LastUpdate 98/1/6
プレス・オフェンスの第2線のプレイヤーは、まずインバウンド・パスを確実に受けることが主要な役割である。ゾーン・プレスの場合、インバウンド・パスからプレスすることはあまりないが、そのような場合はほぼマンツーマン・プレスの場合と同じ状態になる。つぎにマンツーマン・プレスでのいろいろな場合におけるインバウンド・パス・プレイについて述べる。
![]() |
![]() |
第2線のプレイヤーが1人の場合、プレイヤーはフリースローラインとほぼ平行でボールマンの真前に位置するのよい。ディフェンスが半身になって右(左)の斜め前でマークするとき、ディフェンスの向いている方向へまず動き、そしてその反対方向へブラインド・カットすることによってパスを受ける。
ディフェンスがボールに背を向けるフェイス・ガードでマークするとき、まずボールから離れるように動き、ディフェンスが追って動くときに右(左)にフェイクして、そしてボールの方に向かって動きパスを受ける。
![]() |
![]() |
#2が2人のディフェンスにマークされていて、#2がボールを受けるのが難しい時、#2はアウト・オブ・バウンズに飛び出して#1よりパスを受ける。#1は#2にパスした後すぐにコートに入り#2からリターン・パスを受ける。
#2がディフェンスを振りきってボールをもらうことが難しい場合、#2はボールの方に飛び出してそれからヘルプサイドの方へ方向を変えると同時に「カウンター」のコールをする。このコールによってボールサイドの第3線のプレイヤー#3が、インバウンドパスのレシーバーとして動けというシグナルである。
第2線に2人のプレイヤーを配置するのは、たいていの場合2人の協力によっていずれかの1人がオープン・マンになりインバウンド・パスを受けようとするものである。2人の協力の方法としては、スクリーン・プレイとスタック・プレイの2つの方法がある。
スクリーン・プレイをする場合、フリー・スロー・ライン上に並ぶ場合が多いが、この場合は#2と#3によるムービング・スクリーンになるので、より有効的にスクリーン・プレイをするためには図14に示されるような配置から始める方が良い。図14〜16はダウン・スクリーンによるバリエーションを示し、図17〜18はバック・スクリーンによるバリエーションを示している。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
スタック・プレイをする場合、図19に示されるように、ボールマンの正面かつフリー・スロー・ラインの高さの位置でスタックする。#2と#3は同時に逆サイドの方にボール・レシーブのために動く。#1はいずれか空いているほうにパスを入れる。
![]() |
![]() |
第2線の2人のプレイヤーのうち1人が指定されたレシーバーであり、他の1人が第2のレシーバーであるときは、図20に示されるように第1レシーバーである#2はボールマンの正面かつフリー・スロー・ラインの高さの位置を占め、#2はフェイクして独力でパスをレシーブできるように動かなければならない。#3は#2がパスを受けれなければ、すぐにパスを受けるためにフェイクして動かなければならない。
第2線と第3線のプレイヤーの協力の方法としては、スクリーン・プレイとクリアリング・スペースがある。図25に示されるように、スクリーン・プレイは#2と#4、#3と#5のように縦のスクリーンとしてフォーワード・スクリーンまたはバック・スクリーンを用いる。たいていの場合、ボールサイドではフォーワード・スクリーンを、ヘルプサイドではバック・スクリーンを用いる。図26に示されるように、クリアリング・スペースは第2線のプレイヤーがそのエリアをクリアーすることによって、第2線と第3線の役割を交換することである。このことによって第3線のプレイヤーは、インバウンド・パスをもらうための動きに対するスペースが広く持てる。