Since 2001.1.14



 
3.名詞の性と格変化

不定冠詞の用法

ドイツ語にも、英語の「a」と同様に不定冠詞があります。しかし、ドイツ語では不定冠詞も格変化を起こします。
不定冠詞は、初めて話題にするものや特定できないものに付けます。たとえば、次の場合に使います。
未知の情報:日本語のある・・・に対応し、これから話題にするものに付ける。
具体例:あるグループから見本のように1個取り出す。
一般化:ある所属の代表をあらわす。
分類性質:「そのような性質のものである」ということをあらわす。

不定冠詞の格変化

不定冠詞はeinが、"ひとつの"という意味を持ち、そのあとに語尾がつきます。この不定冠詞も定冠詞同様に格変化をします。

Finger / 男性 Hand / 女性 Ohr / 中性
1格(〜が) ein Finger eine Hand ein Ohr
2格(〜の) eines Fingers einer Hand eines Ohr[e]s
3格(〜へ・に) einem Finger einer Hand einem Ohr
4格(〜を) einen Finger eine Hand ein Ohr

格の用法

それぞれの格の使い方は以下のとおりです。

1格
文の主語、述語名詞、呼びかけなどに使います。

ex) Da kommt ein Bus. :さぁ、バスが来ましたよ。

2格
2つのものの間の所有関係、所属関係を表します。
主に、規定する名詞の後ろに置かれます。

ex) die Mutter des Studenten :その学生の母親

3格
動詞の目的語になります。

ex) Er wohnt bei einem Freund. :彼は、友人のところに住んでいます。

4格
他動詞の直接目的語になります。

ex) Sie schenkt der Mutter ein Buch. :彼女はお母さんに本を1冊プレゼントします。