ボールの持ち方

手はリラックスした状態で手を少し広げ、ボールを持つのに最小限の力で均等に力を入れ、親指と小指の2本の指で挟み込むようにして、手のひら全体でボールを包むようにボールを保持します。

 ボールを保持している指の開き方は、楽に広げられる範囲でできるだけ大きく広げるべきで、ボールを持つときに指に力を入れるべきではありません。そして、指の腹でボールを支えるようにしなければなりません

ボールは掌にぴったりと接触して保持すべきであるとはいいませんが、掌の膨らんだ部分でボールに触れるようにボールをしっかりと乗せ、しっかりと保持されなければなりません。これは、手のひらの部分で軽くボールに触れて指先の安定性を高めるためです。手の小さいプレイヤーなどの場合は、掌にぴったりと接触することが多く、手首の関節が固いプレイヤーの場合は、掌に接触しないことが多くなります。

ワンハンドシュートやワンハンドパスなどの片手でボールを持つときには、身体の前でボールを右手の掌の上に乗せた状態が基本的なボールの持ち方になります(右利きの場合)。また、利き手(シューティング・ハンド)と逆の手(サポート・ハンド)は、ボールの横に添えるようにして、軽くボールを支えるようにします。この手の目的は、ボディ・バランスとシュート・ブロックに対する保護として行い、ボールを支える事は本質的ではありません。

 シューティング・ハンドとサポート・ハンドの親指の間隔は5〜8.5cm程度になるのが最も一般的なシュートフォームです。これが狭すぎるとボールが安定しませんし、広すぎるとリリース時に余計な力が加わりやすくなってしまいます。シュートの安定性とキャッチの状態は密接な関係を持ちますので、シュートフォームのチェック事項として必ず取り入れて下さい。

 チェストパスやボースハンドシュートなどのボールを両手で持つときには、両手の親指が向かい合わせになるようにして少し間を開ける。このとき、両手の人差し指の延長線上での交点と両手の親指の付け根で正三角形を作るようにします。


参考文献

  1. 本永昌生, "MAKE UP YOUR SHOOT TO ONE-HANDED !!", バスケットボールマガジン, 3(1995)21ー26
  2. Alan Lambert, "Teaching Shooting "FUN"damentals", The Basketball Highway, URL=http://www.bbhighway.com/
  3. 吉井四郎, バスケットボールのコーチング 基礎技術編, 大修館書店, 1977
  4. John R. Wooden, PRACTICAL MODERN BASKETBALL 3rd edition, Macmillan Publishing Company, New York, 1988
  5. 竹田恵, バスケットボール, 日本文芸社, 1995
  6. 倉石平, 倉石平のオフェンシブ・バスケットボール, ベースボールマガジン社, 1995
  7. 鈴木喜美一, "シュート指導のポイント", バスケットボール・マガジン, 9(1997)90-91
  8. 李宇戴, バスケットボール, 池田書店, 1997