箏の歴史
 箏(こと)は、今から約二千年前の中国(秦時代)で初めて
作られた弦楽器です。日本では、弥生時代の古墳から4弦から
6弦の箏が発見されています。
 箏が出土した場所から大量の桃の種(魔除けの意味がある)が
発見されたり、箏を弾く埴輪(男性)が見つかったことから、
古代では男性が弾き手で、祭祀に関わる重要な道具であったと推測されています。
 また、「古事記」の出雲神話の中に、オオクニヌシノミコトが
スサノオノミコトのもとから、スセリヒメと生太刀・生弓矢・天沼琴を
持ち出して国造りを始めたと言う物語があることも、出雲に住む私共にとって
箏は興味深い楽器です。

さらに、遣唐使や大仏建立にやってきた技術者や文化人の影響を受けて
現在の13弦に発展します。平安時代には貴族の婦女子の教養として
定着していたことが、「枕草子」や「源氏物語」などから推測されます。
 楽器全体の形は江戸時代に大成されます。江戸時代は250年に渡って政権が
維持され、太平の世であったため、各種の芸術・文化が花開きます。箏も例にもれず
楽器の大成はもとより、すぐれた演奏家・作曲家がこの時代に出現し、
奏法や作品が現在も引き継がれています。
島根県前田遺跡出土(古墳時代)
復元された古墳時代の箏
源氏物語絵巻 若菜下巻 より
平安貴族が音楽を楽しむ様子。  


江戸時代(18世紀)の箏 現在の形とほとんど変わらない。右は琴柱と糸
引用 企画展 「古代の調べ」  島根県立八雲たつ風土記の丘史料館
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奈良時代の大和琴
←正倉院御物の復元
弥生時代から古墳時代に4弦から8弦だった箏が、奈良時代には6弦で定着しました。

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楽器としての簡単な歴史

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