プレスオフェンス

2001年6月30日

 プレスオフェンスは、相手にプレスを仕掛けられたときに行うオフェンスの動きである。しかし、プレスが行われていない場合でも速攻を狙うことはとても大切である。これは相手がプレスを行った場合だけでなく常に行うべき動きである。早くフロントコートへボールを進めることは、オフェンスを展開することは非常に重要である。また、ディフェンスの切り替えが遅い場合は、早い攻めによってマッチアップがずれた状態を作り出すことが出来、それだけオフェンスが非常に有利な状況を作り出すことを可能とする。プレスオフェンスで大切なことは、ボールを持っているプレイヤーに対して、3箇所のパスコースを作ることである。複数のパスラインが形成されることによって、ディフェンスは対応が難しくなります。

 図1はシュートが入ったときのプレイヤーの動きを示している。シュートを決められたとき、ボールハンドリングのあまり得意でないプレイヤーは、まずゴールに向かって走ることを考える(図1の4番と5番)。次に、ボールハンドリングの良いプレイヤーは、エンドからのボールを受けるために、サイドに広がりながらボールに近づく動きをする。ここで、動く方向が重なる場合があるが、これは動きが見えている人が、調節をして、4箇所への動きがバランスよく展開できるようにするべきである。

 図2はエンドからパスを出す瞬間のプレイヤーの配置を示しています。プレイヤー全員が大きく広がることにより、オフェンスにとって移動できるスペースを作ること、ヘルプやダブルチームを簡単に行わせないことを目的とします。もちろん、前方を走るプレイヤーがフリーであれば、エンドから大きなパスを出すことも狙わなければなりません。

PressOffense-01.png (3785 バイト) PressOffense-02.png (2837 バイト)
図1 図2

 図3は、エンドラインに近いプレイヤーにパスを出した瞬間のプレイヤーの選択肢を示している。ここで、最も理想的なプレイは、ゴールへ向かって走りこむ4番のプレイヤーへのパスである。これが成功すれば、プレスは完全に破ったことになりますし、イージーシュートのチャンスを作りやすくなります。次に良いプレイは逆サイドから真ん中に切れ込む2番へのパスである。この動きが最も良く行うプレイです。1番がパスを受けた瞬間に5番のプレイヤーがカウンターを行い、縦のパスを受けるために動きます。このとき、立止まった状態でパスを受けてはならない。必ずボールを迎えに行くようにボールレシーブしなければならない。

 これら3つのパスが通らない場合は、エンドからパスを入れた3番のプレイヤーにパスを出し、逆サイドで展開をする。または、1番のプレイヤーがそのままドリブルで進めることによってプレーを展開することが出来る。

 図4に示しているのは、1番のプレイヤーから真ん中に切れ込んだ2番のプレイヤーへのパスが成功した場合のプレーです。4番や5番の前方のプレイヤーが両サイドを走ることによって、真ん中にスペースが出来ていて、ディフェンスがいなければ、そのままドリブルでボールを進めることができます。もし、ボールを受けたときにディフェンスがいれば、その場でストップしゴール下からカウンターを行った4番にパスを出す。または、両サイドを走りこむ3番または5番のプレイヤーにパスを出します。

 図5は、図4において4番へのパスが成功した場合のオフェンスの配置を示します。この配置は、速攻の時の1線、2線、3線の配置と同じです。2番から4番へのパスでなく、3番や5番へパスを出された場合も同様の配置で攻めるめることが出来ます。

PressOffense-03.png (6874 バイト) PressOffense-04.png (5961 バイト) PressOffense-05.png (4740 バイト)
図3 図4 図5

 図6に示しているのは、1番のプレイヤーからカウンターを行った5番のプレイヤーへのパスが成功した場合の動きです。真ん中に切れ込んだ2番のプレイヤーは、そのまままっすぐセンターを進みます。ゴール下にいた3番のプレイヤーは、逆サイドを走りこみます。4番のプレイヤーは、そのままボールサイドまで切れて、そこからカウンターを行います。ボールを保持している5番は、2番または4番にパスを出します。5番のプレイヤーにディフェンスがマッチアップしていなければ、そのままドリブルでボールを進めます(図8)。

 図7は、図6において4番へのパスが成功した場合のオフェンスの配置を示します。この配置は、速攻の時の1線、2線、3線の配置と同じです。2番から4番へのパスでなく、3番や5番へパスを出された場合も同様の配置で攻めるめることが出来ます。

 図8は5番のプレイヤーがドリブルで進めた場合の動きを示しています。この動きは、速攻でのアーリーオフェンスと同じ配置になります。1線目が2番、3番、4番、2線目が5番、3線目が1番です。2線目のトップ・オブ・キーからのシュートはなくなりますが、残りのシュートチャンスは同じように狙います。

PressOffense-06.png (6351 バイト) PressOffense-07.png (4794 バイト) PressOffense-08.png (6201 バイト)
図6 図7 図8