラは、大地にせり出した岩山を掘削して作られた寺院遺跡です。
岩の掘削が開始されたのは5世紀頃。 ここには仏教、ジャイナ教、ヒンズー教の石窟が作られました。
宗教が異なりながらもそれぞれ活動時期が重なるのは、互いの宗教に寛容であったため。


エローラ 大小34の石窟は南から北に向かって、ほぼ年代順に並んでいます。 第1〜12窟 仏教窟で最も古く、4〜7世紀のもの。
第13〜29窟 ヒンズー教窟で6〜8世紀に作られました。
第30〜34窟 ジャイナ教のもので、8〜10世紀に作られました。

kailasa 第16窟「カイラーサ・ナータ寺院」 エローラで最大の建造物はヒンズー教の「カイラーサ・ナータ寺院」。 間口45m、奥行90m、高さ30mの巨大な寺院は1つの岩を掘って作ったもの。 完成までに1世紀以上かかったと推測されています。 細部の装飾は豊富で「畏怖相のシヴァ」「舞踏のシヴァ」などの彫刻が回廊にいくつも残っています。

kailasa 「第16窟 カイラーサ・ナータ寺院牛堂」
この巨大な寺院は2階建て。
牛堂にはシヴァの使いであり乗り物であるナンディ牛の石像があります。

シヴァ 戦うシヴァ神
シヴァはヴィシュヌと並び、戦いの神として描かれています。

牛堂 シヴァ&パールヴァティ シヴァとパールヴァティ
パールヴァティはヒンドゥー教の女神崇拝の象徴。 シヴァは時にはパールヴァティと合体して、右半身が男性、左半身が女性の姿で現れることもあります。




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