有事法制とはつまり、戦争が日本で起こったときに軍隊(自衛隊)が行動しやすくする法律と私は解釈しています。現行法下では、戦争が起こり敵が攻めてきたときでも軍隊の行動が制限されてしまいます。軍事作戦が思い通りに展開できません。
日本は憲法で戦争に参加しないことになっています。従って戦争が起きたときのことを考える必要はなかったのです。
有事法制が成立するとしましょう。次は9条の改憲論議になるでしょう。9条が直され、軍隊を持ち交戦することが合憲となると、俄然戦争をするという現実味を帯びてきます。そうなれば、自衛隊員は減るかもしれません。彼らのうちの多くは戦争をするつもりで自衛隊に入っていませんから。そうなると、自衛隊を維持するために徴兵制が行われるようになるでしょう。戦争が起こっても自分たちは戦場に行く必要ないなんて言ってられなくなります。これで日本は普通の軍隊を持った国になることができます(^^; この頃には日本もきっと核兵器を持っていることでしょう。
政府がやろうとしているのは、いつでも戦争のできる国。戦争に対応できる国づくりです。それを私たちが選択するのか、ということでしょう。有事法制はその入口なのです。
去年の今ごろも有事法制反対運動がされていましたが、今とは比べものにならないほどの盛り上がりでした。今回はマスコミも一般もかなり盛り上がりにかけています。
今回の有事法制は去年出してきたものを直していますが、基本的には同じです。まあ、目的が同じなので変わりようがないですがね(^^; なのに全く盛り上がりません。
去年に比べていったい何が変わったのか?それは世の中の雰囲気です。不景気なのは相変わらずでむしろ悪化していますが、それ以上に大きな影響を与えているのは北朝鮮の脅威です。
今や死語のようになりつつある平壌宣言が行われたのは昨年の9月のことでした。しかし、北朝鮮との関係はこれをきっかけにどんどん悪化していきました。今や国交断絶状態で戦争に突入してもおかしくない状況です。この北朝鮮の脅威はいったい誰がつくったものなのでしょう?
白装束集団でさえ”脅威”になってしまう今の日本。北朝鮮の脅威を取り除くのは相当に難しいことなのか....。
○有事法制
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/emergency_legislation/
23 MAY 2003 wrote