「茶がゆ」とは?




1) 粥の一種。
2) 茶(主にほうじ茶)の抽出液で、米、あるいは冷や飯を炊いたもの。

(資料画像制作中)


そのサラッとした口当たりと香ばしいお茶の風味に、根強いファンがたくさんいる食べ物です。お粥というと、病人の食べ物、と捉える人がいますが、和歌山県では、老若男女、健康な人もそうでない人も、ごく普通にこれを食べます。

以前は、「熱い茶がゆを食べるから、和歌山県には胃ガン食道ガンの患者が多い」と言われていました(田宮二郎主演のテレビドラマ「白い巨塔」の原作にも、そういった場面があったように思いますが・・・記憶違いだったら、ごめんなさい)が、今では、低カロリーであることと、お茶が栄養面で優れていることから、ダイエット食・健康食として注目されつつある・・・という話も耳にします。
もっとも、このダイエット食というのも、現代が飽食の時代だからこそ、こう言われるのでしょう。私事で何ですが、戦後の物のない時代に、和歌山の山中の田舎で、女手一つで育てられた私の父親に言わせると、米が少なくてすむ茶がゆは常食で、「わしは、いつも`おかゆ腹`で、なんぼ食べても腹が減った」と、切ない思い出に結びつくものでもあるようです。

親や祖父母の世代では、熱い茶がゆをよく食べていたようですが、今の若い世代には、茶がゆはつめたく冷やして食べる「夏の食べ物」といった感が強いようです。暑くて食欲のない季節に、喉ごしのいい茶がゆは欠かせません。



茶がゆ研究室



「茶がゆ」のルーツ



・ 米の収穫が乏しい地域でよく食べられていることから、備蓄米の引き延ばし食であったのでは、という仮説(4)が有力。

ずいぶん前に、下津町にある長保寺(紀州徳川藩の菩提寺として有名)の資料室だったか、とにかく展示の中にも、茶粥の記述がありました。
やはり、貴重な備蓄米を節約して食べたものとか何とか…そういう記述だったと思います。
- 17 Aug. 99 着 報告者 MAYA. N (茶がゆ研究室 海草地区連絡員) -


参考資料

(4) 和歌山大学教育学部公開講座  http://www.edu.wakayama-u.ac.jp/gakubu/bunka.html
(4) 大島基本食・素材と料理  http://www.ruralnet.or.jp/guide/noubun2/kenweb/yamaguti/osima/osima03.htm


茶がゆ研究室