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【タ・プローム】

もう、ぐちゃぐちゃって感じの遺跡ですが、自然の驚異には 驚かされます。
絶対、見てくださいね、この遺跡。



ジャーヤバルマン7世が母の菩提をとむらうため、1186年に建立した寺院です。
建てられた当時は「ラージャヴィハーラー(王の僧院)」と呼ばれていましたが、その後、ヒンズー教寺院となり、名称も「タ・プローム(梵天の古老)」と変えられました。

発見当初から人為的修復は加えず、当時のままに保存するという方針が取られてきたタ・プローム。

そのため、スポアン(ガジュマル)の大木が寺院の上に縦横にのしかかり、遺跡全体が深い密林に埋もれているように見え、壮絶な自然と戦いの中に、クメール芸術の神髄を見ることができます。

【建築年代】:12世紀中頃〜13世紀初頭
【建築者】:ジャーヤバルマン7世
【信仰】:仏教 【様式】バイヨン様式




【バンテアイ・スレイ】

「東洋のモナリザ」は、まさに息を飲む美しさです。


シェムリアップ市東北30kmに位置するヒンズー教寺院。 王の摂政ヤジュニャバラーハ(バラモン僧)が創建したもので、110×95mの小遺跡ですが、「東南アジアの宝石箱」と呼ばれるほど優雅で繊細な彫刻が見られます。

写真中が、デバター像8体のひとつ、「東洋のモナリザ」。

【建築年代】:10世紀 【建築者】:ヤジュニャバラーハ
【信仰】:ヒンズー教




【その他の遺跡】

【パプーオン(王宮周辺)】

“隠し児の寺”という意味です。
仏教徒によって破壊された第一回廊の石材は、寺院裏側に運ばれ、巨大な寝仏像を作るための壁面にされました。
しかし、完成せず、頭部がわかる程度です。

【建築年代】:11世紀中頃
【建築者】:ウダヤーディチャバルマン2世


【トマノン(王宮周辺)】

勝利の門から東へ約500mにあります。60×40mの可憐な寺院です。
繊細な彫刻が一部残っていますが、ここも損壊が目立ちます。

【建築年代】:12世紀前半 【建築者】:スーリャバルマン2世
【信仰】:ヒンズー教【様式】アンコール・ワット様式



【チャウ・サイ・テボダ(王宮周辺)】

トマノンと道をはさんで向かい合う小さい寺院。壁画彫刻がきれいです。
トマノンとともに「小さな宝石箱」と呼ばれています。
荒廃はトマノンよりも激しく、本殿主塔は崩壊寸前です。

【建築年代】:12世紀前半 【建築者】:スーリャバルマン2世
【信仰】:ヒンズー教 【様式】アンコール・ワット様式


【プリア・カーン】


アンコール・トムの北門を抜けて約1.5km。
ジャーヤバルマン7世が、父ダーランドラバルマン2世をまつった寺です。
ここには、古代クメール文字で書かれた石碑が残っていて、記述によれば、当時、この僧院には97,840人の僧侶、召使い、舞姫、役夫などが住んでいたといいます。
東大門から続く回廊には、スポアンという巨大な木が根をはり巡らしていて、破損状態はかなり激しいです。

【建築年代】:1191年【建築者】:ジャーヤバルマン7世
【信仰】:仏教【様式】バイヨン様式



【ニャック・ポアン】

万病を癒すという聖なる泉「ニャック・ポアン」。
池の中央には、観世音菩薩の化身ヴァラーハの彫像と大蛇が対峙しています。
とぐろを巻く蛇の下には4か所の小さな庵があり、その一つには人の頭があり、口から水が流れる仕掛けになっています。
【建築年代】
:12世紀

【建築者】
:ジャーヤバルマン
 7世

【信仰】:仏教

【様式】
:バイヨン様式




【東メボン】

大人造湖、東バライの中心寺院です。
美しいレリーフなどはないけれど、正面には一対の狛犬さんがいます。そして、塀の上には象さんが…。
少し修復の跡がありますが、追いついていないのが現状です。

【建築年代】:952年 【建築者】:ラージェンドラバルマン2世
【信仰】:ヒンズー教


【プレ・ループ】

3層ピラミッド型。死者を火葬するための寺院といわれるシバ派の寺院です。
最上階に並ぶ紅色煉瓦づくり5祠堂の上部は崩れ、化粧漆喰と砂岩の彫刻の剥落も激しく、壁面の亀裂は年々広がっています。
ここも結構階段が急ですよ!

【建築年代】:961年【建築者】:ラージェンドラバルマン2世
【信仰】:ヒンズー教


【タ・ケウ】

幾何学的立体美のタ・ケウは、ピラミッド型寺院です。アンコール・ワットの前駆といわれる5層の山岳形式寺院。未完成であるため、当時の建築技法がよく分かります。
壁面にはほとんど彫刻がなく、王が他界して作業が中止された為と推測されています。
植物の浸食が激しく、石組みは大きく歪んでいます。
ここも階段が急です!

【建築年代】:1000年頃
【建築者】:ジャーヤバルマン5世・スーリャバルマン1世
【信仰】:ヒンズー教【様式】:クリヤン様式


【バンテアイ・クディ】

スラ・スラン浴地に隣接するバンテアイ・クディは、クメール語で「僧侶の砦」という意味。
東西700m、南北500m。塔門の観世音菩薩の四面仏は、穏やかな顔で四方を見渡しています。
79年以降、クメール彫刻の逸品とされる菩薩座像が紛失しています。 塔堂と回廊は壮大ですが、石材の質が悪いためか屋根の多くは崩落、壁も亀裂が走っています。
残念なことに、全面倒壊は時間の問題と言われています。

【建築年代】:12世紀末 【建築者】:ジャーヤバルマン7世
【信仰】:仏教【様式】バイヨン様式



【スラ・スラン】

東西約700m、南北約300m。
スラ・スランとは“水浴の池”または“プール”の意。
当時テラスには、簡単な建物があったようですが、現在は獅子の像と大蛇ナーガの首だけが残っています。

【建築年代】
:12世紀末

【建築者】
:ジャーヤバルマン7世

【信仰】:仏教

【様式】
:バイヨン様式





【プリア・コー(ロリュオス遺跡群)】

アンコール遺跡で最も古い寺院で、インドラバルマン1世が両親に捧げたもの。
100m四方の構内には紅色煉瓦の祠堂が6基。
寺院の名「聖なる牛の寺」のもとになった聖牛ナンディと獅子像は健在です。
けれども、後列中央塔内の女神像は、ポル・ポト時代に失われています。

【建築年代】
:879年

【建築者】
:インドラバルマン1世

【信仰】
:ヒンズー教

【様式】
:ロリュオス様式




【バコン(ロリュオス遺跡群)】

最上階中央塔にはデバターの姿が美しく残っています。
良質の石材と乾燥しやすい構造の為か、カビと樹木に殆ど侵されることなく現存。
8つの塔と地をはうナーガが印象的。
【建築年代】
:881年

【建築者】
:インドラバルマン1世

【信仰】
:ヒンズー教

【様式】
:ロリュオス様式




【ロレイ(ロリュオス遺跡群)】

人造湖インドラタターカの中心寺院として建立。
紅色煉瓦の祠堂本体に初めて白砂岩の化粧石を使ったことで知られていますが、
壁面の亀裂からみて、4基の祠堂は解体寸前です。

【建築年代】
:9世紀末

【信仰】
:ヒンズー教

【様式】
:ロリュオス様式




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