フレックスに対するディフェンスとして多くのチームがとる方法は、@ガード・ポジションからのパスをディナイすること、Aウィング・ポジションからのパスをディナイすること、Bダウン・スクリーンに対してスイッチ・ディフェンスを行うことである。これらの方法によっても防ぐことが出来ないときは、ゾーン・ディフェンスをプレイするであろう。
ここでは、ガード・ポジションからのパスをディフェンスにディナイされたときのカウンター・プレイについて述べる。カウンター・プレイを行うことによって、ボールとプレイヤーの動きを止めることなく攻撃を続けることができる。ガード・ポジションからのカウンター・プレイとして、ダウン・スクリーン・オプション、シャロー・カット・オプション、ドリブル・スクリーン・オプションがある。最も良く使われるプレイはダウン・スクリーン・オプションであり、他の二つはドリブル・プレイなのでボール・ハンドリングの良いプレイヤー以外は使うべきではない。
ウィング・ポジションからのパスをディフェンスにディナイされたときのカウンター・プレイとダウン・スクリーンに対するスイッチ・ディフェンスのときのカウンター・プレイについては後述する。
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| 図9 | 図10 |
#1が#2と#3にパスできない場合、#2と#3はそれぞボールマンから2パス・アウェイのポジションにいる#4と#5にダウン・スクリーンを行う(図9)。このとき、#2と#3はV−カット(リプレイスメント)でボールを受けることが出来るかもしれないが、ダウン・スクリーンを行う方がよりディフェンスを困難にさせる動きである。このとき、オフェンスはディフェンスの動きから、ストレート・カット、タイト・カット、ポップ・バック、バック・カットの動きを決定する(ダウンスクリーン参照 )。
ダウン・スクリーンによって#1から#4へパスが行われれば、#3はダウン・スクリーンの後、そのままゴール・カットからボール・サイドにポスト・アップする。#1は#4へのパスの後、逆サイドの#3とダウン・スクリーンを行い、そのままフレックスに移行する(図10)。ダウン・スクリーンによって#1から#5へパスが行われたとき、#1と#3はそれぞれ逆サイドのプレイヤーに対してクロス・スクリーンを行い、フィギュア・エイト・プレイに移行する(図11)。
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| 図11 |
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| 図12 | 図13 |
#1が#2と#3にパスをすることが出来ない場合、#1が#2に対してシャロー・カットを行うことによって、そのままフレックスを行うことができる(図12)。#1と#2の間でのシャロー・カットに対して#3は#5のバック・スクリーンを利用してゴール・カットする。その後、#2と#5はダウン・スクリーンかバック・スクリーンを行い、そのままフレックスに移行する(図13)。
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| 図14 | 図15 |
#1がウィング・ポジションにドリブルで移動することによって、#3、#2、#4がローテーションを行い、ウィング・ポジションからフィギュア・エイト・プレイへ移行する(図14)。#1と#3のシャロー・カット・プレイから、#3へパスすることによって同じ配置でのプレイに移ることができ、そのままフレックスに移行する(図15)。フレックスに移行できなければ、カウンター・プレイをする。#1と#3のシャロー・カット・プレイから#3へパスできなければ、フィギュア・エイト・プレイに移行する。このとき、#3のディフェンスは強くディナイしているのでバック・スクリーンが非常に有効なプレイになる(図16)。
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| 図16 |
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| 図17 | 図18 |
#1が#2と#3にパスをすることが出来ない場合、#1は#3に対してドリブル・スクリーンを行う。このとき、#2は#4にダウン・スクリーンをセットするか、V−カット(リプレイスメント)を行い、ドリブル・スクリーン後に動きを合わせる。#1は#3に手渡しパスをした後、#3がガード・ポジションのプレイヤー(#2か#4)にパスしたのを確認してから、#5のバック・スクリーンを利用してゴールカットする(図17)。
#1が#2と#3にパスをすることが出来ない場合、#1は#2に対してドリブル・スクリーンを行う。このとき、#1から#2への手渡しパスに#1のディフェンスが反応(スイッチ・ディフェンス)すれば、#2はパスをせずにそのままドリブル・インする。#1はドリブル・インできなければ、アウトサイドに飛び出した#4にパスする。#1は#4にパスした後、逆サイドの#2に対してクロス・スクリーンを行う。ドリブル・スクリーンに合わせて#3と#5はダウン・スクリーンを行い、手渡しパスが行わなければ、#3はそのままゴールカットする(図18)。
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| 図19 |
ガード・ポジションのプレイヤーに対するドリブル・スクリーンで手渡しパスが行われれば、#1はパスした後そのまま#4に対してダウン・スクリーンを行う。#2がダウン・スクリーンを利用してカットしてくる#4に対してパスすれば、そのままフレックスに移行する。#2がダウン・スクリーンを利用してポップ・アウトする#5にパスをすれば、そのままフィギュア・エイト・プレイに移行する(図19)。