よ:え?「T-REX」さんって名前じゃ無かったんですか?
ス:それはよおお、作者が「スタンド名にするつもり」って「気分はJOJO!」ってジャンプ本誌のコーナーで言ってただけだろ?オレにしてみりゃ「聞いてないよお」ってな話さ、まったくヒトの気持ちも・・いやカメの気持ちも考えないで。
よ:ずいぶん怒ってらっしゃるようですねえ。
ス:これが怒らずに居られるかっての。飛び道具撃ち込まれて痛い目に遭ったと思ったら、変な能力持たされて、重いのに自慢の甲羅にゴテゴテと細工されて、挙げ句に「指令」とやらで旅に出されてそれっきり、命は狙われるわ、放り投げられるわで、毎日生きた心地しねえよお、まったくう。
よ:あー、今特に大変ですからね。カビたり爆風で吹っ飛ばされたり。
ス:目が回るぜ実際。だいたいよおー、「エサ」貰ってないんだよお。あのミスタって変な帽子かぶった奴のちっこいスタンドさえ、毎日3食エサ貰ってるというのに、なんで生きてるオレ様が、こんな扱いを受けなきゃならないんだああっ!?
よ:え?エサ無しですかあ?それじゃ一体どうやって生きてるんですか?
ス:ホラよお、あのキレイな兄ちゃんがオレの中にジッパーで簡易トイレ作ったろう?そん時「案外栄養にするかも」なんて言ってやがったよなあ。ところがよお、ホントにアレが唯一の栄養源なんだ。
よ:そりゃひどい・・・あれっきりかと思ったのに、ジッパートイレ、使い続けて居たんですね。
ス:それがよおお、窓無えだろう?ニオイがこもって臭せえのなんの。今時水洗でないトイレなんてめったお目にかかれないってのによお、あいつらけっこう平気で使っていきやがる。可愛いオンナの子のなら、ガマンもするが、その4倍ヤローのクソが俺の中に・・・・あれ?でもあのキレイな兄ちゃんだけは、使ってないようだが・・・・・
よ:ありゃ、やっぱし。でもねえ、「スタンド能力」って、その人(カメ)の無意識の願望を反映してるそうですよ?心当たりないですか?
ス:オレがこんな姿になったのは、オレの所為だっていうのかよお?冗談じゃあねえよなあ。なにをスキ好んで・・・・いや待てよ?
よ:なんかアリましたか?
ス:いや、オレが昔、フツーの家でペット亀やってた頃「可愛い魔女ジニー」というアメリカのコメディ・ドラマを見たことがあるんだよお。そん時、「ああ、オレもこんなせせこましい甲羅の中じゃ無くって、中が広々とした4次元的な体だったら、体を縮めて隠れなくていいのになあ」なんて思ったコトがあるんだよなあ。
よ:それだ。(笑)しかし懐かしい話ですね、「可愛い魔女ジニー」なんて言っても、誰も知りませんよそんなドラマ。
ス:じゃあアレだ。「ハクション大魔王」。アレなら知ってるだろう。アレと同じようなツボの中にアラビア風の美しい魔女が住んでるんだよ。
よ:そうそう、それならわかる。タツノコプロ、あのドラマパクったのかなあ?・・・・そんな古いネタ良く知ってる所を見ると、アナタは私と同世代?作者の荒木先生と同い年くらいですか?
ス:フン、あんな若僧と一緒にしないでくれよ。オレは当年取って120才だ。
よ:えーーーーっ!?リサリサ先生もびっくり!!
ス:だから本当は、そろそろ身を固めて、落ち着こうと思っていた矢先なんだよなあ。
よ:120才で?
ス:亀の世界じゃヒヨッコだよ。万年は生きないにせよ、数百年はいくからな。だから前の飼い主が死んで、ノラ亀になってた所を・・・・悪いヤツに捕まったもんだよ全く。
よ:ボス直々に捕まえたんですか?
ス:いや、オレの面倒はペリーコロがみていた。アイツがボスの命令でポルポの所にオレを連れていって矢の試練を・・・
よ:ライターの火を消さないように。(笑)
ス:ともかくいろんな動物が居たんだ、ペリーコロの所にはな。留守電代わりになるインコ、なんでも呑み込んでキレイにする食器洗い器兼洗濯機ペリカン、掃除機兼ウオッシュトイレのブタ・・・・アバッキオもあそこの家電動物と同類だよなあ。
よ:(笑)そういう世界ですか。じゃ便利に使われちゃいますねえ。
ス:自由の身になった時は喜んでワクワクしてたっていうのによお。ギャングにもまれて上流階級のペットだったオレ様も、すっかりガラが悪くなっちまった・・・ヤレヤレだぜ。
よ:もうカタギには戻れないかも知れませんねえ。
ス:それにしても、いつも心が痛むのは、生き別れになった息子の事なのさ・・・
よ:え?アナタさっき「これからケッコンするつもりだ」という事、言ってませんでした?ケッコンしてないのに子供が居る・・・ツェペリから東方朋子の流れを汲んでますね、さすがジョジョ亀。
ス:そんなんじゃねえよ・・・オレの「息子」ってのは、オレの体の細胞からジョルノとかいうクルクル野郎が作ったクローン亀の事さ!!
よ:クルクル野郎・・・・
ス:風の噂に聞いたところによると、キレイな兄ちゃんに下水道に流されてそれっきりというが、いったいどこでどうしているのか・・・・逢いたいなあ、我が息子よ。
よ:ボスとはえらい違いで、父性愛に溢れていますね。(泣)
ス:ああ、感じるんだ・・・・息子はまだこの世のどこかで生きている。それを求めてオレの旅は続くだろう。
よ:スタンド使いは引かれ合うそうですから、きっといつか会えますよ。そうだ、案外あの時キンクリが拾って持って帰ってるかも。
ス:ちょっとそれっぽいな。だからオレはチャンスを待っているんだ・・・・もうすぐボスが迎えに来てくれる。そしたらカギ外してあいつら全員追ん出してやる!生き物は全部外に出されるって事だからな。
よ:カギ外してもブチャだけ残ってたりして(泣)・・・幸運を祈ります。ボス、今ドンドン追ってきてますからね。
ス:そうだろうそうだろう。なんせオレの後を追ってきてるんだから。
よ:え?トリッシュとの血の繋がりで探知してるんじゃないの?
ス:ンな事出来るわきゃ無いっしょ!オレだよオレ!!オレの鍵の宝石が発信機なんだよ!!
よ:げげ。
ス:ああ、楽しみだなあ・・・ヤツらがボスに見つかって、ギッタンギッタンのケチョンケチョンに殺られるトコが見たい・・・そしてオレは駆け足でボスの懐に飛び込むんだ。(うっとり)
よ:亀の駆け足・・・・
ス:ともかくよお、オレは命のあるうちにこんな理不尽な奴隷のような生活からオサラバしたいのよ。その為にはなんだってやるぜ!!
よ:こ、こんな近くに裏切り者が居たなんて・・・気持ちはわかりますがアナタ、ボスってのはコワい人なのよお。
ス:え?そんなにコワイの?
よ:そうそう。なんせすぐにブチ切れてなんでも壊す。窓から物は放り投げる。アンタなんかモノの弾みでバラバラにされちゃうのがオチですって。
ス:ぞっ。
よ:ワルイコト言わないから、その背中の発信機取って、ネッネッ!!
ス:取る取る!!ああーアブねえ!殺されちゃかなわん。
よ:あ!
ス:何?(宝石をカギごと外す)
よ:中にだれか入ってないの?
ス:しまったあああああああッ!!
中からブチャラティ以外のミスタ、ナランチャ、ジョルノ、トリッシュが飛び出てくる。
トリッシュ:聞いてたわよ、よくも私たちを売ろうとしたわね、覚悟しなさい。オマエ達、やっておしまいッ!!
ミスタ:おうおうおうっ!!黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって、誰がサボテンの柔王丸やねんっ!!
ス:そ、そんなコトだれもイッテないよお (泣)
ナランチャ:臭せえクソで悪かったな。こうなりゃ直に食ってもらって新鮮な味を試して貰おうじゃねえか?
ミスタ:おお、それいいな。「直」は効くんだぜえ〜直はよおお〜っ
ス:ひええええええ〜〜っ
ジョルノ:これぞまさしく黄金体験!!
よ:あーこりゃダメだわ。あまりの光景にこれ以上お伝えできないのが残念です。
トリッシュ:アタシたちギャングをナメるからよ。私残酷ですわよ。(←キャラ違う)