Euphonium
 

ここでは僕の音楽生活に素晴らしい変化を与えてくれた楽器Euphoniumを中心にクラシックからJazz、ポップスに至るまでの様々な音楽や指揮、その他楽典的なことについて僕の思うことを書いてあります。

Euphoniumとは? 僕と音楽
指揮 absolute pitch(絶対音感)
大切なのは… Jazz


■Euphonium?■
まず第一に、Euphoniumとはなんでしょう?吹奏楽の経験がある人でもなければまず知っている人はいないであろうこの楽器。その素晴らしさをちょっとだけご紹介致します。
日本語では“ユーフォニアム”と呼ばれるこの楽器は、19世紀初頭にベルギーの“Adolf Sax”氏により発明された、“サクソルン族”という一連の金管楽器群に属する楽器です。このような学術的などうでも良く(いい事はないが…)他のサイトでもたくさん紹介されていますので。問題はその音色なのです。
Euphの音色は同じ音域の楽器であるTromboneなどと共に人の声に最も近い音と説明される事がしばしあります。僕はこの音色を説明する時、“あたたかい音”とか“やわらかい音”と表現しています。他の楽器に比べれば遥かに歴史が浅い楽器なのでオーケストラや室内楽の編成には登場しませんが、おそらく少しずつ、少しずつこれからの作品にも取り入れられていく事でしょう。僕自身の意見としては、そういったある編成の中の一部という役割も似合う楽器ですが、それ以上にソロ楽器としてEuphの音色は非常に魅力のあるものであると思っています。
ちなみに、Euphoniumという楽器名の語源ですが、ギリシア語の“Euphoria”という言葉から来ています。Euphoriaの意味は“心地よい音”とか“よく響く音”という意味だそうです。ぴったりのネーミングですね♪
■Yuki and Euphonium■
僕にとってのEuphoniumがどんな楽器であるか?一言では言い表せないほどいろいろな思いの詰まった楽器です。まずは、僕と音楽との関わりについて綴っていきます。
僕が音楽を始めたのは(後で書くつもりですが音楽を始めるのは産まれたときに始まっていると思うのでここでは音楽教育を受け始めたということにします)三歳の頃、ヤマハ音楽教室に入ったところまでさかのぼります。さすがにもう十年以上も前のことではっきりと覚えているわけではないのですがこの頃は『音楽』というよりむしろ『音遊び』的なものだったと思います。(音で遊ぶことが音楽の原点であることは言うまでもありませんね)このクラスの延長でエレクトーンを始めとする様々な楽器に触れていきます。家ではピアノ、ヤマハに行くと教室においてあった打楽器類、エレクトーンから出る様々な音色と、いろいろな音に囲まれた僕の音楽生活は続きます。その後、ヤマハには小学校5年生の夏ごろまで通い続けました。そして中学へ入学。パレードのマーチングバンドや野球の応援を見てあこがれた吹奏楽部(音楽部)への入部を試みるも女子部員しかいなくあえなく断念します。三年生になって男子部員が入ったことを知り、ついに音楽部へ入部します。ここで最初に渡された楽器はトロンボーン。結局、わずかな時間でしたが中学最後の半年ちょっとの間トロンボーンを吹いたのです。数ヶ月後に高校入学。ここでは多少の迷いはあったにせよ希望通り吹奏楽部へ入部します。ここでも最初に吹いた楽器はトロンボーン。吹き始めて数10分後でしょうか?顧問の先生と、弦バスの先輩が現れ低音パートへ。そこでEuphへと移る事が決まります。これが僕とEuphとの出会いという事に。そしてEuphを今現在まで吹きつづけています。この楽器が僕に与えてくれた物は音楽的な事以外にも非常にたくさんあります。一つの事に熱中する事の楽しさ、責任を持って何かをする事の重要さと楽しさ、それだけではなく楽器を通しての人とのコミュニケーションも自分の視界を大きく広げてくれました。音楽、とくにEuphoniumといっしょにする音楽は僕にとってとても重要な自己表現手段であり、これから先もたくさんの事を与えてくれる物だと信じています。
■CONDUCTING■
高校の部活では、Euphを吹くほかに、学生指揮をしていました。楽器を吹くプレイヤーとしての観点だけからではなく、プレイヤーたちをまとめるもう一つのプレイヤーとしての立場から音楽をする事はとても勉強になり、さまざまな事を吸収できたと思います。これから、僕と指揮とのつながりを綴ります。指揮をはじめたのは高校2年の春頃からです。6月後半から学生指揮になるのが決まって、たまたまその時の指揮者がいなかったときに振ったのがはじめての指揮だったと思います。その後、ステージで振ったのは2年の文化祭と3年の新入生歓迎会、そして最後の定期演奏会です。僕はもともと譜面を読むことに多少、難がありました。しかし、指揮を振る以上は最低限度リズムは把握する必要はあるし、スコアを見ていくつかのパートを頭の中で同時に進ませなければなりません。最初はなかなかそれが出来ず苦労した覚えがあります。そのうちいろいろとこつを覚えて、スコアも自分が読みやすいようにいろいろな工夫をして徐々に自分の思うような指揮に近づけていけました。やはり、指揮をする上で一番大切な事は常に曲に対するイメージを描けるようにしておく事だと思います。僕の場合は、色や温度、時にはにおいなどを曲に当てはめて考えていきます。そして、スコアには現れてこない物語を頭の中ではっきりと出なくてもいいから創り上げます。それを少しづつはっきりさせてプレイヤーに理解してもらえれば、その時が曲が完成する時なのでしょう。
■ABSOLUTE PITCH■
僕の音楽生活を語る上でやっぱりはずす事ができないのがこの話題でしょう。といってもそれほどしっかりした音感があるわけではありませんのであしからず。ほんのわずかな絶対音感が僕には大事な道具なのです。
絶対音感は、僕が今までしてきた、そしてこれからしていくであろう音楽の中でとても大きな要素の一つです。まずは絶対音感が何かということから書きましょう。絶対音感とは人の声、楽器の音、その他耳に入ってくるすべての音を音階『ド、レ、ミ』に当てはめて表現できる能力のことを言います。絶対音感にも様々な種類があり、本当にすべての音を聞き分けられるもの、人の声だけ、楽器の音だけ、もしくは特定の音域だけ、シャープ、フラットのついていない音だけなど人により様々に異なります。それに対して、基準音を与えそれに基づいて音階を判断する能力を相対音感といいます。2年ほど前(1999)だと思いますが、最相葉月さんという方が『絶対音感』という本を書いて話題になりました。僕もその本は読みましたし、そのほかにも絶対音感に関する様々な文献があります。
僕は、音を聴いて『ド、レ、ミ』に当てはめることが出来るのは高校の部活に入るまでごく当たり前の事なのだと思っていました。その考え方が改められたのが高校の部活に入った直後のことです。Euphの場合、人によって実音C,D,Eをド,レ,ミと読むC読みと実音B♭,C,Dをド,レ,ミと読むB♭読みがあるのですが僕の先輩はB♭読みだったのです。最初に運指を教えてもらうとき混乱していたのを弦バスの先輩が気がついて教えてくれました。そのときはものすごくショックだったと思います。15年間の常識が覆されたのだから…今になって考えると、どうして中学のときは気付かなかったのかなぁ〜とか、実音式の譜面で吹く楽器で良かったなぁ〜って思います。B♭はシフラットであってドには聴こえないのです。僕の絶対音感は小さい頃からのピアノの経験によってついたものでしょう。後になって知ったことですが僕のいっていたヤマハ音楽教室は絶対音感教育に近いものをしているとのことです。ピアノを習っていても、譜面を読むのがものすごく苦手な生徒でした。譜面を読みながら鍵盤を弾くのが大変なものだから自然と耳で聴いて覚えて弾くようになっていたのでしょう。最も、僕が普通に判別できるのは曲の中ではメロディー、ベース程度であり、後の要素はその音にだけ注目して何度も聴き直さなければならないところもあるのです。
大学で2001年度後期の授業の一貫で自分なりにいろいろな事を調べました。その事を少し書こうと思います。絶対音感は英語ではAbsolutePitch(AP)といい、このような音感など人間の聴覚や記憶といった様々な感覚について研究している認知心理学、音楽認知学などといった学問があるそうです。僕にとって最も興味深かったのは絶対音感の獲得過程についてです。これについても日本人の研究者もいるらしくそのうちのいくつかの文献を読みました。中には絶対音感の存在そのものを音楽的に有害であるとしていたり、様々な考え方があることに様々な感情を覚えました。僕自身、専門分野の事ではないので深いところまで理解する事はできませんでしたが、調べてみると思ったよりたくさんの情報があることに気付きます。今回調べた結果はあまり詳細な事を調べているわけではなく、僕自身の経験論的な部分が多くありますが、その一部を紹介しようと思います。今回は絶対音感保有者がどのように音程を認識しているかという部分に重点を置いています。僕の考えの中で最も重要なのは絶対音感は相対音感とはまったく別のものではなく、相対音感を含むものであるというところにあります。保有者は僕自身そうですが全てのものを覚えているわけではありません。それも、決してたくさんの音を覚えている場合というのは決して多くはないと僕は考えます。ではなぜ多くの音を言い当てる事ができるのか?それは保有者自身の中にある絶対音を基に、相対的な判断で音程を認識しているからであると私は考えています。つまり、相対音感の人が用いる基準音の役割を絶対音感が担っているのです。
もちろんこれは僕の考え方であり、それほど厳密な裏づけあるわけではありません。でもこうやって調べる事で目的とする以外の事まで知る事もできるのでこれからも機会があれば調べようと思います。
なんだか堅い話になってしまいましたが…
絶対音感は確かにに便利です。でも時たま不便です。音楽的に有利でもあり不利でもあるそんな様々な側面を持った能力なんだなぁと僕は思っています。
■MOST IMPORTANT■
何よりも楽しむ事。これがなくては音楽とは言えません。この大前提の前ではどんな立派な理屈も霞んでしまうはずです。

この後のコンテンツはただいま作成中です。もう少しお待ち下さい♪

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