地上デジタルのページ

☆独自調査のエリアマップはこちらです。☆ 埼玉県西部 埼玉県南部

1.現況(どこまで電波は来ているの?)

 関東では昨年より試験放送を開始していた地上(波)デジタルですが、既存中継局への混信が問題で1年以上「限定された方向」に、「パワーを下げて」送信しておりました。
 このためデジタル放送の受信エリアは非常に狭いものでした。(下記のオレンジ部分)
 特に東京タワーから北方向では顕著で、さいたま市、松戸市などでは東京に近いにもかかわらず、全ての放送が受信エリアに入っていませんでした。(これは宇都宮局への混信を防ぐためこの方向の送信を止めていたことによります。)
 ここに来てようやく中継局のチャンネル変更(アナーアナ変換)が終了し、フルパワー送信ができる環境が整いました。
 関東では大きな中継局であった埼玉・児玉中継局が8月5日、宇都宮中継局が8月10日に従来チャンネルの送信が終了し、8月15日、NHK総合の全方向への送信が始まりました。
 情報では10月に向けて出力を次第にアップしていくようです。

エリアマップ(D-Pa発表)
発表データのうちNHK-Eと民放のエリアを示しています。

黄色は2005年12月の最終エリア、オレンジは2004年秋(というか8月14日以前)のエリア。
NHK-Gは以前からも川越方面にもビームが出ていましたので、埼玉県西部ではもう少し条件は良かったと思います。
'05年8月16日以降はVゾーンと言われた川口方面にも送信されているようです。(無指向性化)

ネタ元1 
(過去からの受信状況に非常に詳しく調査しております。)
ネタ元2
(総務省公式資料)

 さて、埼玉・川越市の状況について、急遽(2005年)8月15日にアンテナを上げて、急遽状況を確認しました。
 位置的には川越の左、「鶴ヶ島JCT」近くです。(なのでほとんど鶴ヶ島)

チャンネル D1 状 況
物理ch 27 26 18 32 25 24 22 23 21 20
05年8月15日 45 -- -- -- 35 41 39 42 37 -- NHK総合
全方向送信開始
05年8月16日 41 41 -- -- 51 54 51 41 53 38 全局全方向送信開始
05年8月24日 37 39 -- -- 50 53 55 42 53 37 イベントなし
05年8月30日 43 49 -- -- 56 58 58 46 59 34 8/27アンテナ5段化?
8/29民放出力アップ(1.2KW)
’05年9月11日 56 56 -- -- 66 65 64 56 64 43 受信アンテナ変更。CU14(日本ANT)→LS14TMH(マスプロ)へ
’05年9月16日 65 66 -- -- 72 70 71 69 68 46 出力アップ(2.5KW)予定
ここでアンテナ5段化という話も?
’05年9月23日 70 70 -- -- 74 72 71 71 73 42 出力アップ(5KW)予定
’05年9月28日 70 70 00 -- 73 70 70 70 71 42 tvk出力アップ(100W)予定
’05年10月3日 70 69 00 -- 72 70 71 74 73 47 最終出力(10KW)予定
10月10日(C/N) 31 34 -- -- 35 34 35 34 31 21 アンテナレベル=C/Nの2倍。
(電力指数) 50 52 -- -- 60 60 61 57 61 39
’05年11月1日 70 70 00 18 70 71 70 69 71 44 出力アップ(10/25)
tvk(1KW)/TVS(100W)
’05年12月1日 70 70 00 20 70 70 70 70 70 42 TVS出力アップ予定(11/25)
最終出力による本放送開始
’06年1月20日 68 58 36 64 70 68 68 70 70 56 マスプロUBCB33追加。CATVブースタ撤去。tvk最大レベルに方向調整。tvkは1/24日測定。
(同日電力指数) 56 53 41 57 64 64 69 63 71 53
NHK
総合
NHK
教育
tvk TV
埼玉
日本
TV
TV
朝日
TBS
TV
TV
東京
フジ
TV
MX
TV
注1:千葉テレビは06年4月。放送大学(28ch)は06年12月放送開始予定。


表1 関東広域圏デジタル放送の現況

 上記は松下製プラズマTV[37PX500]のアンテナレベル表示で、この数字が「40」以下ではブロックノイズが目立って見るに耐えません。
 よって40を目安としてください。(説明書では50以上と書いてあります。)
 アンテナは14エレの八木アンテナを10mに上げています。(高さは決して高くはないと思います。3.のアンテナ欄参照)
 また、受信には20dBの共聴用アンプと損失10dBの分配器が入っていましたが、これを入れるとC/Nが落ちるのでとりあえず外しています。原因は調査中。(1/20更新)
 8月30日、一応在京のテレビ局全てが受像可能となりました。 
 翌1月15日、CATV回路を外してテレビ埼玉が受像できるようになりました。

2.デジタルTV化の問題

 いよいよ本放送まで3ヶ月となったわけですが、デジタル放送になると困る事があります。
 「従来のテレビでは見られなくなる」というのはどこでも言われている事なので割愛するとして、
 最も大きな問題は他県の放送が見づらくなる(見えなくなる恐れがある)という事です。
 県域放送の地上デジタル放送は放送エリアを県内に絞る傾向が強く出ています。
 携帯電話で培われた技術によって、ビームを複雑に絞り、必要な場所に必要なだけのエネルギーを集中する事ができるようになりました。
 このため、送信出力はアナログに比べて半分だったり10分の1だったりします。
 一方、関東地方の県域放送は独立U局と呼ばれ、かなりオリジナル性の高い番組を編成しており、自分の都県以外の放送を楽しんでいる人も少なくありません。
 ですが、それが難しくなりそうなんです。
 とりあえず本放送の始まる12月までは待って、状況を確認、その後対策を練りたいと思います。

3.アンテナについて

今からアンテナを買おうとしている方へ。
 本局(中継局以外)の信号を受信するのであれば、アンテナは「ローチャンネル用」と呼ばれるものを買ってください。(という私はオールチャンネル用です。だって鶴ヶ島界隈では売ってないから。)
 一般的にUHFのアンテナはチャンネン範囲の上限から10chぐらい下がったところに最大の特性を発揮するようになっています。(これはアンテナの原理上仕方がない。)
 オールチャンネル(13−62ch)と呼ばれるアンテナでは、最大利得(利得=電波を受信する能力)になるポイントは50ch付近となります。
 一方地上デジタルは、関東では上の表にあるように20ch台を使用しています。(物理チャンネルの欄を見てください)
 先のオールチャンネル用のアンテナは、20ch台では素子数が半分程度のアンテナと同等の利得しか得られません。
 ローチャンネル用と呼ばれるアンテナはは13〜44ch程度がカバー範囲なので、下の方のチャンネルに利得の大きいところを持ってこられるのです。(ゆえにローチャンネル用)
 最近では20ch台にこだわった狭帯域アンテナも発売されました。
 下の表を見てください。これはマスプロの例ですが、その狭帯域アンテナでは同じ14素子で3dB以上も利得が異なります。
 20素子と比べても2dB以上異なります。2dBとはアンテナを2つ使った時の値です。
 2本使うと言う事はお金もかかりますし(ただ2本並べればよいと言うものではないので)、機械的強度も要求されます。
 要らないチャンネルのために大きなアンテナを買い、屋根馬やマストなどを補強するより、チャンネルを特定して、小さなアンテナで済ます方が賢いと思います。
 そういう私も不安定なMX-TV安定受信の為に「LS14TMH」を発注しました。(tvkにトライする為、本当はLSL30にしようかと迷ったが、LS14TMHでかすらなければLSL30でも安定受信は望めないと思い、とりあえずこれで様子を見る事にしました。)

同じ14素子でもこの違い

やっぱり低いと写りません。
(隣の屋根より低い!)

種別 オールチャンネル用 ローチャンネル用 東名阪本局専用 備考
対応チャンネル 13-62 13-62 13-62 13-44 13-44 13-28 13-28
型名 UA144 UA204 LS30 LSL20 LSL30 U14TMH LS14TMH
エレメント(素子)数 14 20 30X4 20X4 30X4 14 14X4
20chでの利得 7 8 12 12.5 14.5 10 11.5
30chでの利得 8 9 13 13.5 16 11.5※ 13※
※28chでの利得。なお守備範囲としては13-36chとなっています。

表2 対応チャンネルによる性能の違い (マスプロの場合)

 結果ですが、表1にも書き込みましたが、全てのチャンネルでレベルがアップしています。
 MXテレビが見られるようになりました。テレビのレベル表示では34→43です。

4.増幅器(ブースター)と電力指数
 松下製TVの隠しコマンドがわかりましたので、電力指数をC/N比を測定しました。(10/10)
 隠しコマンドとは、受信レベル表示中にリモコンの左ボタンまたは「決定」ボタンを長押しする事です。
 「決定」ボタン長押しでは全体のチャンネルレベルを棒グラフで表示し、左ボタン長押しでは各チャンネルの受信状況が詳細表示されます。
 その結果、アンテナレベルはC/N比の2倍である事がわかりました。


最終的にはこんな感じ



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