従業員の独り言
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「夏のトラウマ」
友人と絶叫マシンに乗ろうと意気投合し、後楽園に行ったある夏の出来事です。
それなりに絶叫もし、充分満足したところで「帰ろうか?」と私が声を掛けました。
友人は1点を見つめてぼんやりしていました。
目線の先には『13日の金曜日〜ジェイソンの館』と書かれた看板が。
いやーな予感がしました。やっぱりでした。彼女はずんずんと進んでゆく…。
私の大嫌いなもの、それは貞子とお化け屋敷、できれば避けたかった。
私の驚きぶりは大変なものでしたが、最初のほうにジェイソンが登場したので、
「もう出ないや。よかった」と安堵の気持ちもちょっとありました。
小走りに進んでいくうちに、ようやく出口が見えました。
「なんだ〜。あんまり怖くなかったじゃん。私ってお化け屋敷本当は平気なんじゃ
ないの」なんて余裕な発言をした時です。
友人が私の肩をトントン叩き、「後ろを見てみな」というジェスチャー。
私は何のためらいもなく振り返りました。
そこにはのこぎりを振りかざしたジェイソンが…。
「ひぃぃぃ〜」
私は声にならない声をあげて逃げ出し、なんとか出口にたどり着きました。
「いやぁ、すごいびっくりしたよ…」
出口で冷や汗を拭きながら、友人を待つ私。
おや?…。遅い。出て来ない。
暫く待っていると、ようやく友人は出て来ました。般若のような形相で。
激怒している友人によれば、私の知らない所でちょっとしたドラマがあったそうです。
〜その間のちょっとしたドラマ〜
ジェイソン脅かす> 私→友人をなぎ倒して逃げる。
友人→転倒。
私、転がる友人の足を蹴飛ばす>友人の靴→飛ぶ。
友人→靴を探しに戻る。
「先に進んでください(怒)!」と友人にアナウンスが>友人→焦る。
友人、ジェイソンに靴を探してもらう >
ジェイソン→靴発見。 友人→出口へ。
<完>
本当は入りたくなかったのを、友情の為に意を決して入ったのにもかかわらず、
その友人からは散々非難されたのでした。
翌日の風呂場で、足・肩・尻・腰、至る所に打撲の跡を発見…。
その後の数日間、ひどい記憶障害にも悩まされたし、まさにダブルでトホホでした。
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